この素晴らしい世界に鍵使いを!   作:アセどん

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よ、ようやく書ききれましたので投稿します!
今回は、このすば最強の運の持ち主と、頭のおかしい方の紅魔が登場します。



第4話 頭のおかしい紅魔!?

 

ゴブリンの群れを討伐し、アクセルの町がすでに目と鼻の先まで来くると、いつぞやのとんでもない爆発音が鳴り響く。

 

ドオ゛ォォォォォォォォォォォォン!!!!

 

 

「っ!?びっくりしたァァ!!」

「…………コレ絶対めぐみんだ」

 

突然の爆発音にツカサは驚き、ゆんゆんは心当たりがあるのか目が少々死んでいる。そんな状態となっているゆんゆんに気づいていないツカサは、かなり離れた距離に苦い思い出しかない巨大カエル(ジャイアントトード)に追われている同年代の少年を見つけてしまった。

 

「なぁゆんゆん。あの爆発音で出て来たのか、俺と同い年くらいの冒険者が追われているのは目の錯覚ではないよな?」

「………大丈夫ですよ、私も誰かと一緒にクエストができた嬉しさのあまり『コレは夢なのでは!?』と思って何度も頰を引っ張っていましたから現実ですよ」

 

「色々ツッコミたいワードが出たけど気にしないでおくとして、助けた方がよさそうだな。あの人の顔、かなりバテてきている顔だから」

「いえ、そもそも近くの三匹の口元をよく見たら!?女の人が食べられかけていますよね!?」

 

「……しょうがない。クエスト帰りだけどサポートとよろしく」

「はい!任せて下さい!!」

 

しばらく静観していたのだが、流石にヤバい状況になってきていたのでパワーストで身体強化を行い凄まじいスピードでツカサは駆け出す。かなりの距離があったのだが一瞬にしてその距離を詰める。そして、しばらくの間逃げ続けていたのだが、とうとう体力限界により転んでしまった冒険者を喰おうとしているジャイアントトードの背後からキーブレードで斬り捨てる。

パワーストによって強化されたことで普段よりもキレのある斬撃を繰り出せる様になったおかげで、一撃で倒すことができた。

そして、残りの三匹の方を見てみるとゆんゆんの魔法によって喰われかけていた三人は救出されていたためひとまず安堵の息を漏らす。

 

「大丈夫、怪我はないかい?」

「…あ、っあぁ助かったよ。ええーと……」

 

とりあえず自己紹介は雪が積もった地面に尻餅をついている目の前の冒険者を立たせてあげてからでもいいだろう。

 

「俺はツカサ。黒塚士、若輩者のキーブレード使いだ」

「マジか!?」

 

どうやら俺が思っていた通り、この人も同郷人つまりは日本人であっていたようだ。キーブレードって単語でここまで反応してくれているようだ。

 

「マジもマジ。冒険者としての職業もキーブレード使いだよ。あと、きみの魔法使いっ娘がぐったりしているけどほって置いて良いのかい?」

「あっヤベ忘れてた」

 

今この人……カズマ(後でちゃんと教えてもらった)はゆんゆんと似た容姿をしている魔法使いの少女を忘れてたと言ったよ。(−_−;)

そして、カズマは改めてゆんゆんにもお礼を言うと、彼女は頰を赤らめて恥ずかしそうにしながら、ボソボソと呟く。

 

「た、助けた訳じゃないですから。ライバルがカエルなんかにやられたりしたら、私の立場がないから仕留めただけで……」

 

俺の時とは違い、目の前にライバル?がいるためなのか素直にならずいる。さらにカエルから救出した青髪の女の人が、どうやらゆんゆんとライバルっ娘の関係に興味津々なようで尋ねる。俺もそれは気になるためカズマと供に静観することとする。

 

「知り合いというか、ライバルといいますか……。久しぶりねめぐみん!約束通り、修行を終えて帰って来たわ!今の私は見ての通り、上級魔法だって使いこなせる!さあ、今こそあの時の約束を果たす時!今日こそは、長きに亘った決着をつけるわよ!」

 

ふむふむ……あの爆裂っ娘ことめぐみんはゆんゆんの友達っぽいようだ。少し安心した。ゆんゆんと会話していく中で、察してしまったが彼女はその…ボッチ気質である。しかし、今の言葉を聞いてどうやらめぐみんとは友達なようなのでホッとしてしまった。

