我が家の五匹の小ちゃな家族   作:猫又侍

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皆様お久です。最近は部活、部活、部活で疲れてかけて居ませんでしたが今日やっと完成しました。

今回はポテト欲が全開の回となっております。

それではどうぞ


我が家の猫とポテトさん

今日は平日。

 

本来なら学校にいるべき時間帯に俺は今、商店街を歩いている。

 

別にサボった訳ではなく祝日と言うやつだ。

 

まぁ予想通りというか、案の定商店街はいつもより賑やかである。

 

祝日は誰もがゆったりと暮らせる日である。だが、その中には部活やサークルといった忌々しい活動に参加している人も中にはいる。

 

因みに俺は部活には入っていない。だが、流石に少しでも運動しなければいけないという使命感に駆られ散歩と言う日課を作ったのだ。一応散歩は運動の部類に入る……と思う。

 

まぁ、そこそこ体力はある方だとは思っているが。

 

「ニャ〜」

 

「おっと、悪かったな友希那考え事しちまって」

 

それはそうと現在俺は友希那をフードの中に入れて街を散歩している。

 

前の蘭の事がきっかけなのか何なのかは分からないが全員がせがんでくる様になった。

 

今回その座を勝ち取ったのが友希那らしく、他全員が羨ましそうな目で見ていた。

 

いや、羨ましそうな目で見られると流石にこっちも罪悪感を覚えちゃうからね?

 

バーサーカーソウル使って俺を何度も攻撃するのも止めてね?

 

まぁ、結局全員と出かける事にはなりそうなので毎週日曜日は空ける様にしようと決めた。

 

「それにしても本当に人多いな。なんかやってんのか?」

 

「ニャ?」

 

流石に祝日とはいえこれまでにないような人の多さが気になり俺と友希那は辺りを見回し、ゆっくりと人だかりを掻き分け進んで行く。

 

結局、なにかのバーゲンセールをやっていたらしくしかもそこの店がそろそろ店仕舞いするようですごい値段で売って居た為にあれほどまで人が増えたようだ。

 

 

「事故とかじゃなくて良かったな」

 

「ニャ〜」

 

そんな事をしているとファーストフード店を見つけた。

 

そういえばそろそろお昼時だ。

昨日もこんな感じだった気がするが、蘭達の飯は置いて来たので問題はないだろう。

 

だが、しかし友希那をフードの中に入れているとはいえ流石にペットを店内に入れるのはダメだろう。

 

しかし、このまま寒い外に友希那を置いて俺だけ暖かい室内に入るのも気が引ける……しょうがない。

 

「友希那、絶対に外に出てくるなよ」

 

「ニャ」

 

俺は友希那にフードから出ないように指示して店の中に入った。

 

店内ではやはりと言っていい感じに人が集まって居た。

ほとんど座る場所がない。まぁ、こちらは元からここで食べる気はないからそこら辺は安心だ。

 

カウンターに行くと店員さんがいそいそとこちらに向かって来た。

 

これほど人が多ければ流石に回すのも一苦労なのかと同情する。

 

……え?なんでこの人髪の色水色なん?あ、家の猫もピンクだから別に良いか。と、俺は考えるのをやめた。

 

「ご、ご注文はなんでしょうか?」

 

「えっと……ポテトLとコーラM、それとチーズバーガーをお願いします。あ、ピクルス抜いてもらえるなら抜いて下さい」

 

因みにここで言うのもなんだが、俺はピクルスが嫌いだ。

え?そんなのどうでもいい?あっはい。

 

その後は特に何事もなく無事にファーストフード店を出る事ができた。

 

因みに接客の人と会話をしているときに地味に背中が痛かったのは内緒です。

 

####

 

さて、ただ今いつもの公園のベンチに座っております。しっかりと途中で友希那のえさも買いました。

 

「よし、友希那毛布を被ってろよ風邪引くと悪いからな……って外で食うのがダメなんだけど」

 

