ONE PIECE  ~地球外生命体の転生者~   作:仮面ライダーハードエボル

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〝信念の象徴〟

side:ドラム城

 

 

「チェス・・・!!今朝からの俺様の献立を言ってみろ・・・」

 

 

「はっ!!・・・え〜〜〝大砲のバターソテー〟1門に〝生大砲〟1門、〝砲弾と火薬のサラダ〟に村で〝焼きハウス〟1軒分となっておりますが」

 

 

「いや何食ってんだよ、お前」=͟͟͞͞(꒪⌓꒪;)引。

 

 

「そう言ってられるのも今のうちだ・・・!!!」ニィッ

 

 

チェスが答えたワポルのありえない献立に流石のルフィもドン引きし、ワポルは笑みを浮かべながら能力を発動した。

 

 

食物はやがて血となり肉となる・・・!!!〝バクバク(ショック)〟!!!!『ワポルハウス』!!!」

 

 

「∑家!!?スゲーーーーっ!!!」

 

 

「∑スンゲェーーー!!!」

 

 

能力を発動したワポルの肉体が徐々に変化していき、両腕は大砲に、体全体は家のフォルムに変化していく。

 

ワポルはバクバクの実の雑食人間。その能力(ちから)は動物から無機物といったこの世のあらゆる物質を食す事ができ、その食べた物質の特性を肉体に反映する事が出来る。

 

その能力(ちから)でワポルは自分の肉体を家の形に、両腕を大砲に変える事で強力な力にする事が出来る。

 

それを見たルフィと初めて見た兄のムッシュールは驚きと興奮で声を上げた。

 

そんな様子を見たワポルは悦に浸りながら、自信が定めた憲法を語った。

 

 

「ドラム王国憲法第1条『王様の思い通りにならん奴は死ね』!!──これがこの国の全てだ!!!」

 

「なぜならこの国は俺の国で・・・この城は俺の城だからだ!!」

 

 

ワポルは自分で勝手に変えたと分かる身勝手で理不尽な憲法を語り、大砲に変えた右手をDr.ヒルルクの海賊旗に向けた。

 

 

「それをよりによって、あんなヘボ医者の旗なんぞかがげるんじゃねェよ!!!」

 

「城が腐っちまうぜ!!!」ドゥン!!!

 

 

ゴゥン!!!

 

 

「え!?」

 

 

「海賊旗・・・」

 

 

ワポルがDr.ヒルルクの形見である海賊旗をポールごと撃ち落とされ、爆煙の中に消えていく様をチョッパーは顔を蒼白させた。

 

一方で城の海賊旗に初めて気付いたルフィはその存在に不思議と思い、隣にいるチョッパーを見た。

 

 

「おいトナカイ、あの旗・・・」

 

 

「Dr.・・・」

 

 

「・・・・・・」

 

 

それを見たルフィは何も言わず、その場から消えた。

 

 

「まーっはっはっは!!ざまァねェな!!!」

 

 

一方で海賊旗を撃ち抜いたワポルは、愉快で堪らないといった様子で腹を抱えた。

 

そんなワポルにチョッパーは怒りの声を上げた。

 

 

「何してんだ、お前!!Dr.の髑髏に!!!」

 

 

「はァ?なんだそりゃ・・・・・・まははははは!!!」

 

 

そう言ってワポルは嗤った。ヒルルクのというヤブ医者を、ヒルルクという人間を、ヒルルクという信念を嗤い飛ばした。

 

ワポルにとって人の記憶は簡単に消せるもの。人は思い出す切っ掛けを奪えば、簡単に忘れる生き物。

 

何も催眠術といった技を使わなくても、人間は殺せる。()()()()()()()()

 

5年前、自分の手で殺し損ねた忌々しいヤブ医者のヒルルクを、ワポルはここで殺して見せた。

 

 

「おい、カバ口!!」

 

 

「ん!?」

 

 

自分を妙なあだ名で叫ぶ声に、ワポルはムッとなって声の主を探した。

 

その声の主──ルフィは城の上にいた。

 

 

「〝麦わら〟!?」

 

 

「お前・・・・・・この旗を撃った意味、分かってんだろうな?」

 

 

