それでは本編をどうぞ
とある昼下がり。俺は最近TSU●AYAで借りて来た海外のホラー映画を片手に家のソファーに座っている。
因みに目の前にはポップコーンやコーラなどの俺の中では映画の定番とでも言えるような品揃えでテレビに向かっているのだが。
「お前らそんなに無理しなくてもいいんだぞ?」
「ミ、ミャ」
なんと我が家の猫達まで見ようと言うのだ。
因みに少し前にホラー小説を読ませた時大変な事になった記憶があるので、出来れば見せたくないのだが、完全に服にしがみ付いていて離れようがない。
因みに友希那に至ってはもうガタガタと震えている。が、しっかりと膝の上を保持している。
あ、蘭と争い始めた。
それから数分間蘭と友希那が争って居たらいつの間にか全員で争って居たので結局俺が寝る様にしてみる事になった。
それにしても腹が温い。
「どれどれ……再生っと」
さてさて今回借りて来たのは面白そうだからな、楽しみだなぁ……
なんて思って居たのは約数分、その後はずっと猫達の悲鳴を聞く羽目になった。
最初はプロローグ的な物で登場人物の紹介やその場所に行く事になった経緯などで、全くホラー要素がなく半分呆れて居たが後々からその場所に行くと次々と怪現象が起きると言った感じの内容であり、その怪現象が中々リアルで所々ビクッとさせられた。
俺は少しビクッとなっただけなのだが、蘭達が声にならない叫びをし出したり顔にしがみついたり服の中に入ってくるわでもうなんだか鬱陶しいのと温いのとモフモフが一気に来て嬉しいのか嬉しくないのか複雑な気持ちになった。
が、俺に全員しがみついて安心したのか眠ってしまいその後はゆっくり見る事が出来た。
因みにゆっくり見れたのは映画の後半だけである。
その日の夜、俺はトイレに行きたくなりベッドから抜け出してトイレに行った。
「ふぅ……スッキリした……っておわっ!」
俺がトイレから出てきたらいきなり足に重りがついた様な感覚になり足元を見ると四匹全員がプルプル震えて目は泣きそうになりながら俺の足にしがみついて居た。
「全く……そんなんになるんだったら見なければ良かったんじゃないのか?」
俺はゆっくり全員を足から剥がして彩と香澄を肩にのせ、友希那と蘭を腕に抱えて部屋に戻った。
付け加えて言うと、その夜は全員が俺の布団に入って来てモフモフで逝きかけたのはナイショである。
そして、今日で分かったのは蘭達が居る場所ではホラー系は止めて置いた方がいいと言う事を改めて実感した。
今回短めでスンマセン
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