以上
フォルドはその深夜、森の崖で月を眺めていた。すると
「グギャア!!」
「インベスか。」
五体の初級インベスが現れた。
「五体か、これくらいなら。」
フォルドは焔薙を抜こうとした。そのときだった。
「グギャアア!?」
突然初級インベスの一体が何者かの攻撃を食らって爆散した。
「(鉋か!?いや、弾幕の痕跡がない。一体誰が?)」
そうしてる内に4体の初級インベスは爆散した。炎が消えると、そこには仮面ライダーカブトがいた。
「(カブト!?どうして幻想郷に!?)」
「フォルド=ケンウェイ……いや、平山 直人だったか。」
「!?何で俺の名前を……?」
フォルドはカブトに問いかける。するとカブトはこう言った。
「お前の父、晃和はお前と同じように転生して生きている。」
「何で親父の事を知ってるんだ!?」
カブトはフォルドもとい直人の父、晃和が生きていることを話した。
「そのうちに会えるだろう…。」
「待て!何で俺のことや親父のことを知ってるんだ!?答えろ!!」
フォルドは問いかけようとするが、カブトはクロックアップでどこかへ行ってしまった。
「(はぁ…考えるのは後だな。)」
フォルドは家に戻ろうとした。
「一体どういうことなんだ?」
「鉋か…。」
鉋がやってきた。どうやら盗み聞きをしていたらしい。
「お前転生する前に何があったんだ?」
「………」
フォルドは黙って岩に座り込む。
「転生する10年前、俺が小学三年の頃だ。俺の住んでいた町に隕石が落ちた。それで俺の両親が死んだ。」
「!?」
フォルドの言葉に鉋は仰天する。フォルドはさらに続ける。
「両親だけじゃない。友人、親戚、町の人々もだ。はっきり言うならば、町そのものが物言わぬ塊になった。」
「そ、そんなことが…。」
鉋は悲しそうな表情になった。
「あの一件での生存者は俺だけだったらしい。その後は大阪の学校に転校した。それからはいじめが絶えなかったし、マスコミもうるさかった。」
フォルドは立ち上がると、再び月を眺めながら言った。
「世界には恵まれているやつと恵まれていないやつがいる。お前らは恵まれているとはいえ、俺は違うな。」
「なぁ、お前の父親が転生したってことは何だ?」
「さぁ…俺も訳が分からない……まぁ今更過去のこと後悔したって遅いし、いつまでもそんなことに気を囚われてはいけないしな。」
「そうか。」
そしてフォルドと鉋はアリスの家に戻った。戻った時にはアリスが入り口前で待っていたらしく、叱られた。
そして翌日
「全く…あの時は本当に心配したんだからね!」
「「はい…。」」
フォルド、鉋、アリスの三人は気分転換も兼ねて散歩をしていた。
すると上の方から男の声がした。
「うおおおおおおおお!?」
そして近くの茂みに落下した。
「「「!!?」」」
三人は突然の出来事にフリーズした。
「あの、大丈夫ですk……って」
フォルドは恐る恐る声をかけながら落下した男を見る。
その男は、赤いジャケットと黒いズボンを纏い、腰には大剣・ブラッドサイズ、そしてオッドアイに銀髪と、フォルドが知る人物だった。
「ラグナ!?」
フォルドはつい声を上げる。
「いってぇー…ってフォルド!?」
ラグナも声を上げる。
「何でお前がここにいるんだ!?…ってここ何処だよ!?」
「まぁ、ロックビークルを使ってワープしようとしたらここに来てしまったんだ。」
すると鉋はラグナを見てこう言った。
「あれマジでラグナじゃん!」
「ん?…フォルド、あいつは誰だ?」
ラグナは鉋とアリスを見てフォルドに問う。
「ああ、俺がここに来たとk「大変だ鉋!アリス!フォルド!」魔理沙!?どうかしたか?」
フォルドが説明しようとしたときに突然魔理沙が銓を箒に乗せて駆けつけた。