ルフィは1度は撃ち落とされた旗を持ち、ポールをもう一度塔の上に突き立てた。

 

Dr.ヒルルクの信念──〝髑髏の桜〟の海賊旗は、再びドラムの空に翻った。

 

 

「あいつ・・・」

 

 

チョッパーは撃ち落とされたDr.の形見を掲げた、患者を連れて来ただけの麦わらの海賊を仰いだ。

 

 

「その()()()()だと・・・・・・まっはっはっは!!知るか、流れ者のカバ海賊がァ!!!」

 

「そんなアホな海賊の飾りに、意味なんぞあるか!!」

 

 

「ならお前はとんだヘナチョコだな!!!」

 

 

カッチーン!!

「∑あァ!?海賊が王である俺様にふざけた事を言いやがって・・・!!!」

 

「貴様が一々立て直したその目障りな旗ごと──」ガツーン!

 

 

「お前なんかに・・・・・・」

 

 

「何度でもブチ折ってやるぞ、間抜けがァ!!!」ドゥン!!!

 

 

「お前なんかに折れるもんか!髑髏のマークは──」

 

 

「避けろ、お前ェ!!!」

 

 

「──〝信念〟の象徴なんだぞォ!!!!」

 

 

ドゴォォン!!!

 

 

「!!!」

 

 

「ルフィ!!!」

 

 

「直撃したよ・・・!!」

 

 

ルフィの叫びと同時にワポルの砲弾が直撃し、海賊旗ごと爆煙に包まれ、それを見たチョッパー達は悲痛の声を上げた。

 

 

「まっはっはっは!!吹き飛んだか、カバめ!!!まっはっはっはっは、ワポちゃんぺ!!!」

 

 

一方で目障りな海賊をヤブ医者の海賊旗ごと吹き飛ばしたワポルは大満足の笑みを浮かべ、その配下や兵士達にムッシュールも完全に死んだと確信して笑っていた。

 

しかし、次第に晴れていく爆煙からボロボロになりながらもDr.ヒルルクの信念──〝桜吹雪の海賊旗〟を確り掲げていた。

 

 

「むっ?」

 

 

「「∑なッ!!!?」」

 

 

「───っは・・・・・・∑ははァっ!!!??」

 

 

「ほらな・・・・・・折れねェ」

 

 

「馬鹿な・・・・・・!!!」

 

 

「イカれてやがる!!!」

 

 

「・・・・・・・・・」

 

 

Dr.ヒルルクの海賊旗(信念)を持って断言するルフィにチェスとクロマーリモは怯み、ワポルは満面の笑みから驚嘆の顔に、ムッシュールは静かにルフィを見据えた。

 

ムッシュールから見てもルフィが同じ能力者なのは分かり、今の砲撃を躱すのは簡単な事だった。

 

しかしルフィは避ける事をせず、海賊旗を守る為に敢えて砲撃を受けた。

 

 

「これが一体何処の誰の海賊旗かは知らねぇけどな・・・・・・」

 

「これは()()()()旗だから・・・冗談で立ってる訳じゃねェんだぞ!!!」ギロッ

 

 

「・・・・・・・・・」

 

 

「お前なんかが・・・へらへら笑ってへし折っていい旗じゃないんだぞ!!!!」ドン!!!

 

 

ドクンッ!!!

 

 

ドサッドサドサッドサ・・・・・・

 

 

ルフィの怒りの咆哮を真正面から受けたワポルやムッシュール、チェスとクロマーリモを除く全ての兵士達が泡を吹いて次々と倒れていった。

 

 

「ウオォォ・・・・・・!??」

 

 

「兵士達が全滅・・・・・・!!?」グラッ

 

 

「何を勝手に気絶しとんだ、カバ共ォ!!!(怒)」

 

 

「あの小僧・・・・・・!」

 

 

自分の軍隊が突然の全滅で困惑するワポル達と同じ様に、1度同じ現象を見てたサンジやDr.くれはも困惑していた。

 

 

「まただ・・・ローグタウンの時と同じ・・・・・・!!?」

 

 

「あの若造・・・〝覇王色(はおうしょく)〟を・・・・・・!!」

 

 

「?()()()・・・・・・?」

 

 

