鬼連れ獪岳   作:はたけのなすび

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では。


八話

 

 

 

 

 

 物事は続けて起きるというべきなのか。

 刀鍛冶の里が、上弦に襲われたそうだ。それも二体。肆と、伍。

 死者も負傷者も出たが、上弦二体の討伐が完了したらしい。撤退させたのでなく、討伐である。

 恋柱と霞柱の二人がいたこともあって、里は壊滅を免れた。ただ鬼へ居場所がばれてしまったから、すぐさま場所を移したという。

 鬼殺隊の生命線とも言える刀鍛冶の里が襲われ、しかも立て続いて上弦が出たことから、緊急の柱合会議が開かれるとのことだった。

 そうしたことの一切を獪岳へ伝えて来たのは、新しい鎹鴉だった。

 

「カァ、オ前タチノ報告モモッテイク。今ハ休メトノコトダ」

 

 前と比べればやや静かめの声で喋る、頭のところに白い毛が少しだけ混ざった鴉は、そういって翼を広げる。

 そのまま見送ろうとして、獪岳は思わずその尾羽を掴んでいた。

 

「ガァ!ナンダイキナリ!」

「……名前。お前の名前、なんだよ?教えてから行け」

「雪五郎ダ!離サンカアホンダラ!!」

 

 嘴で獪岳の手を突き、雪五郎は窓の桟に止まる。

 

「名前ナラ、マトモニ聞ケバヨカロウガ!聞イテイタ通リダナ!」

 

 フン、と鼻息荒く鴉は飛び立って行った。誰に何を聞いたのか知らないが、鴉のことは鴉から聞いたのだろう。

 鎹鴉は、鎹鴉同士で集まって話すこともあったらしいから。

 

「……なんだよ」

 

 物言いたげな視線を感じて横を向けば、入院着の不死川玄弥が寝台の上で半身を起こしていた。

 

「いや、別に。……お前の鎹鴉、どうしたんだ?」

 

 前来ていたやつはもう少しうるさかったし、白い毛なんてなかっただろ、という玄弥に、獪岳は一言で返した。

 

「死んだ」

 

 大きな傷跡が顔を横切る玄弥の顔が、言い難い形に歪んだ。

 

「上弦の壱に斬られて、助からなかった。墓なら裏に幸がつくった」

「あ、ああ……」

 

 他に何か聞きたいのかと睨み返すと、玄弥は目を逸らした。

 彼も刀鍛冶の里にいて、奮戦したそうだ。

 蝶屋敷に入院しに来るほどなのだから、相当に激しい怪我である。さらに隣の寝台で今もすやすやと平和そうな顔をしている竈門炭治郎と比べ、傷の治りがやたらと速い気もしたが、不死川玄弥は鬼喰いをしている。

 怪我の治りが速いのは、そのせいだろう。

 上弦の二体を討伐できたのみならず、刀鍛冶の里ではもうひとつ重大な出来事があった。

 竈門禰豆子が、太陽を克服したのだ。

 現に今も、日の当たる外へ出て屋敷の少女たちと洗濯物を干しているのが窓から見える。

 遠目に見る限り、その額には角もなければ痣もない。目と牙と、言葉がたどたどしいこと以外、傍目からはすっかり人間に戻れたかのようだった。

 それでも、幸のように歳相応にものを考えることは、できていないらしい。自我があやふやなのだと聞いた。

 だが本当の特別とはきっと、ああいうふうなやつのことを言うのだろう。

 千年以上かけて一人の鬼も克服できなかった日の光を、堂々浴びれるようになったのだから。

 同時に最近聞きなれてしまった、欠片も聞きたくない高音の喚きも聞こえた気がして、獪岳は窓を閉める。お前は一度本気で口を縫いつけやがれと。

 

「平気なのか?お前じゃなくて、そっちの……」

 

 そっち、というのは寝台の脇に置いてある箱と、その中で今日も眠っている幸のことだろう。

 幸と鴉とが仲良くしているのは、割とよく知られていたらしい。

 

「俺にはわかんねぇよ。あとで鴉の名前は教えるけどな」

 

 玄弥や炭治郎と、ちょうど入れ替わるような形で退院許可が出た獪岳は、隊服の釦の最後のひとつを留めて、寝台から降りた。

 袖を通しっぱなしだった入院着は、今日で終いなのだ。復帰許可は下りていないから暇だが、寝台に市場の魚のように寝ているしかない日は、終わりだった。

 箱を背負い、新しい刀を持てば、いつも通りになる。

 落ちた体力は訓練で戻すしかないだろう。それもまた、いつも通りだ。鴉が一羽死のうが、変わることはない。

 竈門禰豆子が太陽を克服して以来、鬼の出現が一切なくなっているというから、訓練に当てられる時間はある。

 

「じゃあな」

 

