我が家の五匹の小ちゃな家族   作:猫又侍

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ども、みなさんお久しぶりの猫又侍です。 色んな人からのお言葉をいただき最終的に「面倒だから全部くっつけよう」となり小ちゃな家族を章ごとに分けてお送りすることになりました。ベーシストも勿論小ちゃな家族と言う作品の中での我が家の五匹の小ちゃなベーシストと言う章で出しますのでご安心を。まぁ長々と喋るのもアレですし、今回が初めてだって人はどうぞお楽しみくださいませ。もう全部見た人はベーシストが来るのを待つか見返してもらっても構いません。それでは本編どうぞ


ギタリスト編
我が家に来た小ちゃなギタリスト


久し振りだな皆!

 

俺の名前は笹原冬夜。

 

何処にでも居る高校三年生の受験生だ。

 

まぁ、そろそろ本番だからどっちかというと大学生よりの高校生かな?

 

そんな学生居るか知らんけど。

 

所で、知っている人は知ってると思うがつい最近までは我が家には五匹の小ちゃな家族が居た。

 

だがしかーし、その猫は元人間で弦巻家という謎の金持ちのお嬢様のお願いに寄り不思議な薬の力で猫にされた人達だったのだ!

 

とまぁ、壮大な雰囲気を出して言っているがつい最近になって弦巻家の黒服達により元の姿に戻れたのだ。

 

やったー!これでハッピーエンドだ!

 

なんて上手く行く訳もなく、その五人の少女達の溜まり場になりつつあるのだ。

 

まぁ、百歩譲ってそこまではよしとしよう。

 

だが、問題はここからだ。

 

ただ今俺は元猫で元家族の美竹蘭を家に呼んでとある相談をしていた。

 

「どうだ? やっぱ蘭のバンドのメンバーだったりするのか?」

 

「多分そうかも、このマイペースな雰囲気とか毛の色も物凄いモカに似てる」

 

あっ、そこキッパリ言っちゃうのね。

 

少しは期待を持たせて欲しかった。

 

そっかぁつまりこの子も元人間って事かぁ。

 

え? 原因? 知らん。俺に聞くなよ。

 

「てか、黒服さん達には聞いたの?」

 

「え? 聞いてないけど」

 

「一番聞かなきゃいけない人たちに聞かないでどうするの……」

 

だってしょうがないじゃん。

 

連絡先なんて持ってないんだもん。

 

え? 弦巻家に行けって? 無理無理、あそこ見てると胃が痛くなる。

 

あんな豪邸テレビでしか見た事がないぜ?

 

とまぁ、原因は後で黒服に聞くとしてだ。

 

くぅー

 

「ミャ〜」

 

「お? 腹減ったのか?」

 

「所でなにあげるの?」

 

そう、問題はそこなのだ。

 

蘭達の場合は人間だと知らない状態だったから普通の猫用食品を与えていたが、今回は元人間で今は猫だと分かっているためなにをあげるのが正解なのか分からない。

 

食事は人間と同じでいいのか、はたまたキャットフードなどでいいのか。

 

「う〜ん」

 

「でもキャットフードって意外と美味しいよ?

複雑な味してるけど」

 

え? なに言ってんのこの人。ついに頭が……

あ、そういや元猫でしたね。

 

てか、俺がキャットフード与えとったんやないかい。

 

そしてそこの猫……は流石に酷いから名前どうしよ……モカでいいかな。そもそもこの子達で元の名前以外反応した所を見た事がない。

 

「……モカ」

 

「ミャ〜!」

 

っ?! か、可愛い……だと! 可愛すぎる。

 

可愛いすぎてやば「せい!」

 

「バカンス!」

 

「なにそのやられ方」

 

いや、なんでいきなり殴ってくんだよ。

 

鳩尾の真横だったぞ?もうちょいズレてたら溝に入ってたぞ?

 

あ、スミマセンデシタ。だから拳を構えないで下さい。

 

「ミャ〜」

 

うん、そしてなんでモカはそんなにウルウルした目になってるのかな?

 

あ、もしかしてキャットフード食べたいん?

 

ダメダメ、なに食べさせていいか分からないんだから食べさせるなんて出来る訳ないだろ。

 

「ミャ〜」

 

「………」

 

出来る訳……

 

「………」

 

「………」

 

負けました。

 

何故かこいつらからの押しに弱いんだよな

俺って。

 

そして横には満足そうにキャットフードを頬張るモカが居る。

 

なに? そんなに美味しいの? なんだか俺も食べたくなって来ちゃうじゃん。

 

「お腹壊しても知らないよ?」

 

「アッハイ」

 

……止めとこ。

 

 

 

 

それから数時間後、蘭は家の人が心配するかも知れないからという理由で帰っていった。

 

そして現在、モカはと言うと。

 

くぅ〜

 

なんでまた腹鳴らしとんねん。

 

「はぁ……手頃な奴は……っと。お? これが良いかな」

 

俺が手にしたのは食パン。

 

これなら千切ってあげれば手頃な感じに……

 

瞬間、俺の手にあった筈の食パンがなくなっていた。

 

「…………」

 

そしてモカを見るとせっせと食パンを食べていた。

 

「……」モッモッモッ

 

かわゆす。

 

やっぱ猫の可愛さには抗えないよね。

 

そう言えば確か蘭が『モカはパン大好きだからパンをあげる時はしっかり見ときなよ。パンが無くなるかも知れないから』なんて言っていた。

 

流石にパンは無くならないだろ。

 

なんて考えながらふとモカの方を見るとせっせと二枚目の食パンを食べようとしていた。

 

「ちょっとまてぇい!」

 

「ミャ!」

 

そんなに名残惜しそうに見られてもあげません!

 

てか、あんだけ食ったのに腹膨らんでないとかどんだけ食べるんだよ……まぁ可愛いから許す。

 

 

 

 

 

 

その日の夜。

 

俺は久しぶりに部屋に猫を入れて寝る。

 

因みにモカは疲れた+満腹なのかぐっすりと眠っている。

 

勿論、蘭達が使っていたベッドの方に寝かせたが明日の朝に何処に居るのか分からないため寝る位置を考えて寝る。

 

「よし、寝るか」

 

俺はタイマーをセットして電気を消し、就寝した。

 

 

 

 

 

 

あれから何時間経ったのだろうか。

 

なにか鳴いている。

 

「ミャ〜」

 

「ん……どうしたんだ? モカ」

 

モカの方を見ると何故か涙目になっていた。

 

……やはりいつも一人で寝ている高校生とはいえ、猫になりしかもいつもより広く感じる部屋に加え自分の部屋じゃないもんな。

 

寂しいよな。

 

「……こっち来るか?」

 

「ミャ〜」

 

モカは俺の腹付近に来ると密着して安心したのかゆっくり寝息を立て始めた。

 

「……元に戻るまではしっかりと世話しないとな」

 

今思い出した懐かしい事なんだけど、学校にも報告しないとな!(涙目)

 

因みにモフモフ感が凄すぎて三回ほど逝きかけたのは内緒。

 




今日はこれを後15、6回やります。連続投稿15、6連続です

新作の予定

  • Afterglowのお話
  • パスパレのお話
  • ???
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