サンジはDr.くれはが呟いた〝覇王色〟という言葉を聞き、首を傾げ、彼女を見る。

 

しかし、周囲が慌てふためく中でチョッパーだけはルフィから目を離す事はなかった。

 

 

(これが海賊・・・・・・!!!)ゾクッ

 

 

チョッパーがこれまでに見てきた海賊は、圧倒的な力でドラム王国を滅ぼした〝黒ひげ海賊団〟の1つだけ。

 

そしてもう1つ。ワポルの攻撃で折られかけた海賊旗を庇い、ワポル達に叫びだけで器と格の違いを見せつけた〝麦わら帽子の男〟。

 

その男こそが、かつて大好きだったDr.ヒルルクの言っていた〝信念〟をその胸に抱く海賊だと心から理解した。

 

 

(すげェ・・・・・・!!!)

 

 

一方でルフィの怒りの咆哮でチェスとクロマーリモを除いた全ての兵士達が使えなくなったワポルはイラつきながら、残った2人に命令を出した。

 

 

「チェス!!クロマーリモ!!サッサと奴を始末しろ!!!」

 

 

「「はっ・・・ははァッ!!!」」

 

 

「まぁ待て、ワポル・・・」

 

 

「ん?」

 

 

ワポルの命令に待ったをかけたのはルフィの怒りの咆哮──〝覇王色〟を見てじっとしていたムッシュールだった。

 

 

「お前は先に城に入って()()をしてろ。俺は〝麦わら〟と遊んでくる・・・」シュンッ

 

 

ワポルにそう言ったムッシュールは一瞬でルフィが落ちかけた海賊旗を刺し直した塔に移動して攻撃した。

 

 

「〝スピンドリル〟!!!」

 

 

「!?」

 

 

突然の奇襲を避けるルフィを逃す事無く、ムッシュールは茸傘の頭から菌糸の弾丸を浴びせた。

 

 

「〝傘乱舞(シェードダンス)〟!!!」

 

ドシュシュシュシュッ!!!

 

 

「うわぁぁぁッ!!!」ドシャァン!!!

 

 

「∑〝麦わら帽子〟!!?」

 

 

ムッシュールの追撃で塔から叩き落とされたルフィを心配するチョッパーだが、当の本人は無傷で立ち上がった。

 

 

「俺は平気さ・・・()()だから」(*`∀´*)ニカッ

 

 

「ご・・・ゴム?」

 

 

「あぁ・・・要するに・・・・・・バケモノさ!」

 

 

「バケモノ・・・・・・?」

 

 

Dr.くれはに抑えられたサンジが自分の仲間を笑いながらバケモノと呼び、それを否定しないルフィを戸惑いながら見ていた。

 

しかしそんな隙をムッシュールは見逃さなかった。

 

 

「隙アリィッ!!!」

 

 

「危ないッ!!!」

 

 

「!!」

 

 

Dr.くれはの警告で攻撃を間一髪で避けたルフィはすぐに距離をとった。

 

 

「ムーッシュッシュッシュ!!よく避けたな!!!3500万は伊達じゃないってか!!!」

 

「だが!!避けてばかりじゃ俺には勝てんぞォ!!?」

 

 

「ニャロっ!!!」ダッ!!!

 

 

ムッシュールの挑発にルフィはイラッとしながらも駆け出して拳を繰り出し、対するムッシュールも自身の拳をぶつけた。

 

数秒ほど互いの拳をぶつけたその直後、2人の蹴りと拳の応酬が始まった。

 

しかし、互いの実力はムッシュールの方に軍配が上がっていた。

 

 

「オイオイ!!まさかこの程度か!?」ドゴッ!!

 

 

ググッ

「打撃なんざァ・・・効くかァ!!!」

 

 

「みたいだな」

 

「なら・・・これならどうだ!!!」バキィッ!!!