 目立たないが、また新しい繕いあとだらけになった羽織りを最後に手に引っかけて、獪岳は玄弥に軽く手を振って病室を出て行った。

 刀鍛冶の里での戦いが終わって、怪我人たちが運び込まれてから、最早数日経っている。

 ちなみに獪岳に刀を打ってくれたあの鍛冶屋は、刀ができてすぐに届けに来、獪岳が起きるまで居座っていたため、運よく上弦の襲撃時に里から離れられていたそうだ。

 縁壱人形を見せてくれた小鉄という少年も怪我こそしたが無事で、川へ流された刀も根性で見つけたと、つい先日またも手紙が来た。

 手紙はそれだけで、あの縁壱人形と上弦の壱とにどういう繋がりがあるのかは、わからなかった。

 散々に斬られた上弦の太刀筋を、ふと思い出す。幸が見ただけでは、あの鬼が用いた型は五つかそれ以上はあったそうだ。

 報告書を書いているときに、その動きも幸が書いたものだから、獪岳もその型について知ることができた。

 できたが、あの鬼とどう戦えばいいのだろうか。あんな、正真正銘の化物相手に。

 すぅすぅと、耳を澄ませば聞こえて来る箱の中からの寝息だけが、変わらずに安らかだった。

 

「獪岳!」

 

 裏口から出たところで、かかった声に獪岳は足を止めた。

 予想通りと言うべきか、そこにいたのは善逸である。さっきまで竈門の妹や看護婦たちと一緒に物干し台の近くにいたろうに、よっぽどの勢いで走って来たのか軽く肩で息をしていた。

 

「獪岳、どっか、行くの?」

 

 聞かれるまで、どこへ行こうか一切考えていなかったことに気づく。

 が、口は勝手に言葉を絞り出していた。

 

「裏」

 

 鎹鴉の墓へ、獪岳はまだ行っていなかったのだ。

 

「あ、あのさ、なら、俺も一緒に行っていい?俺も、獪岳の鴉には手紙、届けてもらってたし……」

「……好きにしろ」

 

 来るなと告げるのも面倒で、獪岳は肩をすくめる。

 振り返ることもなく歩き出せば、善逸は常日頃とは打って変わって静かについて来た。

 途中、獪岳が足元に咲いていた名前もわからない雑草の花を千切ったときも、木陰に据えられた小さな墓石の前に辿り着いたときも、一言も口を利かなかった。

 幸が一人で掘った墓の石は、少し斜めに傾いでいた。爪で刻んだらしい、不揃いだがまともに読めはする字で、雷右衛門と名が彫られている。

 暗い夜に、幸は誰の手伝いも断って、一人で埋め、一人で帰った。

 数日前に幸の涙を吸ったであろう墓は濡れた跡もなく、その下に埋められた鴉はもう二度と鳴くこともない。

 もう語れないし、何もできない。涙を注がれても、死んだやつには届かない。

 それでも、幸は墓をつくった。

 つくって、泣いて、哀しみを呑み込み、自分の脚で獪岳のところへ戻って来た。

 紫色の雑草の花を墓の前に置いて、形だけの手を合わせる。

 坊主に育てられたこともあったのに、念仏のひとつもまともに覚えていないのだ。聞いたら覚えられる幸と、獪岳とは違う。

 

 軽く目を瞑り、ありがとう、と二度と言う機会のない礼の言葉を聞こえない声で吐き出した。

 この鴉がいたから生き延びることができたのは、確かだったからだ。

 寺のあいつらが死んだとき、獪岳はこうはしなかった。放り出されてまた一人になったのだ。寝床もなくなり、食い物も盗むかおもらいをするか、それとも拾うかしなければ、手に入らなくなった。失ったものを振り返って悼む余裕など、与えられなかった。

 獪岳が振り返れば、同じく手を合わせている黄色頭はまだそこにいて、帰る素振りもなかった。

 本当にこいつ、何をしに来たのかと獪岳は善逸を睨む。

 

「じゃあな」

「え、獪岳、どっか行くの?」

 

 少なくとも、善逸がいないところである。

 問いを無視し箱を背負い直して、獪岳は墓をあとにした。日はまだ中空にあって高く、踏みしめる草のにおいが鼻をくすぐる。後ろから膠のように貼り付いてくる気配は、無視することにした。

 振り払う気力が、湧かない。

 前だったならきっと、うるさい鴉がどこからともなく飛んできて頭の一つでも蹴っ飛ばしに来ただろうと、考えてしまったせいだった。

 屋敷を通り過ぎて足を向けた先は、街だった。

 今日が過ぎ明日が来て、明後日に届くことが当たり前、という顔をして歩く人々がいる場所だ。

 右眼を覆う包帯が、まだすべて取れていない獪岳の顔を見て、大体の人間はぎょっとした顔になる。

 背中に大きな箱を背負って袋に入れた刀まで持った出で立ちは、さて彼らにどう見えているのやら。警官に呼び止められさえしなければ、それでいいのだが。

 気配が紛れる雑踏の中を歩いていると、視界の隅に金色の光が引っかかる。南京豆を包んだ新聞紙の包みの横に、串の付いた金色の飴が並んでいた。

 

