堕天使に拾われた赤龍帝と白龍皇   作:花びら

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 どうも、花びらです。
 投稿が遅れて本当にごめんなさい!!
 最近お気に入りの数が増えてきてるのが嬉しいのに、お気に入りの小説が中々更新されなくてモチベが下がって中々手が動きませんでした。
 何とか明日も1話を投稿しようと考えています!
 それではどうぞ


発見・偽赤龍帝

 どうも、兵藤一瀬です。

 あれから三週間が経ち、どうなったかと言いますとオリバー君が私と一緒に訓練に参加する事になりました。

 最初は走ってる途中で吐いちゃったり身体が動かせなくなって倒れちゃったりしたので、医務室まで運んだり看病したりするのは大変でした。

 だけど、徐々にその数も減っていって最近となっては吐いたり倒れたりすることは無くなりました。

 それでコカビエルさんから偶に神器を使わないで模擬戦をしろと言われたので偶にしてます。

 凄いですよ、武術だけしか分かりませんが、ドンドンと追い付かれつつあるんです。

 こないだ何本か取られましたからね。

 神器使ったら流石に負けませんけど、無かったら普通にぼこされてと思います。

 神器って凄いですね。

 そんな風に過ごしていた私ですが、昨日アザゼルさんから来るように呼び出されたので、アザゼルさんの部屋にいます。

 理由は一緒に呼び出されたというオリバー君が来てからだと言います。

 だからずっと待っていると、オリバー君とアザゼルさんが一緒に来ました。

 

 「待たせたな。少しばかりこいつと話があったんだ。じゃあ、オリバーはそこに座れ」

 「分かりました」

 

 そう言われ座ったオリバー君は私の机の向こう側で、その横にアザゼルさんの専用机がある形で話し合いが始まろうとしていました。

 

 「んじゃ、早速だが…………一瀬。“奴”について話したいことがある」

 「……っ!!」

 

 アザゼルさんが言う“奴”というのは、私から家族を奪った一誠という謎の男。

 アザゼルさんが前々から調べているというのは聞いていたので、やっと知れるという喜びと予想より速かったので驚きました。

 後数年は掛かると思っていましたが、流石ですね……。

 

 「まず、あいつの戸籍を調べたが、全てお前と同じだった。つまり、お前の上に上書きされたのだと思っている」

 「これは俺の予想なんだけど、一誠は死んだときに神さまと会ってるんじゃ無いかな?異世界へ転生する際によく神さまから得点貰うのがセオリーなんだけど、生憎と俺は会ったことが無い。あっちの世界じゃ俺は一般人で普通の高校生で、気付いたときには赤ん坊でこいつの力を知ったのはあなたたちと出会う一週間前ぐらいなんだ」

 

 オリバー君がいた世界ってそういうものが普及してたんですね。

 異世界へ行くなんて言う発想はどうしたら浮かぶんでしょうか?

 

 『主の反応は実に面白かったが、最初は言ってることが分からなかったな。『嘘だろ!?ここハイスクールD×Dの世界かよ!しかも俺が獅子王かよ!!』とな、それ以外にもいくつか叫んでたな』

 「あの時はマジでテンパったからな………。あ、話逸れちゃったけど、その一誠は暫定“神さま”によってこの世界へ来る際に戸籍を全て姉貴の物に書き換えたんじゃ無いかって思ったんだよ」

 「一応俺らも出来ないことはないが、ここまで違和感なくはできないな。それで、オリバーから教えて貰ったが、一誠は異世界転生とやらをして、複数の特典を貰ってる可能性が高いと見てるんだ。その一つは言わなくても分かるだろうが、赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)だ」

 『ふん!俺の力を模倣するとはな……余程俺を怒らせたいらしいな……!』

 

 つまり、一誠は元からあった私の存在を上書きして私に成り代わって、私と同じ赤龍帝の籠手を所持してる上にまだ強い力を持ってるかもしれないということらしい。

 オリバー君も転生者だけど、獅子王の戦斧(レグルス・ネメア)しか持っていないとのことです。。

 転生者とは言っても全員同じというわけではないんですね。

 ドライグさんはさっきから怒ってるし、もし一誠の持っている赤龍帝の籠手にも同じドライグさんがいたらどうなるんでしょう………。

 

 「それで、まだ情報があるんだが、これは朗報だ。“奴”が持っているであろう“特典”の情報を部下が持ってきてくれた」

 『!!??』

 

 これにはアザゼルさん意外全員驚いていました。

 凄い優秀じゃないですか!

