この素晴らしい世界に鍵使いを!   作:アセどん

6 / 7
半年以上も休んでしまっていた………。
大失態です。
それにしてもキングダムハーツ3 remindサイコーでした!!
特に私個人としては、ロクサスとシオンとアクセルの共闘の際に異端の印を絆と称して取り戻す所がエモいです!!
後、リクとテラの十数年ぶりの会話と共闘もよかったですね!!

さて、それでは第6話どうぞ!!


第6話 パーティー結成

「ゆんゆん。俺と、パーティーを組んでください」

 

改めてツカサは真剣な顔つきで、ゆんゆんに手を差し出しパーティーを組んでほしいことをハッキリと告げる。

 

「…………………………」

「まさかのフリーズ!?」

 

呆然と固まってしまったゆんゆんの目の前で手を振るものの反応はなく、素っ頓狂なまでにツカサも驚きの声を上げてしまう。

 

「……ほぇ!?」

 

ツカサの声に漸く気づいたのか、ゆんゆんは口を開く。鳩が豆鉄砲を喰らったような顔のままだが。

 

「あ、あのツカサさん、今、私にパーティーを組んで欲しいって言いましたか ?」

「ああ、言ったよ。俺とパーティーを組んで欲しい」

 

もう一度言うと、ゆんゆんは信じられないと言ったような顔で、

 

「…嘘とか、ドッキリとか冗談の類じゃないんですよね!?本当に、本当に私なんかとパーティーを組んでくれるんですか…!?」

 

ツカサに詰め寄る。

 

疑いすぎでしょ…少し傷つくなぁ〜まぁ、ゆんゆんは今までが今までだから無理もないか。

 

「嘘でもないし冗談でもないよ。それにしっかり理由もある」

 

先ほどまで考えてたパーティー構成について、ツカサはゆんゆんにかいつまんで説明していく。

 

「カクカクシカジカ…と言うわけだから。改めて、ゆんゆん。俺とパーティーを組んで下さい」

 

そして、説明をし終えた後、もう一度きちんとツカサはゆんゆんに手を差し出しつつ、パーティーを組んでくれるように誘う。しけし、ゆんゆんはどういう訳か、泣き出してしまう。

 

「い、嫌なら無理は言わないが…」

 

慌てて宥める様にハンカチを渡そうとするのだが、ゆんゆんは嬉しげにツカサの手を両手で包み込む。

 

「い、いえ!嫌じゃないです、むしろとても嬉しくて…」

 

そう聞いて胸をなでおろす俺の前では、ゆんゆんは特有の紅い瞳を輝かせ、涙をぬぐっていく。

 

「今まで募集の張り紙を張っても誰も来なかったし、来たとしても変な人しか来なかったから、こんな事を言われたのが初めてで…だから、つい…嬉しくて」

 

鼻をすすりながらのゆんゆんからの少し重めの告白に『そうか…』としか返せない。 なにせ経験がないのだから。

 

「ゆんゆん、大丈夫か 」

「は、はい。あの…ツカサさん…」

 

泣き止むまで待っていると、少し落ち着いたように顔を上げて、

「ん 」

「えっとツカサさん。私なんかで...良いんですか 」

 

その、不安と期待を込めて紅く輝いてるような視線に、安心させるように精一杯微笑みながら、

 

「もちろんだ。むしろバッチ来いってんだ 」

 

ドンッ!と胸を空いている手で叩くツカサを見たゆんゆんは、

 

「はい!ツカサさん不束者ですが、よろしくお願いします!! 」

 

これ以上ないほどの嬉しそうな笑顔を見せて、ツカサの手を強く握り返してくれた。

これにて、異世界生活2日目で優秀なアークウィザードであるゆんゆんとパーティーを組むことが出来たキーブレード使いのツカサであった。

 

後に、彼女がツカサのココロを救うことになるのを、この時の2人はまだ知らない。

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

……ハヤク…ハヤク…………

 

 

…ハヤク…ボクヲ………ヨンデ…

 

 

———誰なんだ?