「人里の近くに昨日とはでかさがハンパねえ怪物が現れたんだぜ!!」
魔理沙は慌てて説明する。
「銓、鈍は?」
「鈍は霊夢と一緒にあのインベスを食い止めてるけど、力不足で押されてるよ!」
銓は鈍と霊夢が苦戦していることを話す。すると銓はラグナを見て
「って何でこんなところにラグナが?…」
「話は後だ!」
フォルドが言う。フォルドはラグナにこう言った。
「ラグナ、話はまた後にする。ついてきてくれ。」
「……ちっ!分かったよ。」
ラグナは舌打ちをしながらも了承した。
そして七人は鈍達の元へ急いだ。
一方里近くの広場では鈍と霊夢が巨大な亀の姿に尻尾が蛇になっているゲンブインベス強化体と交戦していた。
「弾幕が効いていない!?」
「クソッ!硬すぎだろ!!」
ゲンブインベス強化体のその異常な防御力は霊夢や鈍が放つ弾幕を次々と弾いていく。さらに厄介なのは尻尾の蛇である。蛇が放つ拡散するブレスが二人の攻撃を妨害するのだ。
すると亀が口を開き、鈍に向かって光弾を吐いた。
「やべっ…!?」
光弾の弾速は速く、鈍に直撃…しようとしたそのとき。
突如飛んできた盾が光弾を弾いたのだ。
「おい、大丈夫か!?」
フォルド達がついに合流したのだ。フォルドはメロンディフェンダーをキャッチすると、ブレードモードにして無双セイバーに合体させる。そしてメロンロックシードを装着してロックする。
『ロックオン!イチ・ジュウ・ヒャク・セン・マン!メロン・チャージ!』
「せいやぁあああ!」
フォルドは四つの衝撃波を飛ばす。しかしその頑丈な甲殻がまたもや衝撃波を弾く。
「炎剣【咎人燃やしの炎上十字】」
鉋はスペカから炎剣による斬撃を繰り出す。
「ゴオオオオオオッ!!」
甲殻に少しヒビが入ったが四回の斬撃で炎剣は消滅してしまった。
「ゴオオオオオオオオッ!!」
「キシャアアアアアアッ!!」
ゲンブインベス強化体は2つの顔から光弾と拡散ブレスを同時に発射した。
「ああ、くそ!…がはっ!!」
フォルドは皮肉にも射線近くにいたために拡散ブレスでメロンディフェンダーが手元から弾き飛び、続く光弾で地面に叩きつけられた。
「この野郎!!……ぐわぁ!!」
ラグナはブラッドサイズを降り下ろすも弾かれてしまい、前足を降り下ろされて吹き飛んだ。
「くっ!」
銓は甲羅のような盾を前に構えてガードする。
「くそ!…第666拘束機関解放、次元干渉虚数方陣展開、蒼の魔導書[ブレイブルー]起動!」
ラグナはブレイブルーを起動すると、ゲンブインベス強化体に突撃する。
「食らいやがれ!」
「ゴオオオオオッ!?」
そして渾身のアッパーカットを腹部に食らわせる。
「青符【荒ぶる龍に願いの雨を】」
「奇跡【白昼の客星】」
突然ゲンブインベス強化体に大量の弾幕と龍が直撃した。
「すまない。遅くなった。」
針と早苗も合流した。
「よし、倍返しと行くか!」
フォルドはそう言って立ち上がると、スイカロックシードを装置してカッティングする。
『ソイヤッ!スイカアームズ!大玉・ビッグバン!』
フォルドは後ろに出現した
「はあっ!」
フォルドはバク転して巨大スイカの中に入る。
『ヨロイモード』
そして人型ロボットに変形した。
「ここから先は俺たちのターンだぜ!」
そう言ってフォルドはゲンブインベス強化体に斬りかかる。
「食らえ!」
「ゴオオオオオッ!?」
スイカ双刃刀で繰り出される斬撃がゲンブインベス強化体の硬い甲殻を物ともせずに切り裂く。
「キシャアアアアア!!」
ここで蛇の頭がフォルドに噛みつこうとする。
「食らうかよ!!てりゃああ!!」
「キシャアア!?」
フォルドは双刃刀を回転させて蛇の頭を弾いてから頭を斬り落とした。