 

 

「!!?」

 

 

そう言ってムッシュールは拳を再びルフィの顔面に当てた。当たる寸前ルフィはゴムだからと絶対の自信で受け止めた。

 

しかし、結果は全くの逆だった。

 

 

「痛ッ・・・・・・テェ〜〜〜!!!!」

 

「何でだ!?俺ゴムなのにッ!!??」

 

 

実際に拳を受けた本人(ルフィ)は5mほど吹っ飛んだあと、殴られた顔を抑えながら狼狽えていた。

 

ムッシュールはそんなルフィの隙を逃す事なく、殴打と蹴撃の雨をルフィに浴びせた。

 

その打撃の雨はゴム人間のルフィに着実に傷を増やしていた。

 

それを見ていたサンジもルフィが打撃で傷を付け始めた事に驚きを隠せなかった。

 

 

「嘘だろ!?ルフィはゴム人間だぞ!?ゴム人間に打撃が通じる訳が・・・・・・」

 

 

「ムッシュールの奴、〝()()〟を使えるみたいだね・・・」

 

 

「〝()()〟!?何か知ってんのか、婆さん!!?」

 

 

メキッ!!!

 

 

「〝覇気〟ってのは人間なら誰でも持っている秘められた力の事さ・・・但し、大半の人間は〝覇気(それ)〟を使う事無く一生を終えるけどね」

 

 

「・・・・・・・・・・・・!!!」チーーン

 

 

「ドクトリーヌ、そいつ聞こえてねェ」(⚭-⚭ს)

 

 

サンジの婆さん呼びを聞いて一瞬で〆たDr.くれはは再び〝覇気〟の説明に入った。

 

 

「〝覇気〟を使える利点は相手の動きが読めたり《声》が聞こえたり、能力者に攻撃を当てる事が出来る事だよ」

 

 

「《声》って・・・・・・」

 

 

Dr.くれはの説明を聞いたサンジは自分が見て、仲間達に聞いていたマカハゼの開花した妙な力を思い出していた。

 

クジラのラブーンの《声》を聞いたり、賞金稼ぎ達の位置を把握したり、追っ手のエージェントの攻撃を少しもカスリもせずに避けれる事が出来た。

 

 

マカハゼ(あいつ)の妙な力はその〝覇気〟ってやつなのか・・・)

 

「じゃあルフィに打撃が効いてるのも・・・!」

 

 

「あぁ、〝覇気〟の一種だよ。それを使えばああやって能力者に有効打を与える事が出来るんだよ」

 

 

そう言ってDr.くれははルフィとムッシュールの戦いに目を向けた。

 

〝覇気〟を使うムッシュールにルフィは苦戦を強いられ、思うように攻撃が出来ないでいた。

 

 

「そして基本的な〝覇気〟とは違うもう1つの〝覇気〟・・・〝覇王色(はおうしょく)の覇気〟があってね。それを持つ人間は数百万人に1人しか居ない王の素質だ」

 

「それを受けた者はまるで王にひれ伏す様に気絶しちまうのが特徴でね・・・ちょうどワポルの兵士達がああなっているのがそれさね」

 

 

「〝覇王色の覇気〟・・・・・・」

 

 

Dr.くれはの説明を聞いたサンジは今目の前で戦っている〝王の素質〟を持つ自身の船長ルフィとゴム人間(ルフィ)に傷を与える事が出来るムッシュールを凝視していた。

 

その2人は未だに目の前で戦闘を繰り広げていた。

 

 

「〝大増殖(ロット・ステイフィン)〟!!!」

 

 

ドガガガガガッ!!!

 

 

「クッ・・・!〝ゴムゴムの銃乱打(ガトリング)〟!!!」

 

 

ムッシュールは菌糸を使って分身を生み出し、ルフィタコ殴りにした。しかしルフィは殴られながらも拳の連打を浴びせ、分身を一掃して本体に襲いかかった。

 

しかしその本体と思っていた人型も菌糸の分身だった。

 

 

「〝ゴムゴムの銃弾(ブレット)〟!!!」

 

 

バフンッ!!!

 

 

「残念!!〝スピンドリル〟!!!」ドシュッ!!!

 

 

「∑うわぁッ!!!」

 

 

背後からの奇襲で10m以上も転ばされたルフィは直ぐに立ち上がろうとする。

 

 

「クソ・・・何であいつの攻撃が痛ェんだ!?俺ゴムなのに!!?」

 

 

「ムッシュッシュッシュ!!〝覇王色〟を持っている事に驚きはしたが、目覚め始めたばかりの力など恐れる事は無い!!走菌糸(ラン・ハイファー)!!!」

 

ボファァンッ!!!

