ONE PIECE ~地球外生命体の転生者~ 作:仮面ライダーハードエボル
side:城の門前
「たくよォ・・・大した実力もない癖にかかって来やがって・・・・・・」
ルフィを毒胞子で封殺したムッシュールは自信に向かって来たチョッパーをブチのめし、圧勝した。
「それににしても・・・何なんだ、この生き物は?」
初めて見る生き物であるチョッパーをやっと起き始めた兵士達に聞いた。
「5、6年ほど前にこの国を騒がせた化け物です・・・・・・」
「ほぅ・・・・・・化け物ねェ?おかしな生き物がいたもんだ・・・俺も似た様なもんだからなァ・・・同情するぜ!親からも疎まれ、1人孤独で哀れな人生を送って来たんだろう・・・」
そう言ってムッシュールはチョッパーに同情の言葉をかけつつ、軽蔑の目を向けた。
その直後、倒れていたチョッパーがゆっくりと立ち上がり、血に染った雪を握り締めた。
「ううっ・・・・・・」
「オイオイ、まだやるつもりか・・・?たった1人で・・・何が出来るってんだ、オイ・・・」
未だに立ち上がるチョッパーにムッシュールは呆れた様に吐き捨てる。
そんなムッシュールをチョッパーは満身創痍で弱りつつ睨みつける。
「ドクターの旗に誓い・・・俺は医者として・・・この国を救う!仲間なんかいなくったって・・・俺は「仲間ならいるさ・・・」!!?」
チョッパーがそう言い切る前に力強い声が上がった。声の主はムッシュールの〝
「お前・・・・・・」
ムッシュールの毒胞子で虫の息になりながらもチョッパーと共に戦う覚悟を見せるルフィ。
化け物と呼ばれ、人間とは違う存在である自分を仲間だと言い張るこの男。
チョッパーはそんなルフィを見て、心の何処かである種の感動に振るえていた。
「ムッシュッシュッシュッシュ・・・・・・俺の毒胞子をくらってまだ生きてられるとは・・・流石は〝覇王色〟の保持者。だが俺の毒胞子は見せかけじゃねェ・・・立っているだけで精一杯のハズ」
「・・・・・・・・・」
キノコの檻を破ったものの、ルフィの顔は青ざめ、みるみる精気を失っていく。
それでもルフィの目は戦意が消えず、心も折れていなかった。それを察したムッシュールはルフィを完全に消し去ると心に決め、構えをとった。
「仕方ない・・・そのしぶとさに敬意を表し、とどめを刺してやる!」
「やめろォ・・・!!」
「くたばれェ!」
「〝
「∑アッッツウゥゥゥッ!!!?」
ルフィに攻撃をしようとしたムッシュールは完全に死角の後ろからの奇襲で火達磨になり、雪の上を転がり回っていた。
一部始終を見ていたサンジが火種が飛んできた方向を見たら、そこにはパチンコを構えたウソップとビビ達がいた。
「∑ウオォォっ!!!ビビちゅわぁぁん!!ミキータちゅわぁぁん!!」
「「「∑イヤ俺達を無視すなァ!!!」」」
そんなやり取りに反応しなかったマカハゼは解毒剤を持ってルフィの元へ、ドルトンは兵士達の元へかけて行った。
「ルフィ!解毒剤だ、飲め!!」
「∑ウゴゴゴッ!!?」ゴクンッ!
