生ける王女のためのパヴァーヌ   作:天馬要

1 / 2
#1「死せる王女のためのパヴァーヌ」

 極東の島国ジャポンは、領土全体が島であり、地続きの国境は存在しない。東西に伸びる本州と南北に大小様々な離島が存在している。その地理的条件下で形成された独自の文化は、世界的に見ても歴史的背景・閉鎖的な環境を擁する国である。

 その中でも、海峡によって列島と分断された北に位置する比較的大きな島は、飛行船か船かまたは海底トンネルでしか行き来できない。

 

 1982年 7月27日 木曜日

 神辺小瑠璃(かんべこるり)は、鮮やかな瑠璃色の夏鳥に因んだ命名をもらい、神辺家の長女として、この世に生を受けた。

 

 県庁所在地にして、首位都市(プライメイトシティ)サツポロ市

 高いビルが建ち並ぶ大都市の中央部に、ポツンと存在する小さな探偵事務所。その一室で、紙吹雪が派手に舞う。20代後半らしき男性は、ばら撒いてしまった書類を慌てて搔き集めた。

 

「大丈夫?」

 

 奥の部屋から、幼児を抱っこした女性が顏を覗かせる。

 

「ああ、ちょっと考え事をしてたから……注意散漫になってたよ」

 

 苦笑いをしながらクルリと右手を捻ると、こぶし大の竜巻が発生し、落としたファイルと書類を器用に拾い上げ、瞬く間に本棚に収納させた。

 

「……それ、埃も舞い上がらせるんだから、やめてって言ったわよね?」

「あ……」

 

 妻からのお小言に、返す言葉を失くす。

 タイミングよく小瑠璃がくしゃみをしたものだから、さらに居たたまれない。

 

「もう。しょうがないパパなんですから。ね、コルリ」

「しょうがないねぇ」

 

 愛する妻と2歳になったばかりの娘から追い打ちをされ、頭を掻いて誤魔化し笑いを浮かべる。

 絵に描いたような家庭円満の光景。親子3人、慎ましくも満ち足りた生活を送っていた。

 しかし、そんな家族団欒を壊そうとする悪意に染まった魔の手が迫る。

 

 ♢♦♢♦♢

 

 小瑠璃がベビーベッドで寝息を立て始めた頃、雪加(せっか)はリビングに戻って思案顔の夫に問いかけた。

 

「ジェイ。貴方、このところずっと悩んでるみたいだけど……一体どうしたの?」

 

 月9のオープニングがテレビから流れ出す。ジェイが漂わせている重苦しい雰囲気は、ポップなメロディーとは正反対だった。

 

「……近々、引っ越すことになるかもしれない。最悪、夜逃げだ」

 

 思いがけない夫の言葉に、雪加は息をのんだ。

 

「……狙われているのね、私たち」

 

 こくり。首を縦に振って肯定を示す。

 

「……ハンターをやっていると、自然と情報通になるものさ。どうやら、昔やんちゃしたのが、今になって響いてきたみたいだ」

 

 すまない、とジェイは謝罪の意を述べた。

 

「セッカさんやコルリを巻き込んでしまって」

「今更でしょう? そんなの。私はハンターでこそないけれど、あなたの伴侶よ。地獄へだって着いていくわ」

 

 凛として言い切った雪加に、ジェイは涙ぐんでしまった。自分には勿体無いくらいの女房だと。

 

「……ありがとう」

「それで? いつここを発つ? なんなら今すぐでも構わないわよ」

「行き先を訊かないのかい?」

「あなたが行くところならどこへでも」

 

 ジェイは笑みをこぼしながら、引っ越し先を口にしようとする。

 

「それは──」

 

 刹那、寝室の窓に垂れ下がる分厚い遮光カーテンが不自然に膨らんだ。もちろん、窓なんて開けていない。背中に氷柱を突っ込まれたような心地がした。

 

「っ! コルリ──ッ!」

 

 ビシャ。壁に赤い血筋が掛かった。

 わずか6畳の寝室に2枚の布団とベビーベッドを並べて「なんだか可笑しな川の字だね」と夫婦で笑い合った思い出がジェイの脳裏を過ぎり、手の届かない過去へと去っていった。

 

「いやあああああああ!」

 

 絶叫した雪加が半狂乱になって寝室へと駆け出す。そこに襲撃者が待ち構えているにも関わらず。なんて愚行。しかしながら、彼女は愛する我が子を置いて逃げる親ではなかったのだ。

 

(すみません、セッカさん!)

