我が家の五匹の小ちゃな家族   作:猫又侍

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リゼロガチャ、四十連爆死。しかもあこすら出なかった。

後に課金をして引くも、あこだけというとても渋過ぎる結果となりました。

……は?確率アップってなんだっけ?

結局三千円を無駄にしただけって話でした。


我が家の猫と天体観測

"冬"

 

そう言われたらみんなは何を連想するだろうか?

 

雪という人も居ればそれ使って雪だるまと言う人も居る。

はたまた、かまくらであったり年越しの時期でもあると言う人も居る。

 

そんな事も思い浮かぶ中で俺はすこし違う物を一番に連想する。

 

俺が一番に連想する物とは………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザッザッ、ギュッギュッと葉っぱを踏む音や雪を踏む音だけが俺達が居る空間を支配する。

ある程度進んだ場所で一旦休憩。

 

俺がそこら辺に丁度あった木を切り倒した跡に腰を掛ける。

 

すると、少し大きめのバッグから小動物……この場合は蘭達が顔を出した。

 

しかもチャックの隙間を使ってなんとか開けたものの全員で出るのは難しく、全員の顔だけ出ている状態になっている。

 

「……可愛いなおい」

 

普段思っているだけで、周りに人が居ると危ないから口に出さない事を口にした。

 

何故口にしたかと言われれば答えは簡単。

 

俺が今いる場所は山だからだ。

 

そう、俺が一番に連想する物とは『天体観測』。夏に見るのも良いが冬の大三角を見るのも中々良い物だと2、3年前に気付いた。

 

そして、この時期になると一人で山に登り望遠鏡を眺めていたが今年は違う。

 

我が家の小ちゃな家族も居る。

 

「よし、あと少しだし頑張るとしますかね」

 

「ミャ〜」

 

俺は再び立ち上がり少しの隙間だけ開けてバッグのチャックを閉める。

 

蘭達が誤って落ちない事を配慮した出来る限りのことだ。お陰様でここに来るまでに八回程しか落ち掛けていない。

 

因みに毎回落ち掛けるのが香澄とこころだ。

 

全く危なっかしいったらありゃしない。

 

でも可愛いから許す。

 

そんな事を考えながら山頂まであと少しなので、頑張って歩いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山頂についたは良いものの、流石冬。山頂まで来ると下より寒いし酸素は微かに薄い。

 

全くそれでも見る価値がある星って良いよなぁ……

 

「ミャ〜」

 

「あぁ、悪い悪い。今出してやるからな」

 

そう言いながらバッグのチャックを開ける。

 

すると全員が一斉に俺の方へと飛び込んできた。

 

まぁ、なんやかんやでこれをされるのに慣れてしまった俺はなんなのだろうと思う時もあるがそれは置いておこう。

 

「お〜、すげぇ……」

 

夜空を見上げるなり言ってしまうこの言葉。

 

去年も同じ事言ってたっけ。

 

「蘭達もちゃんと見とくんだぞ。来年のこの時期まで来れないんだから」

 

「「「「「ミャ〜」」」」」

 

「ははっ!元気いいなぁ」

 

そんな事をしながら戯れあっていると、草むらから音がした。

 

俺はとっさに蘭達をカバンの中に入れた。

 

勿論、蘭達も急いで入って行った。

 

「……」

 

しばらくみがまえて待っていると……

 

ガサッ!

 

「ぷはぁ!」

 

「は?」

 

目の前に出て来たのは予想していた熊などとは違いアイスグリーンの髪と、黄緑色の目をした少女だった。

 

あれ?でもなんだかこの人見た事が……ダメだ、やっぱり思い出せない。

 

ただ言えるのは

 

「綺麗だ……」

 

少女と満天の星空はそれぞれ両方をとても際立て目を奪われる程の光景であった。

 

 




本編要素も少し入れてみたり

クリスマス記念と新年記念をお気に入り登録者1000&1500記念として扱うか普通にするか

  • 1000&1500人記念は別で
  • 一緒にでもいいですよ
  • ノリでお願いします

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