我が家の五匹の小ちゃな家族   作:猫又侍

1 / 50
どもども、はじめましての人ははじめまして。そうでない方はお久しぶり!猫又侍です。

さて、色々と言いたい事はあるでしょうがね(他の奴はよ投稿しろなどなど)取り敢えずそちらの方を優先としますがたまに此方を投稿させて頂きたいと思います。

感想でほかの方を早く投稿して欲しいとの意見がありましたらすぐにとは行けませんが投稿できる様頑張りますのでなにとぞよろしくお願いします


ボーカル編 プロローグ
我が家に来た小ちゃな家族


俺は笹原冬夜(ささはらとうや)

 

何処にでもいる普通の高校生だ。

突然だがおれは現在、とある公園で日課の散歩をしてる。

 

のだが……

 

「……なんだコイツ」

 

「ミャー!」

 

猫を見つけたのだが、その猫が少し変なのだ。

なんて言うか……人間みたいに髪が生えてる。

 

え? そんなのある訳ないだろ。と、思う人が大半だろう。

 

だが、実際そうなのだ。

しかも誰かにイタズラされたのか、その髪の一部分には赤いメッシュのような物が入っていた。

 

「全く……お前は捨てられたのか?そんな珍しい感じしておいて」

 

「ミ、ミャー!」

 

その猫はそんな事はないと訴えるように鳴く。

まるで俺の言葉が分かってるみたいだ。

 

「んな訳ないよな……」

 

「ミャ?」

 

すると今度は俺の方をジーっと見てくる猫。

なに?連れて帰ってもらいたいの?

 

「おいおい、そんな目で見てくんなって」

 

コイツ……拾ってもらえるような相手の見方を完全にマスターしてやがる!!

 

コイツはかなりのやり手だな?

 

なんてアホくさい考えは止めてその猫を持ち上げる。

 

「ミャー!ミャー!」

 

首の後ろを掴まれて居るからなのか、ジタバタと暴れて居る……可愛いんだけど。

 

でもなぁ……俺猫の飼い方とか知らんしなぁ……でもコイツ何日も前から一人なのか?

 

俺は日課で散歩をするが、ここ最近は忙しく余り出来ていなかった。

 

おそらくその間にコイツは捨てられたんだろう。

 

「……家、来るか?」

 

「ミャー!」

 

おう、なんか薄々勘付いて居たけどやっぱ猫だからミャーなのか。

 

ん?そう言えば猫ってニャーだったよな?

 

まぁ、コイツのことだから珍しい見た目だし鳴き声もそうなんだろう。

 

そう決定して、俺はその猫を少し開いた胸元に入れる。

 

因みに言っておくが、今の季節は冬だ。

そろそろ俺は受験シーズン……と言うか真っ只中。

それなのに何故こんな悠長に散歩してるのかって?そりゃアレだよ……そう、休憩(サボり)だよ休憩(現実逃避)

 

おい、誰だよ休憩(サボり)とか変な振り仮名やってんのは。

 

一応今日は学校休みなんだからすこしくらいサボっても良いじゃねえかよ!!(逆ギレ)

 

……まぁ、それは置いといて。

 

今の季節は冬だから当然寒い

猫が段ボールにまんまで放置

猫震えてる

誰も拾わない

 

オケ?

 

「よし帰るか」

 

「ミ、ミャー///」

 

なんだコイツ照れてんのか?

まぁ、大丈夫か。

 

俺はそのまま家に帰った。

 

_________________________

 

「ただいまー!」

 

そう呼びかけるが返事が無い。

 

「ま、そりゃそうか」

 

俺の親は海外で、仕事をしていて一年に二、三度帰ってくるか来ないかだ。

親の変な考えにより一度は帰って来る事を決めて居るようだ。

 

「ほーら、新しい家だぞ」

 

「ミャッ」

 

俺の胸元からスルッと出て行く猫。

だが、何処かに行く様子はなく俺の着替え等の準備が終わるまでチョコンと座っていた。

 

……可愛い

 

試しに俺は頭を撫でようとしたが地味に拒否られた。

 

ショックだったがその後自分からねだって来た。

 

ツンデレなのかな?

 

てな感じで普通に過ごしていたが、俺はある事に気付いた。

 

「……コイツの名前決めてねぇ」

 

因みにあの後親に連絡した所、快くOKを貰った。

 

親曰く

 

『そろそろ冬夜も寂しい時期なのかしらね?まぁ、良いわよ。お父さんもいいって言ってるし。あ、その子の写真送らないでね、その子の写真を送って貰うより初対面は直でしたいから。その分楽しみが増えて仕事頑張って今年は早めに帰る事にするわ』

 

なんて長々と話を聞かされたが、コイツを飼える事になったので結果オーライだ。

 

「にしてもどうすっかなぁ……」

 

「ミャ?」

 

コイツもコイツで何故か俺の部屋から出ようとしない。

普通猫って家に懐くんだよな?そうだよな?(困惑)

 

ま、まぁ多分俺の部屋が気に入ったんだろう(思考停止)

 

「って、真面目に考えないとな……」

 

そして猫の方をまじまじと見る。

するとふとある名前が出てきた。

 

「……蘭」

 

なんだろう。マジで思いつきなんだけど、どうしよう。

でも流石に蘭は変かなぁ……普通の人っぽいし。

 

でも、飼うからには自分で名前付けろとか言われてるしなぁ……

 

「試しに他の名前を呼んでみるか」

 

俺は猫に向かい名前をいくつか呼ぶ。

 

「た、タマ」

 

「……」

 

「み、ミャー?」

 

「……」

 

こ、コイツ全部シカトしやがる!!

しても最後なんてプイッみたいな効果音が鳴るレベルでどっか向いたぞ?

 

「ら……蘭?」

 

「ミャー!」

 

「そ、そうか……この名前が気に入ったか」

 

な、なんだ意外と普通の人っぽい名前が気に入るのか……まぁいっか。

 

何はともあれ名前が決まって良かった良かった。

 

「それじゃあこれからも宜しくな蘭」

 

「ミャー!」

 

その後は普通に飯を食って寝た。

……のだが、寝る時はクッションの上に居たはずの蘭が朝起きたらいつの間にか枕の横で寝て居た時は驚いてしまった。

 

 

 

 

 

 

 




感想評価、誤字脱字待ってます

どのバンドのメンバー(猫ver)を登場させる?

  • Poppin'party
  • Afterglow
  • Roselia
  • Pastel*palette
  • ハロー、ハッピーワールド!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。