「……」

 

 一本買い、また歩き出す。

 食べるでもなく、路地に入って地面に置いた箱を細く開け、その隙間から差し入れた。

 

「おい、起きろ」

「ぅ……ん?」

「べっ甲飴だ。好きだろ、これ」

「……ありがと、う」

 

 食べ物としてでなく、見るものとして、金色にきらきら光るものが幸は好きなのだ。ひとつ渡しておけば、紙の独楽のようにくるくると回して遊ぶ。数ヶ月ほど前に知った、幸の好きなものだった。

 幸が満足したなら、飴は獪岳が食べる。甘ったるい味だが、体を動かす燃料にはなった。

 飴を受け取った手は中へ引っ込み、ぱたんと箱の蓋は閉じられる。

 

「で、お前はいつまでいんだよ。善逸」

 

 路地の入り口、完璧に手持ち無沙汰だと書かれた紙を顔に貼っつけたような善逸を、獪岳は箱の上蓋に手を置いたまま振り返った。

 

「さっきから一体なんなんだ。用がねぇなら消えろよ、鬱陶しい」

「だ、だけど、アンタ怪我してるじゃん。心配なんだよ、俺」

「お前に心配されるようなことなんざねぇよ」

 

 箱を背負い、路地の奥へ入る。

 軒先の下に出来た水たまり、板塀の上を歩いて行く猫、流れて行く千切れ雲。そんなものの横を通り過ぎて、歩く。

 箱の中の暗がりで、幸が飴玉を転がして遊んでいる気配が微かにしていた。

 

「なぁ、ホントに寝てなくていいの?まだ怪我、塞がってないんだろ」

 

 路地を抜けたところで、足を速めた善逸が隣に並ぶ。琥珀色の、色がほんの僅か似ている瞳は、本気でこちらを案じていた。

 

「お前こそ、なんでここにいるんだよ」

「なんでって……」

「なんで、俺たちのあとをつけて来るのかって聞いてんだ」

 

 蝶屋敷には見かける度に騒いでいる竈門の妹や、炭治郎もいるだろう。あちらと仲良くしていればいいのに、どうしてここまでしつこいのかが、理解できなかった。

 善逸の顔が紙くずのようにくしゃりとなる。

 

「し、心配なんだよ!獪岳が!じ、上弦と戦って死にかけたんだから!」

「お前がついて来たって、なんも変わりゃしねぇよ。真昼間から鬼に殺されるとでも思ってんのか、グズが」

「鬼は関係ないよ!アンタ今、普通に怪我人だろ!全ッ身包帯塗れなんだよ自覚して!なんでその顔色と怪我と痛そうな音ですたすた歩いてくのさ!せめて杖とかなんか持てよ!」

 

 やかましいその脳天に手刀を叩きこむ────寸前で、逆に善逸は獪岳の手首を掴んだ。咄嗟に振り払おうとするが、善逸の力が存外に強く、敵わない。

 

「……ほら、わかるだろ。アンタいつも俺より速いのに、俺に止められるんだよ」

 

 すぐ手を離し、善逸はほぼ懇願するように言う。

 

「体、大事にしてくれよ、頼むからさぁ。鴉がいなくなって、幸ちゃんが……幸ちゃんが大変なことになったのも、わかってる。だけどそうやって……怪我したままめちゃくちゃ歩き回るのよくないだろ。幸ちゃんが心配してるって、獪岳も────」

「うるせぇ!」

 

 往来の人々が振り返り、通りすがりの猫が跳び上がるほどの大声だった。

 不快だったのだ。

 耳とやらで心を覗くな、わかったふうな口を利くな、何も知らないくせに。

 ただ、同じ時期に同じ場所で過ごしたことがあるだけの────家族でもない、()()のくせに!

