取り敢えずここまでお気に入りが増えてしまったと言う事で五百人区切りで記念話を作ろうと思います。
そこら辺宜しくお願いします。
※蘭達の「ミャー」などの鳴き声は翻訳してありますのでご安心を
我が家の猫の争奪戦〜猫視点〜
久しぶりみんな。
突然だけど、自分の寝床を取られるとどんな気分になる?
まぁ、変な質問だって言うのは分かってるんだけど聞きたいんだ。
普段なら自分の寝床を取られるなんてものはないはずなんだけど、この猫という体になってしまった事によりそれは一変する。
「……冬夜の所で寝よう」
そう思い、いつものようにベッドによじ登り寝ようとした。
その時、目の前に友希那さんが寝ている事に気づき反動で手を離してしまいベッドの横に急いで掴みかかった。
「ゆ、友希那さんがなんで冬夜の隣に……!」
よくよく考えれば直ぐに分かった事だ。
元は私一人だけを飼って居た時は二人きりという空間におり、自分の寝床や場所を取られるなんて思っても見なかった。
「ど、どうしよう」
普通降りても怪我は無いとは思うが、何故か床が異常に下に見えてしまい降りるに降りれないと言った状況になっているのだ。
「と……冬夜」
そう言おうとするものの、今は猫。
どう考えても気持ちが届く事はない。
こうなれば、起きるまで耐えるしかない。
そう考えると直ぐに冬夜が起き上がった。
辺りを見回し、友希那さんを見つけると徐にスマホを取り出して写真を撮り始めた。
冬夜……後でどうなるか分かってるのかな?
だが、すぐに私の事を探し始めた。
「……友希那が寝ているって事は蘭は何処に寝ているんだ?」
「ここ!ここに居る!」
すると私の声を聞いて直ぐに冬夜が私を抱き上げてくれた。
「おぉ、蘭ごめんよ気づいてやれなくて」
「そうそう、もうちょっと早く気づこうね。冬夜」
すると冬夜は自分の腕の中に私をすっぽりと収めてくれた。
やはり冬夜の腕の中は暖かく、とても安心できる場所だ。
そして直ぐにウトウトし始めた頃、友希那さんが起きた。
「美t……蘭さん、なにをしてるのかしら?」
「友希那さん、わからないんですか?寝ようとしてるんですよ」
いつものノリで思わずドヤ顔して答えてしまったのが悪かったのだろう。
直ぐに怒り始めた。でも、それは友希那さんが私の寝床を取った訳で私は悪くない。
どちらかといえば友希那さんが悪いと思う。
私は眠かったので寝た。
そこから小一時間ほどで私は起きたのだが、冬夜の腕の中に友希那さんも居たので少しイラッときたと言うか。なんとも言えない感情になり、二人で言い合いを始めた。
「だいたい、友希那さんは私の寝床を取らないで下さい!」
「知らないわよそんなの、こういうのは早いもの勝ちと言うものよ」
「う"……」
ギャーギャー!
と言い争っていると冬夜の方からある言葉が聞こえて来た。
「おいおい止めろって………………………そっか〜、二人が喧嘩するってんだったら俺はもう遊べないな〜」(棒)
「「!」」
それを聞いた瞬間素早く体が動いた。
「「ごめんなさい!」」
二人で同時に言い終えると直ぐ様肩によじ登り始めた。
こういった物も早いもの勝ちだと今日知った。
その日の夜は二人で話し合い、結果両端に寝ると言うことが決まりその場はおさまった。
今月はテストがあるのであまり投稿出来ませんがそこら辺宜しくお願いします
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