 

 

「うわぁぁぁッ!!!」ガチィン!!!

 

 

「「うおっしゃァァァッ!!!」」

 

 

ルフィがムッシュールの特製茸に閉じ込められたのを見たチェスとクロマーリモはチャンスとみて襲いかかった。

 

しかし、その軽率な判断が自分達の命を落とす結果に変わった。

 

 

「〝雪胞子(スノウ・スポール)〟!!!」

 

 

「「え?」」

 

 

ズオォォォォッ!!!

 

 

自身の体から紫色の胞子を放出したムッシュールは拘束したルフィとその範囲に入った2人に向けて浴びせた。

 

その胞子を浴びたチェスとクロマーリモは喉を押さえて苦しみながら膝をつき、倒れた。

 

そんな2人にムッシュールは驚きながらも冷めた目で吐き捨てた。

 

 

「馬鹿共が・・・俺の()()()を自分から当たりに来やがって・・・」

 

 

「∑毒胞子!!?」

 

 

「嘘だろ・・・!!ルフィ〜〜〜!!!」

 

 

拘束されたまま毒胞子を浴びてしまったルフィに叫ぶサンジ。しかしルフィはサンジの叫びに反応すること無くグッたりとしていた。

 

 

「ムッシュッシュッシュ!!お前が俺様と戦うにはまだ時期が早かったな・・・・・・ん?」

 

 

「ウオォォォォッ!!!」

 

 

「チョッパーーッ!!!」

 

 

「ムーーッシュッシュッシュッシュ!!!」

 

 

ルフィがやられたのを見たチョッパは人型となり、ムッシュールに挑みに向かった。

 

ムッシュールはそんなチョッパーを嘲笑いながら迎え撃つ構えをとった。

 

 

 

 

 


 

side:城内

 

 

「全く、バカ兄貴め・・・!!」

 

 

一方でムッシュールに砲撃の準備を頼まれたワポルは全員が兄ムッシュールと〝麦わら〟の戦闘に集中している隙にドラム城に侵入していた。

 

 

「〝胞子爆弾(フェイタルボム)〟を撃ち込めば1発でケリがつくッてのに・・・・・・!!」

 

 

ワポルは〝麦わら〟と戦いを楽しんでいる兄ムッシュールにブツブツと文句を吐き捨てながら、特性の大砲へ繋がる階段へ進んでいた。

 

すると2階の扉の一つが開き、見覚えのない2人の女が出て来た。

 

 

「うるさいわね・・・何の騒ぎかしら?」

 

 

「出ちゃダメよナミ!貴女はまだ安静にしてなきゃダメなんだから!!」

 

 

部屋から出てきたのは安静にしているはずのナミと回復して看病に回っていたハニークイーンの2人だった。

 

外の騒ぎが気になったナミが確認しようとし、ハニークイーンはそれを止めようとした所を目撃したワポルは2人が〝麦わらの一味〟だと察した。

 

 

「おい貴様らァ!!」

 

 

「「ん?」」

 

 

「この国の国王である俺様の城を無断で使用するとは・・・さては〝麦わらのルフィ〟の部下だな!!?」

 

 

「ううん全っ然、違うわよ?何の事だかさっぱり分からない!!ね、ハニークイーン」

 

 

「そうそう!!私達はただの患者ですよ!!」

 

 

((あれは間違いなく悪党の顔!!!))

 

 

ワポルの悪人面を見た2人は即座に否定して必死に誤魔化した。

 

 

「何っ?そうなのか?」

 

 

「そうそう!私は旅人の航海士よ!!」

 

 

「私は彼女の旅仲間よ!!」

 

 

「そりゃ悪かったな、じゃ!」ꉂ(ˊᗜˋ*)ヶラヶラ

 

 

「「バイバイ」」

 

 

サヨナラを言ってやり過ごそうとしたナミとハニークイーン。しかしワポルは無言で柱をよじ登って2階へと上がってきた。

 

 

「嘘つけェッ!!!」( ๑º言º)

 

 

「「イヤァァァァッ!!!」」

 

 

ワポルに怒涛の勢いでナミとハニークイーンを追い掛けた事で、城内の鬼ごっこが始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

〜END〜

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