 

 「奴が小学校に通ってる間に部屋を調べさせて貰った。見てくれ」

 

 アザゼルさんがそう言うと、部屋の中にあるカーテンが閉まって明かりが暗くなり、部屋の隅の天井からスクリーンが下りてきました。

 そして、そこには画像が浮かび上がっていました。

 書かれていたのは、

 

 『自分の能力

 ・赤龍帝の籠手

 ・無限の魔力

 ・変身能力

 ・不死

 ・『覇龍』を使っても暴走しない』

 

 そこには子供のような文字で神に描かれていたものがありました。

 これは私でもチートだと思いますよ………。

 

 「ハハハハハ!!馬鹿だ、こいつ!!自分が考えた最強の自分てか?その程度じゃ、いくらでも倒せる方法はあるぜ。心配して損した」

 『確かに、無限の魔力があろうと魔法や魔術を覚えてなかったら意味が無い上にそもそも体力が無かったら意味がないだろう』

 

 オリバー君とレグルスさんの評価が辛辣です。

 だけど………そうですね。

 私だって結構死にかけながらも鍛えて赤龍帝の籠手を使いこなせるように頑張ってるんですから、最初からこんな物を持ってる人が自分を鍛えようとするとは思えませんでした。

 『覇龍(ジャガーノート・ドライブ)』を使いこなせるのは確かにかなり脅威だと思います。

 あれは歴代の二天龍所有者の最後に使う力としてよく知られていて、歴代所有者の怨念が籠もっているせいでよく暴走するのだそうです。

 しかし、地力が低かったら意味がありません。

 

 「それで、後で見せるが“奴”が訓練してる様子もあったらしいが、お前達がやっている物に比べればお遊びだ。つまり、お前達より弱いが…………不死という厄介な物を持っている。恐らく耐久戦で負ける可能性も否定できない。が、そんなもん幾らでも対処できる。それでだが、オリバーは俺が何をしたいか知ってるんじゃないか?」

 「………先生、まさかとは思いますが、貴方は」

 「おう、俺は悪魔と天使の奴らと一緒にあいつを潰そうと思う」

 『!!?』

 

 その事に私たちは驚いた。

 先生がまさか、戦争を始めようと考えていたなんて…………。

 

 「本当なら俺もしたくないが………悪魔や天使共の馬鹿やらかしたせいで堕天使(俺たち)まで滅ぶのは納得いかない。だから、俺たちはずっと他神話勢力と交渉をしてきたんだ。安心しろ一瀬、誰も死なせはしない」

 

 アザゼルさんは私にそう言うと頭を撫でてきました。

 嬉しいですが、誰かが傷つくのは嫌なんですよ……?

 

 「すまんな。それだけは無理そうだ。だが、死なないだけマシさ。それに、日本神話とケルト神話にはもう話が着いてるんだ。この調子で最低でも二、三勢力とは話を付けて、俺たちの今後も考えてるさ」

 「…………分かりました」

 

 ならば、と前々から考えていたことを伝える。

 

 「なら、私も出ます」

 「……!」

 『アザゼル、止めてくれるなよ。今の言葉は一瀬がずっと考えて、漸く出した結論だ。俺の忠告も受け入れて尚決意を変えなかったのだ。それを否定してくれるなよ?」

 

 ドライグさんの言葉にアザゼルさんは言葉が止まる。

 次に口を開いたのはオリバー君でした。

 

 「良いのか?お前は戦争したく無いと思っていたが…………」

 「うん。私はしたくない。けど、私だけの我が儘で、止められるものを止められなかったって、後悔はしたくなかったから……」

 『……強いな、一瀬は』

 『当たり前だ。ベルザードと同じくらいに最高の相棒だからな』

 

 それぞれが思い思いに話す中、アザゼルさんが頭を掻きながら口を開く。

 

 「ハァ~。分かったよ。認めてやる。だが、後悔すんなよ?」

 「勿論です」

 

 アザゼルさんの言葉に決意を持って頷く。

 それにアザゼルさんは私たちに告げる。

 

 「とは言え、最上級悪魔程度は一撃で葬れるようにはなんないと話にならねえ。更に厳しくなるぞ。覚悟しろ!!」

 『はい!!』

 

 それから少ししてお開きになりましたが、アザゼルさんの部屋から少し離れた所でオリバー君にある疑問を聞きました。

 

 「オリバー君は戦争に賛成だったんですか?」

 「………まあ、そうだな。原作の悪魔達とは異なる世界らしいからな。あの戦争を避けるために動いていた先生があそこまで言うなんて、余程のことだ。なら、俺は拾ってくれた先生のために動くさ」

 

 そんな理由があったんですか……。

 それを言ってるときの彼の顔は少し暗かったです。

 やっぱり、小説の世界に生まれたのに、内容が違う上に主人公の陣営と敵対するのは複雑なんでしょうか?

 私がそう考えてるのが顔に出ていたのか、唐突に話題を転換して色々な話をしてくれました。

 それから自分達の部屋に付くまで原作の話を聞きました。

 私もそんな原作の世界に行ってみたいと思いましたが、録でもないことになりそうだと本能がうるさかったです。

 しかし、この時……………あんなことになるなんて少しも予想出来なかった。

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