 

 雪加の心情を理解しながらも、一ツ星(シングル)ハンターがそれを阻止した。瞬時に風の太刀を抜き放つ。綺麗な縦回転をしながら、風の刃は液晶画面・ビデオデッキ・テレビ台を真っ二つに斬り裂いた。

 

 鎌鼬が進路を横切った拍子に、雪加は立ち止まり正気を取り戻す。ジェイはそれを内心でほっとし、暗闇の向こうから近づいてくる襲撃者を睨みつけた。相手もまた、青く冷たい瞳で照準を定めるように視線を向ける。

 

(コルリ……!)

 

 血の匂いにむせ返りそうになる。愛娘の亡骸は、未だベビーベッドの上。だが、ジェイには秘策があった。

 

(まだ……まだ蘇生が可能な範囲だ)

 

 大量出血なら、死亡までには僅かに猶予がある。

 術を施せば、命を繋ぎとめられる。

 ──だがそのためには、まずこの怨敵を撃退しなければなるまい!

 

 リビングの電灯に照らし出されたのは、古代の剣闘士(グラディエーター)を思わせる屈強そうな大男であった。

 胸部から二の腕にかけての筋肉の盛り上がりは、丸太のように太くはち切れんばかり。大腿部は大地にそびえ立つ一枚岩(モノリス)を思わせる。極限まで鍛え上げられた筋肉は、全身に鋼鉄の鎧を装備させていた。

 そしてなにより、纏うオーラが洗練されている。

 覚悟はしていたつもりだったが、これほどの大物が襲来するとは思わなかった。

 

「……貴方が来るとは思いませんでした、シルバさん」

 

 威圧感に押されてか、一歩後退するジェイ。

 

「妻とは同郷のよしみだそうだな。──許せ」

 

 右手を前方に突き出し、縦に風の刃を放つ。最後まで戦うという姿勢を示したのだ。

 

(愚かな)

 

 身体を傾けて、これを難なく回避。

 

「許せ……? それは、こっちの台詞ですよ」

 

 ──ザシュッ! 

 

 シルバの腹部が裂け、鮮血が舞う。同時に、全身に火がついたような熱を知覚した。

 

(斬られた……!?)

 

 何故。その答えは──

 先程、雪加を足止めさせた鎌鼬が楕円を描いて天井の隅まで飛んだ後、ブーメランのように進行方向を切り替えて背後から横一線に掻っ捌いたのだ。

 普段ならば、この程度の小細工の不意打ちなんぞ食らう人物ではない。だが、そもそも風とは目に見える形を取るものではない。紙一枚にも満たない極薄の刃は大気を振るわさない。故に無音にして不可視化された斬撃だった。

 

「正しく『神風(カミカゼ)』か……二つ名に恥じぬ強さだ」

 

 有効打には届かないものの、オープニングヒットを制したジェイに、シルバは素直に称賛の言葉を述べる。

 直後、次は自分の手番だと言わんばかりにオーラを両手に収束させた。五指を真っ直ぐ伸ばして手刀を形作る。人差し指から小指までを使用した四本貫手が、ジェイの鳩尾に迫る。

 シルバが前傾姿勢になって駆け出したところを、彼は見逃さなかった。

 

 足元に竜巻を発生させ、シルバを床から引っこ抜く。

 しかし暗殺者は冷静だった。

 それがどうしたという台詞の代わりに、特大の念弾を射出してジェイを押し潰さんとする。

 有効打どころか決定打になり得る攻撃。早くも首を取りにきたシルバに、ジェイは防御に回らざるを得なくなる。大質量の念弾に対して、風圧の壁を重ねて形成。

 