 

 

……ボクハ————ダヨ……

 

 

———いや、ゴメン…マジで聴こえない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………ツンボ…………

 

———オイ!貌も見えてない相手に何だその物言いは!

 

 

…イヤ…ボクノホウカラハバッチリミエテルカラ……

………キミノマヌケヅラ…………

 

 

———誰だテメェ!!姿見せろやコラぁぁぁぁぁ!!

 

 

…ソロソロジカンダカラ……バ〜イバ〜イ♪

 

 

———ふざけんな!ボロクソに言いやがってぇ!!

———出てこいやァァァァァァァァァァ!!

 

 

…コンドハ…ボクノ…ナマエガ…キミ二トドクとイイね

 

 

———オイ!聴いてんのか!?オイ!オォォォォイ!!

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

転生して、早々カエルに喰われかけることとなったが、ゆんゆんに助けられることで彼女と出会えた。更に、気の良い鍛冶屋のレングスとも出会え、彼と個人契約を交わすことができた。

そして、2日目にして気が合いそうな同郷の少年カズマに加えて、ゆんゆんの友達であるめぐみんにも出会うことができた…………ん?ミツルギを忘れてるって、ダレソレ?そんなナルシのクソ虫との記憶は御座いません。イイデスネ?

 

さて、こんな感じて異世界生活が順調に行き過ぎている。そのため、ちょっとゆんゆんと夜ご飯を食べている途中で、『今度ドデカイ不運が降りかかるのでは……』に呟いてしまったため、コワイ笑顔のまま思いっきり両頬をツネり倒されたのは余談である。

めちゃくちゃ痛かったよぉぉ(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

 

そして、異世界生活3日目。

早朝からジャガイモに加えて、サツマイモの収穫のバイトを行った。ジャガイモたちは相変わらず人の顔面目掛けて、アタァァァク!して来たのだが、何とかスレスレで躱すことには成功した。また、サツマイモたちは何故か、収穫者たちのケツを狙ってくるので色々大変であった。

もう、どうなっているのこの世界の野菜達は!?

元気良すぎるだろ!!

 

そんなこんなの朝の仕事を終え、汗を銭湯で流した後ギルドへ向かっていると、見知った顔がいた。

 

「あれ?めぐみんじゃん、どしたの?」

「ん?ツカサではないですか。今私は、賠償金を払うための金策をゆんゆんと考えるべくここに来たのです」

 

「賠償金……なるほど。お前が爆裂魔法で迷惑かけた人達へのか」

「ち、違いますよ 私ではなく、カズマの死刑判決がチャラになる為の条件として、この街の領主に払わなくてはいけないのです!」

 

「そ、そうか…ゴメンよ」

 

いきなり重い話をされてしまったので、どう反応すればいいのか困ってしまいツカサは思わず謝ってしまう。

 

「あ!おはよう!めぐみん!!…あれ、ツカサさんも一緒なんだ。ツカサさん、おはようございます!」

 

ナイスタイミングでゆんゆんが来てくれた。

ナイス!ゆんゆん!!女神か!?

 

「ありがとう…ゆんゆん。そして、おはよう」

「え?何でお礼を言うですか??」

 

頭にハテナマークをいくつも浮かべ始めるゆんゆんを置いて、めぐみんは話を切り替える。

 

「まあ、こんな所で話すのもなんですし、ゆんゆんが来たので屋敷に行きましょう。誰かに聞かせるような話でもありませんし」

「リョーかーい」

 

折角逢えた同郷のカズマが困っているので、助けないわけにいかないためゆんゆんとともにめぐみんに案内される様に、彼女達が暮らしている屋敷へ向かう。

 

「それで、カズマが死刑判決を食らったとか、領主への賠償金とか言ってたが、あいつは何をやったんだ。そんな極刑が下るほどの悪さが出来る様な奴には見えないだがな」

 