と、ツカサは内心安堵の息を漏らしていたのだが、

 

「………?どちら様でしょう?」

「ええっ!?」

「(うそ〜ん(゚Д゚)!?)」

 

粘液まみれのめぐみんは何気なく言った言葉によって困惑する。

そして、内心困惑しているツカサを置いてカズマ、めぐみんは言い合いを開始し、そこへ涙目のゆんゆんが参加するというカオスな空間と化していく。そんな4人を置いて、ジャイアントトードの死骸を手配してもらう準備のために青髪の女の人アクア、私はあなたを信用していません……という何やら物騒な捨てゼリフを吐く黒髪の女性の粘液まみれの2人は街へ帰っていった。

 

「ところで、貴方はどちら様なのでしょうか?何やら、ウチのカズマと盛り上がっていたようですが」

「ねぇ!?なんで私は無視するよの、ねぇ!めぐみん!?」

 

流石にカズマにしか名乗っていなかったため、めぐみんはゆんゆんをワザと無視しながらツカサに尋ねる。

少々可愛そうになってきていたためゆんゆんをどうどうと慰めながらツカサは自己紹介をする。

 

「俺はツカサ。黒塚士。昨日、この街付近で起きたとんでもない爆発で目覚めた巨大ガエルに喰われそうになっていたところを、君のライバルのゆんゆんに助けてもらったんだ。で、今は冒険者としてまだまだぺーぺーだから彼女にレクチャーしてもらっているから一緒にいるんだ。よろしく」

「それはどうも、ご丁寧に。では、此方も改めて………我が名はめぐみん!アークウィザードを生業とし、最強の攻撃魔法〈 爆裂魔法 〉を操りし者!」

 

「あ……ぅん。よろしく、めぐみん」

「おいこら。私の名乗りに文句があるなら聴こうじゃないか!」

「よせって、コレが本来あるべき反応だ」

 

ゆんゆんと違い全く恥ずかしいの『は』の字もないめぐみんにどうしていいのか微妙な反応をしてしまったツカサに突っかかろうとしたが、カズマによって止められる。そして、しばらくカズマとめぐみんの取っ組み合いが終わり、どこか煽る様に紅魔族特有の名乗りをめぐみんに強要される。

 

「ちょ、ちょっと待ってよ、!わ、分かったわよ。知らない人の人の前で恥ずかしいけど、名乗るわよ!」

 

これによってゆんゆんもヤケクソ気味になりながら、めぐみん同様にバサッとマントを翻し、

 

「わ、我が名はゆんゆん!アークウィザードにして上級魔法を操る者!やがては紅魔族の長となる者!」

 

頰を真っ赤に染めながら名乗り切った。

紅魔族というのは、こうもオーバーアクションをしながら名乗らないと死ぬ呪いでもかかっているのだろうか。

 

「とまあ、彼女はゆんゆん。紅魔族の族長の娘で、いずれは紅魔族の族長になる、学園時代の、私の自称ライバルです」

「「覚えてたんかい!!」」

 

思わずカズマと一言一句同じのツッコミを入れてしまった。仕方ない。

 

「ちょっとちゃんと覚えているんじゃない!……あ、あれ?ツカサさんと同じで、カズマ……さんも?私の名前を聴いても笑わないんですか?」

 

どうやらカズマはめぐみんのおかげ?で、紅魔族特有の謎の挨拶に耐性があるのか笑ったりしたりはしなかった。

 

「名前がちょっと変わってるぐらいで、本人の人格には関係ないだろ?それに世の中には変わった名前をしているうえに、頭がおかしい爆裂娘なんて不名誉な通り名で呼ばれてる奴もいるんだよ」

「私ですか?それって私の事ですか?私が知らない間に、いつのまにかその通り名が定着していたのですか!?」

 

 

 

 

んん!?

 

 

 

「………なぁ〜カズマくぅ〜ん?今、とぉ〜ても気になるワードが聞こえたんだけどぉ〜?」

 

 

 

 

 

 

 

ヤバいヤバいヤバいヤバい!

あれ?ツカサの眼からハイライトが消えた!?

ちょいちょい!?

ゆんゆん、めぐみん逃げるな!!