 しかしその判断は、悪手と言えよう。

 シルバは質量を変化させる戦闘スタイルを有している。なら、ここは護りではなく、回避に転じるべきだったのだ。

 隕石が墜落してくるような衝撃を一身に受け、顔が歪む。

 背後にあった窓ガラスと曇りガラス戸の食器棚が破損し、床に散らばる。

 

「~~~ッ!!」

 

 判断ミスを犯したジェイは、両足を踏ん張って耐える。だけどそれも、すぐに限界が訪れた。

 床に蜘蛛の巣状に皹が入り、亀裂が生じる。片膝をつき、倒れる寸前──彼の視界の端で、奇跡の誕生を目の当たりにした。

 寝室に、太陽にも匹敵する強い光が出現したのだ。

 その光源の正体は、ベビーベッドの上に浮かんでいる一糸も纏わない少女。

 生まれたままの姿は、可視化できるほどに高まり、光を帯びた生命エネルギーに包まれている。否、発しているのは光だけではなかった。

 

「熱ッ!」

 

 オーラの上からでも産毛を焦がす程の熱量がシルバとジェイを照らす。

 異常事態と判断し撤退を試みたシルバだったが、足が床に縫い付けられたように動かない。びくともしない。

 割れて散らばった硝子の破片が熱で融解し、シルバの足を捕らえていたのだ。

 

「──!」

 

 絶体絶命。強まっていく光は、遂に超新星爆発の如く、爆ぜた! 

 それは、非戦闘系の念能力者である雪加を筆頭に、シルバとジェイの意識を根こそぎ刈り取った。

 探偵事務所の2階部分の居住スペースは、衝撃波で壁も屋根も調度品も悉く吹き飛ばされ、全壊。

 道路に転がった蓄音器に上手いことスイッチが入ったらしく、ラヴェルの名盤「亡き王女のためのパヴァーヌ」が流れ出す。

 優雅なクラシックが奏でられる中──

 

 光を纏いし少女は、ここがある創作物の世界だということを思い出した。

 作者は冨樫義博。週刊少年ジャンプという漫画雑誌に掲載されている人気作品。その名も『HUNTER×HUNTER』──

 何故、この世界に転生してきたのかは不明だが、いま自分が為すべきことは理解していた。

 両親を護る。シルバ=ゾルディックを撃退する。

 

「だから貴方を呼んだ。そして来てくれた。──ありがとう、シャルル」

「こちらこそ。私を覚えていてくださったなんて……感謝の言葉もございません」

 

 男性特有の低音ながら男性声優顔負けの美声が応える。

 目の前には、『魔法の杖』としか形容し難いステッキが浮いていた。

 ハートを模した赤い宝石を鳥かごのように囲い込むは、薄い黄金色の湾曲したプレート。筒状の接合部から4本ずつ放射状に並び、杖の頭部を飾る。

 柄は黒く塗装され、柄頭は菱形の形で装飾されている。

 

 神器(じんぎ)魔杖(まじょう)シャルル】

 それは、あらゆるものを破壊する力を秘めたメイス。

 神の力を宿したこの武器は、使い手に飛行能力と一振りで千の兵をなぎ倒すパワーを授け、元々備わっている対話機能を用いて知恵と戦術を提供。さらに、無制限に炎と毒を放出するのだ。

 

 文句なしの戦闘力を手に入れた訳だが──

 このままでは戦えない。何せ急成長したこの肉体にフィットする衣服がないからだ。

 

「というわけで今回は、誠に勝手ながらこちらでデザインした戦闘服(コンバット・ドレス)を装備させて頂きました」

「おぉ~」

 

