我が家の五匹の小ちゃな家族   作:猫又侍

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最近短くてすみません。

それでは本編をどうぞ


我が家の猫は本を読む

「……」ペラッ

 

「「「……」」」ジー

 

読みづらい。

 

ただ今学校から無事(香澄の事で物凄く怒られたけどね)帰宅して買ったまま溜まっていたラノベの消費をしている。

 

溜まっているとはいえたった三、四冊。

しかもシリーズが全て違うときた。

それでも面白いから読んでいたんだけど、先程から三匹の視線が辛い……

 

俺は一度読んでいたラノベに栞を挟み横に置く。

 

「……読みたいのか?」

 

「「「………」」」コクン

 

三匹はほぼ同時と言って良いほどに頭を縦に軽く振る。

一瞬だけでも赤べこだと思ってしまった俺を殴りたい。

 

俺は一旦ベッドから起き上がり本棚へ向かう。

まぁ、どうせ読めないだろうけど一応読みたがっているし見せるだけ見せておこう。

後々拗ねる人も居るし。

 

俺は手頃な本を取り出して三匹の前に置く。

 

「三匹仲良く読むんだぞ?」

 

「ミャ〜」

 

「ニャ〜」

 

「ニャ〜ア」

 

うん、可愛い。

やっぱコイツらを眺めていても全然飽きる気配がない。もしかしたらずっとみてられるかも……いや、済まん。盛りすぎた。

でも長い時間見ていられそうだから良いんだよなぁ。

 

俺は再度ベッドに寝転がりラノベを読み始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから小一時間ほど経っただろうか。

俺は四冊目に手を伸ばそうとしたら、床の方からパタンという本を閉じる音が聞こえて来た。

 

「え?」

 

「ミャ〜」

 

読み終わった?いや、まさか。

そんなんだったらテレビに出放題だぞ?どっかの足し算できる犬みたいに出演しちゃうんだぞ?

 

「マジで言ってんのか……」

 

「ミャ〜」

 

すると三匹はまた新しい本を見せてくれと言わんばかりにこっちを見た。

なら……これならどうだ!

 

俺はとっておきの本を差し出すと腹が減ったので下に降りる事にした。

三匹は(特に蘭と友希那)珍しく俺にピッタリと付いてこなく、本に見入っている様だ。

だが、その姿も可愛い。

 

「ま、それもそれでいいか」

 

俺はカップ麺を片手に下へと降りて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめんってば」

 

「「「………」」」フン!

 

どうしてこうなった……いや、まぁ理由は分かるんですけどね?あの、渡したとっておきが俺が今まで読んできて一番怖かった物を差し出しましたから。

本当に読めてたんだったら怖がるんじゃないかと思って渡したんだけど……

 

「本当に読めたのね」

 

そのため物凄く怒っているのが分かるが、怖い本を読んだ後だからなのか全く持って離れようとする気配がない。

 

もし俺が立って移動しようものなら、足にしがみつかれる。

 

だが、その光景も可愛い……

 

「ハッ!俺は最近頭がおかしい方向に考えがシフトしている様だ。いかんいかん。」

 

「「「………」」」

 

止めてくれ!そんな目で見ないでくれ!

俺が悲しくなるだろ!

 

と、まぁその後蘭達の相手をしているうちに三匹ともお眠になった様で俺が胡座をかいている中に入って来た。

三匹ともやっぱ可愛いなぁ寝顔。

 

「どれ、俺も一眠りするかな」

 

俺は日がよく当たる場所に三匹を抱えて移動して俺も横になり目を瞑って眠りに落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれからどれくらい時間が経っただろうか。眠りから覚めるとまだ三匹は寝ているが、外は薄暗くなって来ている。

 

時計を見ると針は6:30を示している。

 

どうせ買い物は先週済ませているし大丈夫だろうと考えて、

もう一眠りしようと思ったが、まだ読んでいる途中のラノベを思い出し部屋に戻って続きを読んで時間を潰した。

 

そのあと三匹が部屋に突入してきて俺の腹にダイブして来たのは別のお話。

 




感想評価が増えてモチベが上がってきました。

これからもよろしくお願いします

第三回どのバンドを出す?

  • Poppin'party
  • Roselia
  • Afterglow
  • Pastel*Pastel
  • ハロー、ハッピーワールド!

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