「ニャー」

 

まぁ友希那に雪景色を見せたかったって事もあるし……ありだよね。

 

友希那の前に猫缶を出して俺もチーズバーガーを取り出す。

 

「いただきます」

 

「ニャ〜」

 

友希那は俺と一緒に軽く鳴くと猫缶を食べはじめた。食べ方はハムスターの様にチマチマ黙々と食べて居て見ているだけで微笑ましい。

 

さて俺が食べているチーズバーガーもまた美味い。俺は食レポ出来るほど出来た人間ではないのでここはあえて言わないでおこう。

 

その後友希那は俺の膝の上で寝息を立て始めて寝てしまった。

 

「ふぅ……そろそろ今年も終わりか」

 

スマホを取り出し時刻と日付を見る。

今日は12/8、まだ来年には20程あるがそれでもあと一月もないと考えるとなんとも言えなくなる。

 

そんな事を考えていると道をふらふらと歩いている女性を見つけた。

 

その女性もまた水色と言えばいいのか分からない感じの髪の色をしていて綺麗なアイスグリーンの目をしているがその目の下には僅かにクマが出来ている。

 

しかも先ほどから小声で「ポテト」の単語をずっと連呼している。

 

これはまずいと思いベンチから少し声をかけてみる事にした。

 

「あ、あの!大丈夫ですか?」

 

「ポ、ポテ……え?あ……だ、大丈夫です」

 

女性は俺に気づくと大丈夫と言ったが、明らかに大丈夫そうではない。

俺は仕方なく先程のファーストフード店で購入したポテトを差し出す。

 

「良かったらどうぞ」

 

「いいのですか?」

 

「はい、買ったはいいんですがどうにもお腹がいっぱいでして……よければ」

 

女性はしばらく考える素振りをするとベンチに来て隣に座り「いただきます」と言って黙々とポテトを食べはじめた。

 

####

 

「そうでしたか……それはなんとも言えないですね」

 

「そうなんですよ。何故あれほどまでポテトを食べたくなったのか……お恥ずかしい所を……」

 

俺は先程の女性もとい氷川紗夜さんと雑談を交えて居た。

 

氷川さん曰く一人でギターの練習をしていたら急にポテトが食べたくなったらしい。

しかも今回が初めてではないとのこと。

 

「それにしても氷川さんはギターをやってたんですね」

 

「はい、ソロギターではなくバンドをやってました。Roseliaというバンドです」

 

「ほえ〜、これまた凄いですね。それで今日は一人で練習を?」

 

「はい、ここ最近バンドのボーカルが行方不明になってしまいまして」

 

へ〜、ん?ボーカルが行方不明?デジャブ感がすごい。

 

うっ!頭が。

 

デジャブがそのまんまならもしやと思い俺は友希那をそっと抱き上げて氷川さんに差し出してみた。

 

「もしかしたらこんな感じの人だったりします?雰囲気的に……まぁ、家の猫なんですけど」

 

「?!……はい、とても似て居ます」

 

「ということは多分名前も似てるかもですね。うちのは友希那って言います」

 

「なんと言えばいいのでしょうか……ボーカルの人も同じ名前でした」

 

あ、やっぱり?

 

もうなんだか分かってきちゃったんだよなぁ、この流れ。

 

そんな事を考えているとだんだんと日が落ちて来ているのに気がついて俺は氷川さんに一礼するとそそくさと家に帰った。

 

####

 

「そう言えば氷川って……日菜のお姉さんか妹さんか?雰囲気的には日菜のお姉さんぽかったけど……それより二日連続で美少女に会えるとは俺もなかなか運がいいなぁ」

 

そんな事を台所で呟いたのが運の尽き、勿論ご察しの通り猫パンチを喰らいました。

 

もう感覚がなくなってきたんだけど。

 

まぁ可愛いから許すけどね☆

 




つ、疲れた……

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