 神器が持つ基本性能の一つ。使用者に防護服を装備させて、防御力アップを図る仕様になっている。そのため、今の小瑠璃は魔法少女じみた衣装を着用している。

 白を基調とし、部分的にピンクや茶色を取り入れてクラシカルな雰囲気に仕上げられていた。

 膝丈のスカートはアンダースカートによって裾をふんわりと広げ、日焼けを知らぬ素肌は白のニーソックスと茶色のアンクルストラップシューズが足元を飾る。

 クロスホルターネックのトップスは華奢な肩を露出。鈴蘭の花弁状のアームカバーが両腕に通され、相対領域を演出。

 

「kawaii!」

 

 今日日、世界共通語となったジャポン語を口にし、手放しで彼のセンスを褒めちぎる。

 

「さっすがシャルル! いやー、オールヌードじゃ流石に放送事故だろって心配してたんだよね」

 

 彼女の視界の隅で、一時はブラックアウトさせられたシルバが覚醒とともに起き上がった。巻き起こされた爆風でガラス製の足枷も砕けている。

 対して、雪加とジェイは未だにのびていた。

 

「お前は……何者だ?」

「あなたがさっき殺した、幼児ですよ」

 

 シルバ=ゾルディックが侵入と同時に殺害したのは、一人娘の小瑠璃だ。

 

「……死後に強まる念か」

大当たり(ジャックポット)!」

 

 ──小瑠璃には、父親譲りにしてファンタジー職業でお馴染みの「召喚士」の才能があった。

 

 死亡後、運命に背中を押された才能が開花する。

 小瑠璃は自分の魂を媒介にして、見事に異世界から神器を召喚させることに成功したのだ。

 その結果、こうして蘇生と一時的な急成長を遂げたというわけである。

 力が漲っているのを確認していると……

 雲間から差し込む月の光がスポットライトとなって少女に降り注いだ。白いはずの月光に、淡い色を感じて月を見上げる。

 

「……ああ」

 

 少女の口から、溜息にも似た感嘆の声が漏れる。

 

 月が青い。

 

 闇夜に浮かぶのは、宝玉にも等しい神秘的な輝きを放っていた。

 月が青く見えるのは、大気に浮遊している塵が影響しているという。

 紅い月は偶に見えるが、蒼い月は珍しい。

 ブルームーン。まるで神の降臨を祝福しているようじゃないか。

 

 小瑠璃は招かれざる客に向き直ると、スカートの裾をつまんで持ち上げつつ、左足を内側に斜め後ろへ引き右足を軽く曲げて挨拶をした。優雅さや上品さを感じさせる「カーテシー」と呼ばれるお辞儀だ。レディーの基本である笑顔も忘れない。

 おおよそ、自らの首を取りに来た相手にする仕草ではない。

 これにはシルバも当惑の眉をひそめる。

 

「今宵は遠路はるばるようこそいらっしゃいました。ここからは、父に代わりまして私がお相手いたします。

 ──さあ、この蒼き月の下で名勝負(パヴァーヌ)を」

 

 手のひらを差し出す代わりに、メイスを突き出す。

 

(……この娘は、自分が何を言っているのか分かっているのか?)

 

 まるで、自分たちがダンスパーティーの会場にいて、たまたま視界に入った相手をダンスに誘うような。そんなお気楽さがあった。

 元より、異常事態が起こった時から任務の中断を決めて撤退を試みていた身。ならば、応手はひとつ。

 瞬間、巨体が瓦礫の上から掻き消えた。

 シルバは疾風のごとき速さでその場から立ち去る。

 だがその選択を、彼女は許さなかった。

 

灼熱の炎舞(ヘルファイア)

 

 三日月状に練った念弾に炎を付与させ、薙ぎ払われた。背後から飛来してくる光の太刀を、シルバは振り向きもしないで跳躍して躱す。

 第二射、第三射、縦に斜めにシャルルを振り回して火炎弾を乱れ撃つ小瑠璃。

 

(このままじゃ逃げられる……)

 

 逃がしても別に構わなかったが、カッコつけた手前、一発くらい当ててやりたいのだ。

 

(叩き起こしてくれたお礼参りをしないとね!)

