ヘロヘロとモモンガと愉快な仲間たち   作:火焔+

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05. エンリ・エモットと……

 

 エンリ強化計画から早一週間。

 エンリはLv20まで上昇して、今はLv20の吸血鬼(ヴァンパイア)骸骨騎士(スケルトン・ナイト)と戦っている。

 

「はぁっ!!」

 

 オリハルコンの装備に変えてはいるが、このレベル帯となると流石に魔物もワンパンでは沈まない。

 最近はちゃんと実戦をしているという感じだ。

 ただ、少し動きがぎこちない。特に蹴りの時に数瞬の迷いがある、そんな感じだ。

 それを見て昨日の村娘の話を思い出す。

 

(やっぱり、本当なんだろうか……?)

 

 

 

■■■■■■■■■■■

 

 昨日の事――――

 

 モモンガさんは死の騎士(デス・ナイト)を使って開墾をしていて、俺はウッドゴーレムの稼働状況のチェックをしているとき、隣に居た村娘に声を掛けられた。

 何故かは知らないが、モモンガさんではなく俺の方にずっと付いてきている娘だ。

 

「ヘロヘロさん、聞きたい事があるんですけどいいですか?」

 

「?? あぁ、いいぞ?」

 

 いつもは明るい娘なのだが、何か今日はちょっと真面目な雰囲気を感じる。

 

「ヘロヘロさんって、エンリともうヤッたんですか?」

 

 村娘は左手の親指と人差し指で輪っかを作って、右手の人差し指をその中に抽挿する。

 

 

(なぁっ!? な、なんてお下品な!??)

 

 

「えぇ!? え、いや? そう↓いう事は↑無いぞ?」

 

 女子というのは恋愛話が好きとは聞くが、ここまで生々しい話だとは想定外だった。

 この世界だからなのだろうか?

 

「え? そうなんですか? エンリとトブの大森林にしけこんでいるのでてっきり。」

 

 なんかの本で見た事がある。昔の人は個室なんて無いから、そういうことする時は外で致すと。

 まさか、そう見られていたとは……。

 

「エンリ、わざわざノーブラで森に行くからそういうことだと思ってました。」

 

(あの桜色は本物だったのか!? 俺の幻覚じゃなかったのか!)

 

「や、やっぱりそうだったのか……。一体何故なんだ……?」

 

「そりゃ、ヘロヘロさんに惚れてるからですよ。

 もしかして気付いてなかったんですか?」

 

「あぁ……全く。」

 

(惚れられる要素は一体何処に? 腕っ節しか自慢はないぞ?)

 

 俺が困惑していると村娘は溜息を付く。

 

「そうだったんですか……。

 じゃあ、もしかして私が惚れてるのも?」

 

「えぇ!!??」

 

 いきなり人生のモテ期(黄金期)に入って俺は更に困惑する。

 

「はぁ……。じゃあ1つずつ説明しますね。」

 

「あぁ……頼む。」

 

 それが分かれば、俺はこの世界で【は】モテる可能性がある。

 ゴールまでの距離が分かれば結構頑張れるものだ。

 

「先ずエンリからですね。

 最初は殺される所だったのを救ってもらった事ですね。」

 

(それはモモンガさんも同じだろう)

 

「そして、怪我を治して貰った事。

 次に、両親を亡くして生きていく術を失ったところに生きていく力を与えてくれた所です。

 夕方になると、村の周囲を何十週も走ってるんですから。あれだけ力が付けば、エンリ一人でも畑を耕して行けますし。

 知ってました? ヘロヘロさんが助けてあげてなかったら、私娼(組織に属さない生活の為に身体を売る娼婦。相場は安い。組織の娼婦に見つかると私刑に遭う)になるしかなかったんですよ?」

 

「嘘だろ?」

 

「本当ですよ。エンリ一人じゃ畑の面倒を見るのも難しいですし、村が襲われた後じゃ自分たちが生きるのに精一杯で他の者の面倒を見ている余裕もないですし。

 エンリには職人のような技術も無いですから。だとすると、エ・ランテルのスラム街で私娼で生きていくしかないでしょう?ネムの為にも。

 それで感染症に罹って――――

 そんな暗い未来を照らしてくれたんですから、惚れるのも無理ないですよね。」

 

 

 俺の世界も人という歯車は磨耗したら新しい部品と交換される。そんな世界だったが女性でもそんなに悲惨な生活はしてなかった。

 VRで性欲を満たすアプリケーションがあったから、そこまで必須とされてなかったからかもしれないけど。

 だけどここは俺達の世界より人の価値が遥かに安いんだ……

 

 

「だから少しでも振り向いて貰う為にノーブラで誘惑してたんですよ。

 自分から直接言うのはやっぱり恥ずかしいですしね。」

 

「だが、俺達はずっと此処には居られないぞ……?」

 

 守護者達の考えた作戦もあるし、高い頻度でカルネ村に足を運ぶだろうけど数年後はわからない。

 安定したら大きな街に拠点を持ったほうが遥かに情報も金も手に入るからだ。

 

 

「だからですよ。居なくなっちゃう前に自分の想いが届いてほしいって、カルネ村に住んで貰えないのはわかってます。

 だから、想いが届いてほしい、愛して貰った証がほしいって。」

 

「そうなのか……」

 

「そんなに気構えないで下さいよ!エンリも私もそんなの望んでないですし!」

 

 村娘は俺を元気付けるために、パシパシと俺の背中を叩く。

 

 

「キミは直接救った覚えは無いが……」

 

「直接じゃなくっても救ってもらいましたし。それに、白いスライムってヘロヘロさんの使役しているスライムですよね?」

 

「そうだけど?」

 

「私もお父さんと弟をあの時失ってお母さんも重傷だったんです。

 白いスライムさんがお母さんに治癒魔法をかけて救ってくれたんですよ。

 ヘロヘロさんのお陰で私は独りぼっちにならなくて済んだんです。

 お母さんと二人なら畑も面倒見れますから、私娼にならなくて済みますし。

 これが私がヘロヘロさんを好きな理由です。

 

 私は股を開けって言われたら、今ここで股を開いちゃいますよ?