マカハゼはルフィの口を無理矢理こじ開けて解毒剤を飲み込ませた。
一方でワポルの兵士達は突然現れた海賊達に銃の標準を向けたが、ドルトンが立ち塞がった。
「待てェ!!!」
「ドルトン!!」
「ドルトンさん・・・!?」
「まだ分からないのか、お前達!!この国にとって今一体何をすべきなのかを!!!嘗てこの国を思い、此処で1人死んだ男がいた!!お前達もそれを見ただろ!!?」
「「「・・・・・・・・・」」」
「力で捻じ伏せられる時代はもう終わった!!ワポル達はこの国にいてはいけないのだ!!!」
「「「・・・・・・・・・」」」
ドルトンの心からの叫びを聞き、かつて自分達の前で死んだヤブ医者の優しさと覚悟を思い出し、兵士達は持っていた武器を投げ捨てた。
しかしそこで火達磨になっていたムッシュールが火を消して立ち上がった。
「クソっ!!雪のおかげで助かったぜ・・・このカバ野郎共がァ!!!」
「んんッ!!?」
「さァ・・・続きをやろうぜ・・・・・・!!」
マカハゼから解毒剤を飲ませて貰ったルフィは仮面ライダークローズに変身し、ムッシュールの前に立ち上がった。
そしてビルドドライバーを回し、強力な一撃を浴びせた。
「∑ホグゴォッ!!?」
「クソっ・・・何なんだ、今のは・・・!!」
吹き飛ばされたムッシュールは何が起こったのか訳が分からず、姿を変えた
まるで男心を揺さぶる様な姿に変身した
ムッシュールは知らないが仮面ライダーになった事で唯でさえ常人離れしたルフィの力が上昇され、パンチ力やキック力は軽く50tを超えていた。
それに仮面ライダーとゴムゴムの実が加わった必殺技は更なる威力が発揮し、ムッシュール程度の〝覇気〟では防ぎきれない。
ルフィは勿論、ムッシュールもそんな事は分かっていない。ただ倒したと思った相手が更なる力を持って復活した。
そんな理不尽な〝強さ〟が現実として、自分を倒す敵として立ちはだかった。
「〝
「∑何ィッ!!?」( Д ) ⊙ ⊙ナニィ!
ムッシュールが放った無数の弾丸は
しかし、蹴散らして着地した
「うおっ!?」
「そうとも!!まだ毒が残っているハズ!!!」
そう言ってムッシュールは拳を向けて飛び掛り、対する
そこからは正に拳と蹴りの激しい応酬だった。
ワポルと同じくらい強く、恐ろしいムッシュールと互角にやり合っている海賊。それを見ていた兵士達も次第に
「や・・・やっちまえェ、〝麦わら〟ァ!!」
「ムッシュールをぶっ倒せェ!!!」
「「キャアアアアアアッ!!!」」
「∑悲鳴ッ!?」
「∑ナミさん!!ハニー《ゴキッ!》∑ぢゃあぁッ!!?」
「城の中から・・・しまった!!ワポルがいない!!!」
城内から2人の悲鳴が聞こえた事でワポルがいない事に気づいたチョッパーは急いで城内へ入り、ウソップ達も後に続いた。
城内の吹き抜けのホールの2階の廊下にいたナミとハニークイーンを見つけ、ウソップ達はほっとした。
「おーーい!!ナミ〜〜!!ハニークイーン!!」
「あ、みんなァ〜〜!!」
「良かった!治ったのね!!」
ナミが元気よく声を掛ける姿を見て、ビビとミキータは少し安堵し、チョッパーはワポルを見なかったかを聞いた。
「なぁオイ!!ワポルが何処に行ったか知らないか!?」
「ワポル・・・あぁ!さっきの変な奴!!」
「それなら上階の方へ行ったわ。大砲が何とかって・・・」
「大砲・・・一体何を始めようってんだ?」
「大砲・・・まさか!!」
半年間この城に住んでいたDr.くれはとチョッパーは大砲に心当たりがあるのか、少し青ざめていた。
side:
ワポルを追って城内へ向かったチョッパー達をよそに、
〝覇気〟を使うムッシュールに苦戦しつつ、変身した
(クソ!!何なんだ、コイツは!?)
ムッシュールは姿を変えて自分とやり合っている目の前の
ドラム王国を追放されて20年間、ムッシュールは自信が弱る火の国で生き続け、〝覇気〟を使える様になるまでになった。
弟のワポルが迎えに来て、故郷に戻る道中で遭遇した海賊を簡単に潰せた。
なのに目の前の男は1度自分の毒で死にかけたのに、鎧の様な姿に変えて自分とやり合っている。
「オゥラァァッ!!!」ボゴォン!!