 目の前が怒りで赤く染まったとき、こつ、と箱が内側から叩かれた─────家族ではなく、拠り所はただ側にいたいという心ひとつしかない、そんな繋がりで側に居続ける少女の、小さな声だった。

 振り上げた拳を下ろす先が、急に遠ざかる。

 手から力を抜いて、獪岳は踵を返した。

 すわ往来で昼日中からの喧嘩なのかと、物見高くこちらを伺う通行人の視線を、避けるように進む。

 騒いだ上に気が少しばかり萎えたせいだろう。あちこちの傷が、思い出したように痛んだ。

 

「あっ、ちょっ、獪岳、待ってって!だからそんなふうに人混みずかずか歩いたら傷が開くだろ!」

「指図するなっつってんだよ。自分の傷ぐらいわかる」

「わかってないみたいだから言ってんの!ていうか、どこ行くのさ?」

「戻る」

 

 どのみち、蝶屋敷からあまり離れないで下さいね、と看護婦の少女たちには言われていたのだ。

 後ろから視界に入らないようにしてついてくることすらもやめたのか、善逸はしきりと隣から話しかけてきた。

 

「蝶屋敷に着くまででいいからさ。俺にも教えてよ、上弦の壱のこと」

「は?」

「し、知りたくなるくらい別にいいだろ。俺も上弦と戦ったことあるし」

「聞いてどうすんだよ。テメェが今考えてる新しい型ってやつの参考にでもすんのか?」

「……そうだよ」

 

 存外静かな声で、善逸は頷いた。

 こいつの性格からして、新しい型が出来上がるまで誰にも言わないのかと思っていたのだが、意外や素直かつ静かに肯定が返り、獪岳は目を剃刀のように細めた。

 教えなければ、善逸は聞く相手を変えて幸へ尋ねに行くだろうし、幸は快く応えるだろう。角なんて余計ものが生えたのだから、寝ておけばいいのに。

 

「これでも読んどけ」

「わぷ。……え、何これ?」

「見りゃわかんだろ」

 

 懐に入れていた、書き損じの報告書の巻紙を顔面に叩きつけるようにして押し付ける。

 入院している間、幸と二人で何度も、あれはこうだったこれはああだった、と額を突き合わせて書いたのだが、報告書を書く行為はつまり、威圧され嘔吐するほどの恐怖や、日に焼き焦がされて半身を失うほどの痛みを、逐一思い出して正確に細かく記すことだった。

 報告書を書いたことがないわけではないのだが、いつもは鴉が大半を行っていた作業を、すべて自分たちの手でやったのははじめてで、慣れもしなかった。

 そういう作業だったからか、書き損じもそれなりに作ったのだ。

 外で燃やそうと思っていたそれを、獪岳はまだ持っていた。善逸がいたから、蝶屋敷の厨で燃すことも外で燃すこともしそこねたのだ。

 巻紙を両手で持った善逸が、口をぽかんと開けた。

 

「えっ、こまかっ……。これ、報告書?」

「読んだら燃やせよ」

 

 これ以上のことをやってやるつもりは、さらさらなかった。

 

「うんっ!」

 

 だが善逸はそれで構わないのか、丁寧に巻紙を懐に入れるとにんまり微笑んだ。

 気味の悪さで、獪岳は一歩横にずれる。

 

「用は済んだんだろ。もう消えろよ」

「ヤダよ。アンタが屋敷着いて大人しくするまで、俺どっこも行かない」

「ふざけんなカス」

「グズでもカスでもなんでもいいよ!幸ちゃんに心配かけんな!」

「なんでンなことをテメェに言われなけりゃなんねぇんだよ」

 

 腹立ち紛れの蹴りが、物の見事に弁慶の泣き所に当たり、善逸が汚い悲鳴と共に跳び上がる。溜飲が僅かに下がって、獪岳はふんと鼻を鳴らした。

 大体心配をかけるなと言ったって、あんな上から降ってくる辻斬りかひき逃げじみた上弦の壱、どうできたというのだ。

 だが、一度蹴っ飛ばしたくらいで善逸が剥がれることはなかった。

 うるさく話しかけては来なくなったものの、蝶屋敷の白い塀が見えるようになるまで善逸はついて来たのだ。

 しかもそこまで来て、はた、と信じられないものでも目に、ではなく、耳にしたかのように足を止めたのだ。

 

「爺ちゃん!」

 

 本日何度目かの大声に、考えるより先に放たれた獪岳の裏拳が善逸の後頭部に炸裂した。

 悶絶する善逸を見てからようやく、獪岳は気づく。こいつ、大口を開けて何と言いやがった。

 前髪が跳ねるほどの勢いをつけて獪岳が蝶屋敷の門の方を見れば、見間違えようもない義足の老人が一人、杖を片手に門前に仁王立ちしていた。

 彼が着ている三角が散った着物の柄は、今路上で立ち尽くす獪岳と、その足元で頭を押さえる善逸が纏う羽織りと、同じものである。

 

「先生……」

 

 獪岳の呟きに、如何にも、と元鳴柱にして育手である桑島慈悟郎は、口髭を尖らせ目を弓の形に細めて応えたのだった。

 

 

 

 

 




久しぶりの登場です。



【コソコソ話】
善逸や炭治郎たち以外から見た獪岳は、異常な速さ(幸が運ぶため)で先行し鬼を斬ってはいなくなり、自分の鴉としかろくに話さないような変わり者です。
幸のことがばれるまでそうしていたため、同期に知り合いや友人などはいないままでした。

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