我が家の五匹の小ちゃな家族   作:猫又侍

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まだちょっとだけ蘭と冬夜君の二人だけの物語が続きます


我が家の猫は寂しがり屋

 

突然だが、俺は今日一日我が家のツンデレ猫こと蘭の観察をしてみようと思う。

 

昨日来たばかりではあるが、蘭の好みなどをいち早く知るにはこれが最適だと判断して現在の行動に至る。

 

それは起床から始まる観察でとても苦しい戦いが強いられそうだ。

それでは健闘を祈る。

 

AM6:00

 

俺はこの冬の日曜日を台無しにして蘭の観察を始める。

 

「蘭は……居た」

 

やはり予想通り観察対象は自分の寝床ではなく、俺の枕元に寝ている。

だがやはり猫。

 

朝が弱いらしい。

取り敢えず朝食を取る為に蘭を起こさないようにベッドから抜け出して蘭が起きていない事を確認するとカメラを設置して下に降りる。

 

AM6:10

 

朝食を作り終えて、席に座る。

念の為スマホとカメラを繋げて居たので確認してみる。

 

すると先程まで部屋に居た蘭が居なくなっているではないか。

 

「何処に行ったんだ?」

 

俺は取り敢えずドアを軽く開けてみる。

すると階段からトコトコと何かが物凄い勢いで降りて来るのが分かる。

 

「な、なんだ?」

 

すると見えて来たのは黒い動く物体。

それが俺の方へ一目散に駆けてくる。

するとその物体は俺の足にしがみつく。

 

「……何やってんだ蘭」

 

「ミャー!ミャー!」

 

なんと蘭が俺の足にしがみついて居たのである。

しかもその目には涙が……それを見た瞬間罪悪感が襲って来たが俺はそれに耐えて蘭を足から剥がして降ろそうとするが今度は腕にしがみついて来た。

 

「はぁ……蘭は寂しがり屋なのか?」

 

「ミ、ミャー!」

 

仕方なく俺の腕に居てもらう事にしたが、朝食を取らなければならないので、ひとまず剥がす事は……出来なかった。

 

「ホラ蘭、ご飯だぞ?」

 

「……」

 

「ら、蘭?」

 

先程俺の肩に移ったのだが、そこから全く動こうとしないのだ。

 

「せめて膝の上で食べてくださいな」

 

「……」

 

俺がそう言うと、今度は直ぐに膝の上に移動してキャットフードを食べ始めた。

 

AM11:00

 

大分時間が飛んで、ただ今俺は読書をしている。観察はどうしたのかって?あれは止めだ。蘭が可愛い過ぎてそれどころの騒ぎじゃない。

 

そして今はというと

 

「………」ペラッ

 

「………」スゥ……スゥ……

 

俺が本を読んでいる状態でその腹の上に蘭が丸まってスヤスヤと眠っている。

先程も一回離れようとしたのだが、ずっと鳴いて居たので離れようがなかった。

 

俺は一旦本を閉じて蘭を撫でる。

 

「なんで蘭はそこまで俺についてくるんだ?」

 

「………」

 

まぁ、返事が返ってくる事はなくその後の午後はいつも通りの生活を送って居た。

 

PM 11:00

 

「さてと、寝るかな」

 

「ミヤ〜……」

 

今日は大分疲れたと感じたが、その分蘭の新しい発見もあったのでそれは良しとしよう。

 

俺は電気を消して蘭におやすみを言う。

が、蘭は珍しくそのまま俺の枕元に丸まった。

 

今朝の事がよっぽど寂しかったのだろう。

すこし震えて居た。

 

「……おやすみ、蘭」

 

「ミャー」

 

俺は目を閉じながら蘭が安心して寝れることを願いながら眠る事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

調査結果

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蘭は寂しがり屋

 

 




誤字脱字、感想評価待ってます

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