BLAZBLUE ~天・下・御・免~   作:レティス

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前回のあらすじ フォルドは謎の忍者シシガミ=バングと出会い、悪党と間違われて戦いとなった。その途中にインベスが現れ、フォルドはバングと共にこれを撃破。バングはフォルドに謝罪し、そして勝手に1番弟子と決めつけたのだった。
以上


冷気纏う公爵

「…にしても昨日はめちゃくちゃだったな。」

 

フォルドはカグツチの端側にあるテラスで空を眺めていた。フォルドは昨日シシガミ=バングという男と出会い、彼から悪党と誤解されたのだ。その後はいろいろとあって何とか誤解を解くことができたのだ。

 

「(もしインベスが現れなかったら、今ごろ俺は追いかけ回されてるだろうな…。)」

 

フォルドはモヤモヤした気持ちでため息をつく。その時だった

 

「!?」

 

突然、フォルドに向かって氷のつぶてが飛んできた。フォルドはすぐさま焔薙を抜刀してつぶてを弾き落とす。その際、フォルドの視界に一人の男性の姿が映った。それは青い士官服を身に纏い、左手にアークエネミー[ユキアネサ]を持った男、ジン=キサラギだった。

 

「お前は…前に戦ったやつ!」

「フォルド=ケンウェイ…ここにいたか。」

「一体何しに来たんだ?…前回のリベンジか!?」

 

フォルドはジンに問う。するとジンはこう答えた。

 

「僕の目的の邪魔だ…ここで消してやる!」

 

ジンはそう言ってユキアネサを抜刀する。

 

「生憎ここで死ぬのはごめんだ!」

 

フォルドは焔薙に木る伝を纏わせると、ジンに向けて構える。

 

「うおおおおおおお!!」

 

フォルドはダッシュでジンに駆けつけ、焔薙を振るう。

 

「ふん!」

「くっ…!」

 

ジンは焔薙を弾くと、鞘でフォルドの脇腹を殴った。

フォルドは脇腹を殴られたと同時に後ろで吹き飛ばされた。

 

「(前より強くなってる…ここは変身だな。)」

 

フォルドは焔薙を納刀すると、戦極ドライバーを取り出して腰に装着した。そしてメロンLSを取り出す。

 

「変身!」

 

フォルドは斬月に変身すると、メロンディフェンダーをブレードモードにして無双セイバーを抜く。

 

「ここからは俺のフェイズだぜ!」

 

フォルドはジンに接近して連撃を繰り出す。

 

「甘い!」

 

ジンはフォルドの連撃を止めると、氷柱を作り出してフォルドを打ち上げる。

 

「うわっ!?」

 

フォルドは打ち上げられてメロンディフェンダーを手放すも、無双セイバーの弾を装填してジンに撃ち出す。

しかしジンはユキアネサを高速で振って弾を全て弾く。

 

「くそ…だったら。」

 

フォルドは着地すると、メロンLSを一旦外す。すると戦極ドライバーが光出し、ゲネシスドライバーに変化した。そして同じく変化したメロンエナジーLSを装置してシーボルコンプレッサーを押してカバーを展開する。

 

『ソーダァ…メロンエナジーアームズ』

 

斬月・真に変身したフォルドはソニックアローを構える。するとジンが

 

「なるほど、使用方は分かった。」

「?」

 

ジンが言った言葉にフォルドは謎めく。ジンはユキアネサを納刀するとある物を取り出した。

 

「(ゲネシスドライバー!?)」

 

それはフォルドと同じゲネシスドライバーだった。ジンはドライバーを腰に装着すると、続いてレモンエナジーLSを取り出す。

 

「お前、それを何処で!?」

「…変身。」

 

フォルドの質問を無視してジンはロックシードを開錠した。

 

『レモンエナジー』

 

テクノ系の音声が鳴ると同時にジンの頭上に巨大なレモンが現れた。

ジンはレモンエナジーLSをゲネシスドライバーに装着する。

 

『ロック…オン』

 

そしてシーボルコンプレッサーを押してカバーを展開した。

 

『ソーダァ…』

 

ポッド部にはレモンのような黄色いエネルギーが溜まっていく。

 

『レモンエナジーアームズ ファイトパワー!ファイトパワー!ファイファイファイファイファファファファ、ファイ!』

 

ラップ調の音声と同時に巨大レモンが底部をマントのような形状に展開してジンの頭部を覆う。それと同時にジンの体をロイヤルブルーのライドウェアが身を包んだ。ジンの頭部には冠と騎士の兜をモチーフとした頭部が装着され、その上からヘッドホンを付けたような後頭部と共にレモンの断面を模したステアリングアイが装着された。

そして胸部と右肩アーマーが展開。右手にソニックアローが装備され、ジンはアーマードライダー・デュークに変身した。

 

「……なんだと?」

「さぁ、ここが貴様の墓場だ!」

 

ジンは早速、光矢をフォルドに向けて放つ。

フォルドはローリングで光矢をかわし、ソニックアローを振りかざす。ジンはこれを防ぐ。

 

「もう一度言うぞ、それを何処で手に入れたんだ!?」

「貴様には関係ないことだ。知っても今ここで貴様を殺すのだからな!」

 

ジンはフォルドを押し出すと、ソニックアローで二度斬りつけた。

 

「ぐはっ…!!」

 

フォルドはその場で怯んでしまった。それもそのはず、デュークは新世代ライダーの中では最も高性能であり、ジンの経験値を合わせるとその戦闘力はかなり高い。

 

「まだだ!!」

 

フォルドは立ち上がると、突きを放つも弾かれてしまう。

 

「食らえ!!」

 

ジンはフォルドの下半身を氷で固定する。そして至近距離からソニックアローを連射した。

 

「ぐあああああっ!!」

 

ゼロ距離から撃たれたフォルドは吹き飛ばされ、フェンスのところまで転がった。フェンスの先は奈落の底、落ちたらひとたまりもない。

ジンはとどめを刺そうとソニックアローにレモンエナジーLSを装着する。

 

『ロック…オン』

 

ジンは弦を引いてエネルギーを溜める。

 

「ぐっ……うっ…動け……。」

 

フォルドは立ち上がり、避けようとするもダメージでなかなか体が動かない。

 

「死ね!」

 

そしてジンはソニックアローの弦を離した。

 

『レモンエナジー』

 

ジンのソニックアローから黄色い光矢が放たれ、それがフォルドに命中した瞬間、炸裂して多段の爆発が起こった。これをまともに食らったフォルドはフェンスを吹き飛ばして落下した。

 

「うわああああああああああああぁぁぁぁぁぁ…!!!」

 

フォルドは深い奈落の底へと落ちていった。ジンはそれを見届けると、変身を解除した。

 

「これで邪魔者が一人減った…クククク…」

 

ジンはそう呟くと、不気味な笑みを浮かべてどこかへと立ち去った。

 

 




次回 デュークに変身したジンに敗北し、カグツチの下にある町に落下したフォルド。目覚めたときには何処かの家だった。そこでライチという女医とその助手と出会う。さらにタオカカと再開。話をしていると外の方でインベスが発生。フォルドが変身しようとすると、助手である青年が止める。そして彼が取り出したのは、戦極ドライバーだった。
次回[地下町、二人目の転生者]
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