 

 小瑠璃は空中に飛び上って、シルバの後を追う。

 

「お待ちくださいな、まだお茶もお出ししてませんのに」

「結構だ」

「まあそうおっしゃらずに!」

 

 回避された火炎弾は、民家の植木鉢や店先の看板、電信柱にまで着弾し燃え広がっていく。

 

(あ、これはまずい)

 

 すぐさま斬撃から散弾銃へと攻撃のイメージを切り替え、上空からシャルルを振り下ろす。

 すると、先端の飾りから水撒きホースのように辺り一帯に散水された!

 まるで天気雨そのものだ。全身に降りかかったものの、これといったダメージはない。気が付けばあちこちで起きていた火事が収まり、灰色の煙を昇らせているではないか。

 

(近隣住民を慮っての消化活動のためか?)

 

 またしても意図が読み取れないアクションだったが、いくら地面が塗れようとも足を鈍らすことはできなかったようだ。

 次は白い雪を雨霰と降らせてくる。時折、こぶし大の氷塊が堕ちてくるもオーラに包まれていない攻撃など、“纏”のみでガード可能であった。瞬く間に地面に積もっていき、足首まで到達する。

 

 ──何を企んでいる? 

 

 長年の勘が働いたのか、訝しむシルバ。嫌な予感は的中し、巨大な影がかかる。頭上では、都市を丸ごと飲み込むような大波が渦巻いていた。

 再び水が撒かれた。今度は雨などという天からの恵みという優しいものとは程遠い、ダムの放水を思わせる圧倒的な水量で。

 念弾で向かい打とうとしたが、水の塊に叩きつけられ、あっけなく消滅。技を潰された後は、冠水した道路から河川へと押し流されるだけ。

 自らの手で撃退したという満足感を得たのか、小瑠璃は追撃を仕掛けることはなかった。

 

 ……最後に一発、派手にぶちかましたせいか、大量にオーラを消費した小瑠璃は元の幼子の状態に戻っていた。

 変身も解けてしまったため、ゴミ捨て場からフリーサイズの黒い半袖のTシャツを引っ張り出してきて、袖を通す。ダボダボだけどこの際気にしてはいられない。

 そして、この大洪水が引くか父親が迎えに来るまでの間、2階建て賃貸アパートの屋根の上に避難する。

 

「ふぅ。何はともあれ、初戦お疲れ~」

「お疲れ様でした。……ひとつご確認したいことがあるのですが」

「なに?」

「どうして砂糖や水を出すことができたのですか?」

 

 シャルルが放出できるのは、飽くまでも炎か毒だけ。その大前提を崩したというのか。

 

「ああ、だって水も砂糖も過剰に摂取すれば、人体には毒になるでしょ?」

「……はぁ」

 

 つまり、自分が抱くイメージを捻り出すことによって強引に放出させたのだという。それを聞き、シャルルは驚き半分呆れ半分といった心境であった。なんにせよ、作中人物でも強敵を撃退したことは紛れもない事実。

 

「それに、お茶もお出しできなかったんだもの。せめてお菓子のお土産をお持ち帰りいただかないとね♪」

 

 と、小瑠璃は悪戯っぽく舌をぺろりと出して微笑んだ。

 

 ──その日の夜、サッポロ市では局所的な大雨洪水警報が発令されたこと以外、変わったことはなかったという。

 ……()()()()

 

「水飴でございましょう」

「水飴? 菓子のか?」

「左様でございます」

 

 最終的に海まで流されたシルバを、ゾルディック家の執事であるツボネとゴトーが迎えに行き、一旦ククルーマウンテンへ帰宅することになった。

 シルバは、小瑠璃が降らせた水+砂糖(雪だと判断していたもの)=水飴でかき混ぜられ、全身を甘くコーティングされて、ケーキに乗っているような砂糖菓子の人形(メレンゲドール)みたくなってしまったのである。

 なお、帰宅した際、長男と次男から「なんでそんなんなってんの」と質問攻めにあったとかなんとか。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。