「∑ガァァッ!?」
「・・・・・・・・・・・・!!!」
「∑あっ兄貴!?」
その塔の最上階にはムッシュールの胞子爆弾を発射する為の大砲の準備をしていたワポルがいた。
「嘘だろ、兄貴がヤられちまった!!?もう大砲の準備が出来てんのに・・・・・・!!」ニヤァ
ムッシュールが負けた事で慌て始めたワポル。しかし大砲とムッシュールを交互に見て何かを思いつき、邪悪な笑みを浮かべた。
side:チョッパー
「あの部屋だ!!」
チョッパー達がワポルを追って塔の最上階に辿り着いた時、待っていたのは高笑いする未曾有の敵だった。
「「見よ!これぞ三位一体の究極合体!!」」
「「ムッシュール・ワポル
「だと思った!!」
チョッパー達の目の前にいたのはワポルの能力で大砲と実の兄であるムッシュールを喰らい、人間兵器と化したワポルの姿だった。
「オイオイ、実の兄貴を食っちまったってのか!?」
「「その通り!!コレで20年前と同様・・・いや、それ以上の威力を持った〝
「バカなマネはよさないかい!!そんな事をすればどうなるか・・・!!」
「「そう!全国民を殺し、浄化するのさ!!!」」
「何ですって・・・!?」
「「国民の選別なんてまどろっこしい真似はやめだ!!この国が俺の物であればいいんだ!!!」」
自分が王である為に全ての国民を殺す───あまりにも身勝手で子供の様な癇癪を平然と言い放つワポルに誰もが空いた口が塞がらなかった。
「ふざけるんじゃないわよ・・・!!」
そんな中、ビビが前に出ながら静かに呟いた。
「全ては自分が王である為・・・その為なら国民を殺しても良い・・・?そんなの王のする事じゃない・・・!!!」
「「あぁん?」」
「あんたの様な人間のクズは、王になる資格なんて最初っからないわよ!!!!」
「ビビ・・・」
治める国は違えど、同じ王族の人間として、ワポルの最悪な行為にビビは我慢の限界だった。
一方でビビの怒りに気圧されながらも、ワポルは逆ギレを起こし、ビビを始末しようとした。
「「ならばお前から先に消してやるわァ!!!」」
「させるかァ!!〝ランブル〟!!」カリッ
「〝
丸薬を食べたチョッパーが人型の姿でワポルの腕を掴み、起動をずらした。
「〝
そして本来の姿である獣型に変わり、ワポルの周りを駆け回る事で翻弄する。
「〝
「「は!?」」
そしてチョッパーはワポルが見た事の無い姿になった事に虚をつかれ、チョッパーを完全に見失ってしまった。
本来
しかしチョッパーはDr.くれはの元で医術を学び、独自の研究を進めた事で4つの変形点をみつけ、7段変形を編み出す事に成功した。
「〝
「「なっ・・・」」
「〝刻蹄・
「「ホガァァッ!!!」」
桜のように割れた蹄の強力な一撃を貰ったワポルは天井高く打ち上げられ、そのまま屋根を突破った。
その一撃はワポルの意識を刈り取ったものの、カチリという不気味な音が響き、轟音が鳴り響いた。
「あれがそうか・・・」
しかしそれを城の屋根から確認していたマカハゼが〝消防車フルボトル〟を挿した〝ボトルガントレット〟を構え、〝マルチデリュージュガン〟を展開した。
「汚物は消毒じゃァーーッ!!」
そう言ってマカハゼは可燃性の液体を飛んできた〝
「やった!」
「よぅし!!俺様の指示通りだ!!」
「∑えぇぇッ!!」
「「「「嘘つけ」」」」
塔の窓から見ていたチョッパーが感性を挙げ、それをウソップが自分の手柄だと嘘をつき、サンジ達にツッコまれる。
「「う・・・・・・うぅン・・・・・・ヒィッ!!?」」
暫く気を失っていたワポルが目にしてのは自分が撃ち消そうとしたDr.ヒルルクの髑髏のマークだった。
それを見たワポルは逃げようと身じろぐが屋根に完全にハマったせいで動く事は出来ない。そこへ
「何の覚悟も無い奴が・・・」
「「∑むっ〝麦わら〟!?」」
「人の髑髏に手ェ出すな!!」
「「ままま、待て!!ドラム王国は世界政府の加盟国だ!!これは世界的な大犯罪・・・・・・!!」」
「「おい、ちょっと待て!!お前に地位をやろう!勲章もやろう!!」」
青い龍のエネルギーを纏った
しかしワポルは理解していなかった。海で遊ぶ事をは知っていても、海で生きる事を知らない者は王であろうと、神であろうと、偉くなかろうと、そんな事は海賊に関係ない。
これは
「「じゃあ福王様の座ァァァァァァァァァァッ!!!」」<(.;゚;:Д:;゚;.)>
龍の閃光が憐れな王を吹き飛ばす。ワポルの姿はたちまち吹き飛び、遥か彼方、雪塵よりも小さくなって見えなくなる。
ドラム王国は、この時、遂に崩れ落ちた。
「ドクトリーヌ・・・ドラム王国が・・・・・・」
「ヒッヒッヒ・・・・・・この国は、髑髏の旗に敗れたのさ・・・」