 

 

「お、お落ち着け!とにかく落ち着け!確かに昨日の爆裂はコイツの仕業だが、仕方がない事情があるんだ!だから、キーブレードを構えながらにじり寄って来るなぁぁぁぁぁ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆★★★★★★★☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

「————という訳だから、めぐみん達は俺を逃がそうとしてくれただけなんだ。でも、本当にすみませんでしたぁぁぁぁ!!」

「うん。理由はわかったから、土下座しないで!」

 

 

何が怖かったのか涙目のカズマは綺麗な土下座をして来たため、なんとか立たせるように奮闘する。

そんなツカサとカズマの後ろでは、

 

 

 

 

 

 

「………あれほどの圧力なら土下座したくもなりますよ」

「というか、まだネタ魔法以外覚える気はないの!?」

 

「なにおう!!」

 

という、此方は此方で違う激戦が始まりそうになっていた。しかし、ツカサたちは、それどころではないので聴こえていない。

 

しばらくして、カズマとツカサのおバカなやり取りは終わり、ゆんゆんたちの方へ戻ると、

 

「いいでしょう!我が爆裂魔法をネタ魔法とのたまうのなら、勝負を受けてあげますよ!」

「よ、よかったぁ〜じゃなかった!それでこそ私のライバル!」

 

何やら2人が勝負をすることになっていた。

 

「どうするコレ?」

「いいんじゃね?」

 

そして、俺たちは俺たちで他人事なため傍観に徹する。

 

「まぁ〜私はもう魔力がありませんので貴女が得意な体術勝負で、どちらかが降参するまでで。どうですか?」

「いいの?体術の授業はロクに出ないのに、昼休みになるとこれ見よがしに私の周りをウロウロして、勝負を誘って私からお弁当巻き上げていた貴女が?」

「………お前、ロクでもないな」

「……流石にそれはダメでしょ」

 

だが、明らかに一言物申さねばならないワードが出てしまったためカズマとツカサは、半ば呆れながら各々の意見を口にする。

流石にコレはめぐみんもバツが悪そうし、加えて少々申し訳無さそうにしながらも小さめの声音で反論する。

 

「……私だって、死活問題だったんです。家庭の事情で彼女の弁当が生命線だったのですよ。自分から勝負を持ちかけたらカツアゲみたいなものでしょう?」

「「(イヤイヤわざと勝負を誘っている時点でOUTだろ)」」

 

心の中でそんなことを密かに思いながら、出会って数分で思考をシンクロさせている2人を置いてゆんゆんとめぐみんの勝負が始まってしまった。

しかし、その勝負はアッサリゆんゆんの敗北で幕を閉じた。

 

それも仕方がないことなのだ。

なんと、めぐみんの身体は先ほどゆんゆんとツカサが倒したカエルの分泌物(ヌルヌル)によって、中々エグいことになっていたのだ。勝負を開始して数秒で漸くめぐみんの状態を思い出したゆんゆんは、めぐみんの狙いが自身をヌルヌルにして戦意を無くさせることであることに気づいた。コレによりゆんゆんは一目散にめぐみんから逃げるが、めぐみんの謎の行動力の前に無駄となり、彼女もヌルヌルされてしまった。色々眼福であったのは、健全な男子たるカズマとツカサだけの秘密である。

そして、泣きながらダッシュでアクセルの街へ帰るゆんゆんを追いかける様にしてカズマたちと別れたツカサは、何とか未だに紅く光る瞳に涙を溜めているゆんゆんと合流し、一旦彼女を銭湯まで送り届けようとした所で、彼にまたもや災難が降りかかる。

 

「そこの黒コートを着たキミ!待ちたまえ!」

「……ん?」

 

振り返ると、何処かキザったらしい雰囲気を匂わせるナルシスト感がある鎧に身を包んだ青年が取り巻きと思われる女性を侍らせて、絡んできた。

 

どうやら、キーブレード使いであるツカサの初クエストはまだ完全には終了しないようだ。




中々、オリジナルを交えながら原作の登場人物を登場させて会話を考えるのは、やはり骨が折れます。
二次創作を書いていながら何を言っているんだ?と思うかもしれませんが、すみません。単なる弱音です。

それでは次回も楽しみに下さい!!
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