 因みに私もノーブラです!」

 

 

(最後が台無しだよ!!)

 

 

 最後の下ネタは俺を元気付けてくれたんだろうな。

 

「そっか。ちゃんと考えてみるよ。」

 

「もぉ~真面目過ぎですよ。本能のままにヤッちゃえばいいんですから!

 そうだ、明日エンリにはノーパンになるように言っておきますから。

 ちゃんと最後までシテ上げてくださいね!」

 

 またパシパシと俺の背中を叩く。

 俺は村娘の胸元を見ながら、やっぱり揺れが大きいのは付けてないからなのかと思う。

 

 

「中身、気になります? いいですよ?」

 

 上目遣いで俺を見上げる村娘に緊張を隠せないでいる。

 

「ま、前向きに考えておきます。

 そ、それより、マジックキャスターに興味ない?」

 

(くそぉ……!チキンだ俺!)

 

「もしかして、私もヘロヘロさんの【手で】育ててくれるんですか?」

 

 エンリのように胸を強調するような服を来た村娘が腕を組んで自分の胸を寄せる。

 

(そういうことではない!)

 

 村娘に弄ばれながらも、なんとか話の主導権を持っていこうとする。

 

 

 

「エンリには前衛職を鍛えて貰ったけど、後衛職をやってくれる人いないかなと思ってね。」

 

 俺達の居た所ではレベルアップ後に現在覚えられる魔法を3つ習得できたけど、

 ここだと魔法を覚えるのは都市で師事しないといけないかもしれないと念を押す。

 

「私もヘロヘロさんとマンツーマンなら、私をヘロヘロさんの好きな色に染めてもいいですよ?」

 

(んもぅ!この娘、いちいち小悪魔みたいなことを言う!)

 

 母親を救った時の事があるからと、農作物、植物の育成の関係でドルイドのクラスを伸ばす事に決めた。

 ウッドゴーレムの成果を確認してナザリックに戻る時――――

 

 

「明日のエンリ、絶対ノーパンですから。」

 

 

 忘れかけてた事を思い出すことになった。

 

 

 

■■■■■■■■■■■

 

 吸血鬼(ヴァンパイア)骸骨騎士(スケルトン・ナイト)を倒し終えて日も昇りきる頃。

 今日の訓練が終わり、いつものように倒れこむエンリ。

 最近はもう動けないという感じはしていない、これもレベルアップのお陰だろうか。

 寝転がりながらも器用に無限の水差し(ピッチャー・オブ・エンドレス・ウォーター)で水を飲んでいた。

 

 衣服が汗で張り付き、透けて見える胸を見るのは最早日課だった。

 

(そうか、あれは本物だったのか……。)

 

 桜色のアレをガン見しつつ、視線を下に向けていく。

 あの村娘の言う事が本当なら、スカートの中には何も身に着けてない。

 

(もしそうなら、俺は多分我慢できないな)

 

 

 俺がエンリの股間を見ていることに気が付いたフウマたちは以前、俺が扇でスカート捲りした時にめっちゃ褒めた事を思い出したのだろう。

 

 不可視化したフウマたちが大きな扇で、エンリの下半身の方から思いっきり仰ぐ。

 今までで一番の突風によりロングスカートが大きく捲れ上がり、足の付け根までしっかりとエンリの下半身全てが曝け出されてしまう。

 

 

 エンリはスカートを押さえつけようとするが、そうすると無限の水差し(ピッチャー・オブ・エンドレス・ウォーター)を落としてしまうと気が付いた。

 エンリは悩んだ結果、無限の水差し(ピッチャー・オブ・エンドレス・ウォーター)を落とさない無い事を選んだ。

 強風で捲れ上がるロングスカート。何も身に着けていない産まれたままの姿が俺の目に焼きつく。

 エンリは目と瞑ってぷるぷると震えながら羞恥を我慢しているようだ。

 俺は初めての光景に欲望が勝り、目を逸らす事なんてできなかった。

 

 

 

 10秒ほどだろうか、フウマたちが起こした強風が止まり森は静寂を取り戻す。

 俺の時間感覚では数分間の天国ではあったが、エンリは顔を真っ赤にして半泣き状態だった。

 

「あ、あの……!そのっ、私っ……!」

 

「エンリ、昨日の娘から聞いてる。」

 

 覚悟を決めた女の子に恥をかかせるわけにはいかない。

 

 

「エンリ、君が欲しい。」

 

 

「はいっ! ヘロヘロさん! 私を、エンリ・エモットを貰って下さい!」

 

 

 

 

 

 

 ――――めちゃくちゃ凄かった――――

 

 

 

 

 

 




残念ながらエンリ一筋ではいかないんだよ。
詳細はR-18版で。
(まだ書いてないんだ……イチャラブってむずかしくね?)

フウマ達はやっぱりべた褒めされます。
この後、フウマ達は自分の使命はヘロヘロの護衛とスカート捲りと思うようになる。
そりゃ心酔する主から褒められたら仕方ないよ。
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