屋敷の応接間にて俺が切り出すと、めぐみんはこんな事を話しだした。

 

1、数日前に、機動要塞デストロイヤーがやってきたのでカズマ達冒険者はそれをなんとか撃退した。

 

2、その時に、デストロイヤーの動力源だったコロナタイトという石が爆発寸前だったので、魔道具店の店主であり助っ人として来たウィズと言う人がランダムテレポートと言う適当なところに何かを転送する魔法でその石を転送したが、その転送先が領主の屋敷だったらしく、それによりその作戦を指示したカズマが国家転覆罪、並びに魔王軍のスパイとして逮捕された。

 

3、領主が権力をちらつかせた事で死刑判決を受けたカズマだったが、ダクネスというもう1人のパーティーメンバーのおかげにより、その罪が帳消しになる為の条件付きで釈放されたが、その条件が屋敷の修理代の弁償と魔王軍のスパイではない事を証明する事である。

 

という事なのだ。

思っていたよりも緊迫した状況のようだ。

((((;゚Д゚)))))))ヤベェ〜

 

後、領主といい監察官といい、街を救った功労者に対する対応が酷いな………。

 

「……なる程な」

「そう言うわけで、何かいい策はないかと、ゆんゆんと話し合おうと言うわけですが、ツカサも何かいい案ありませんか 」

 

「う〜ん、難しいな………」

 

一昨日異世界転生したばかりであまりコッチの常識が分からないが多分払う金額にもよるが

 

「それにしてもデストロイヤーの被害を被った農家とかへの補填とかほっぽり出して自分の屋敷かよ。クソかよ領主」

 

昨日から見ていた農地や防壁の惨状を見た後だからか、どうにもその領主にいい感情が持てない。多分、日本でそんなことやったら大バッシング待った無し決定であるのに。

 

「ええクソですよ……この街の領主は評判が悪いことで有名なんですよ。だから、こんなことも平気でやるんだと思います」

 

絵に描いたような悪代官かいって今は領主の話は置いておいて、

 

「金策と言ったら、大物賞金首を狩るとかどうだ?うまくいけば短時間で簡単に稼げるぞ。お前たちは魔王幹部討伐に、デストロイヤー破壊も出来たんだし、かなりイケるんじゃないか?」

 

ちょっと適当っぽいが意見を出してみることとする。

 

「まぁ私達はこの街でも有能ですからね!それに私も爆裂魔法をぶっ放せるからそれが良いんですが、あの男ときたら危ないところには行かないと駄々をこねてるのですよ!!自分の命が危ないってのにあの男は…全く、いざって時には頼りになるのにどうして普段はあんなにもダラしないのですかね!」

 

カズマのステータスは知らないが、お世辞にも強そうとは言えなかったからきっとそこが、理由だろう。あと、途中からちょっと惚気にも聴こえなくもないのだが気のせいにしておこう。

 

「なら、何か新しいものを開発して、その利権をどっかに高く売りつけるとかはどうだ?少し時間はかかるが」

「それなら危なくはないですけどクエストより難しくないですか?それに、そんなに時間はないんでしょ、めぐみん?」

「そうです。だからこうして相談しているんじゃないですか」

 

………ギルドの受付嬢さん達に協力を仰ぐか、功績はあるに加えて、この街を救ったカズマ達を見捨てる様なマネはしないだろ。

 

「とりあえず、俺はもう一回ギルドに行って、何かいい案は無いのか訊いてくる」

「すみません、ツカサ。どうか、よろしくお願いします」

「私は、こっちでめぐみんともう少し話をしておきますので、よろしくお願いしますね、ツカサさん」

 

そう言って俺は、カズマ達の屋敷を出て、ギルドへ向かって行くのであった。

 

 

 

そして、後に異世界生活3日目のツカサが受けることとなったクエストは想像絶するよりも過酷なモノとなるのであった。

 

 

 







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