斬り落とされた蛇の頭は地面に落ちた直後に爆散した。
「すげぇ。」
「あいつあんな力まで持ってたのかよ…。」
「(か、かっこいい。)」
上から鉋、ラグナ、早苗の順にフォルドの無双する姿を見た感想である。
「俺たちもやるぞ! 野生【野獣咆哮】 」
「分かった! 炎槍【雨槍炎会】」
鉋は炎槍の雨を降らせ、鈍は雄叫びを上げて大量のレーザーを放つ。
「ゴオオオオオッ!!」
ゲンブインベス強化体は大量の弾幕を前に退く。しかしもちろんこれでは終わらない。
「夢符【封魔陣】」
「咒詛【首吊り蓬菜人形】」
「デッドスパイク!」
霊夢、アリス、ラグナの三人がそれぞれお札、レーザー、獣のような衝撃波を飛ばしてゲンブインベス強化体を打ち上げる。
「うおおおお!!」
ラグナはさらにブラッドサイズを鎌状に変形させて甲殻を切り裂く。
「ゴオオオオッ!?」
ゲンブインベスは仰向けのまま地面に落下した。そして甲殻に大きな亀裂が入った。
「今だフォルド!」
「OK!Lets party!!」
フォルドは某合衆国大統領みたいな台詞を言うと、カッティングする。
『ソイヤッ!スイカ・スカッシュ!』
フォルドは緑の拘束弾をゲンブインベス強化体に当てて、ジャンプする。
「これで終わりだ!!」
フォルドは双刃刀を振り回して甲殻を切り刻んでいく。
「せいやああああ!!」
「ゴオオオオオッ!!」
そして最後の一閃でゲンブインベス強化体は飛び散るスイカのエフェクトと共に爆散した。
「フィニッシュ。」
フォルドは着地して変身を解除する。そして9人の元へ駆けつける。
「助かったぜフォルド。」
「あんな巨大な敵を相手にするなんて本当にすごいぞ。」
「フォルドさん。さっきの巨大ロボかっこよかったです。」
魔理沙と鈍と早苗がフォルドに言う。
「どうも。」
フォルドはお礼を言う。
「なあフォルド、さっきのこと後で話せよ。」
「分かった。」
フォルドはラグナに説明することを了承した。
「とりあえず一旦神社に行かないか?疲れたし。」
「そうね。私の神社で休憩するわよ。」
霊夢がそう言う。10人はそのまま博麗神社に戻る。
バチーーン!
しかしフォルド達の行動は雷が落ちたことにより止められた。
「!?…今のは?…。」
フォルドは雷が落ちた場所を確認する。煙が徐々に晴れていく。
そこには本来この世界にはいないはずの青年、異界ジェノサイダーもとい須田恭也の姿があった。
「なぁ…あれって。」
「SIRENの主人公じゃね?…」
鉋と鈍が呟いている中、フォルドは何かを見てすかさず戦極ドライバーを装着した。
そう、恭也の腰にはフォルドと同じ戦極ドライバーが装着されており、赤黒いフェイスプレートが取り付けられていた。
そして右手には血のように赤いオレンジ・ブラッドオレンジロックシードが握られていた。
「変身…。」
恭也はロックシードを開錠した。
『ブラッドオレンジ』
ドスの強い音声と共に頭上に赤いオレンジが現れた。続いて戦極ドライバーに装着してロックする。
『ロックオン!』
すると、エレキギター調の変身待機音が流れる。そしてカッティングする。
『ブラッドオレンジアームズ…邪ノ道・オンステージ』
音声と共に赤いオレンジが頭を覆う。体には紺色のライドウェアを纏う。頭には一部が赤い伊達政宗を模した頭部を装着し、赤いパルプアイが装着される。そして赤いオレンジが鎧状に展開。水飛沫エフェクトと共に右手に赤い大橙丸・大紅丸を装備された。
その名は、武神鎧武。
次回 武神鎧武の戦闘力はもはやチートどころではなかった。フォルドは仲間たちと協力して武神鎧武を倒そうとする。しかし…
次回[幻想編パート4 ~どうあがいても、絶望~]