BLAZBLUE ~天・下・御・免~   作:レティス

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前回のあらすじ
フォルドは地下町でライチ、リンファ、シュンと出会い、さらにタオカカと再開する。デュークに変身したジンに対するトラウマを抱きながらも治療生活を過ごすが、町にインベスが出現した。そこへシュンが龍玄に変身して戦闘するも、苦戦してしまう。フォルドは傷を押さえて斬月に変身してインベスを討伐した。

はい、レティスです。長くなってすみません。ちなみに今回の話はショッカー研究員さんとのコラボ話の前日談の要素を含んでいます。


騎士の舞踏会

数日後、フォルドの傷は完全に癒えた。五人は外に出ると、ライチが言った。

 

「それじゃあ私達も戻りましょうか。」

「あれ?ライチさん、ここじゃないんでしたか?」

「いえ、ここはレンタルしただけよ。私が活動している場所はカグツチのオリエントタウンよ。」

「あ、そうですか。」

 

ライチの活動場所はどうやらカグツチのオリエントタウンだったらしい。そしてフォルドが傷を負って運ばれた家は借りたものであったのだ。

 

「とりあえず俺は先に行ってます。じゃあ後でな、シュン。」

「はい。また後で会いましょう。」

 

フォルドはサクラハリケーンをビークルモードにした後に乗り、そのまま加速させてワープし、カグツチの繁華街部に戻った。

「よし、行きますか。」

 

フォルドはサクラハリケーンを錠前に戻して歩き出そうとした時

 

「ん?あれ何だ?」

 

フォルドはすぐそばに落ちてある物に気付き、それを拾う。

 

「これは…!」

 

落ちていた物の正体…それはケータッチだった。ディケイドとは違い本体の左右のカラーは黒く、少し幅が長い。ケータッチには既に専用カードが差し込まれており、カード上部には『DECRUSHER COMPLETE』と書かれており、カード左側にもコンプリートフォームとなったディクラッシャーの頭部が描かれている。そしてカードにはディケイドを除いたクウガから鎧武までの平成ライダーのマークが描かれている。これを見たフォルドはある人物を思い出した。

 

「…真央。」

 

そう、フォルドは前に別世界の幻想郷で真央という青年と出会った。最初は財布の問題で揉めていたが、突然現れたインベスを相手に共闘したのがきっかけに仲が良くなったのだ。

 

「(またあそこに行けたら届けてみるか。)」

 

フォルドはそう呟くとケータッチをポーチに入れて歩き出した。

 

 

 

 

歩いて5分後、商店街に差し掛かったフォルド。するとフォルドは三人の男性が広場に向かっているのを見た。フォルドはその三人の男性の話を盗聴する。

 

「おい、もうすぐダンスイベント始まるぞ!」

「マジか!?広場に急がねぇと!」

「行くぞ!!近くで観れなくなるぞ!」

 

と三人の男性は広場へと走っていった。

 

「(広場?…ダンスイベント?……行ってみるか。)」

 

フォルドも広場に向かうことにした。

 

 

 

フォルドが広場に着くと、既に広場には大勢の人がおり、設置されたステージには男性7人のグループが踊っている。7人の男性達はかなりスタイリッシュに踊っている。

フォルドはふと看板を見る。どうやらステージで踊っているダンスチームの名は[パラディン・ナイツ]らしく、メンバーはリーダーのタケル=ニシザキ他男性6人の構成だそうだ。

 

「(原作の鎧武っぽくなってきたな。)」

フォルドが呟いた次の瞬間

 

『『グギャアアア!!!』』

『ギシャーー!』

 

ステージの右側にクラックが開き、そこから20体の初級インベスと1体のカミキリインベスが現れた。

それを見た観客達は逃げ始めた。タケル達もステージ左側に後退する。

 

「こんなときにインベスかよ!?」

 

フォルドはすかさず戦極ドライバーを腰に装着してメロンロックシードを取り出した。

 

「変身!!」

 

フォルドは斬月に変身すると無双セイバーを引き抜く。

 

「さぁ、ここからは俺のフェイズだ!」

 

フォルドはそう言うと一体目の初級インベスを斬りつけてからメロンディフェンダーの両端の刃で殴り付けて1体目を倒す。そこから2体目、3体目と次々にインベスを倒していく。

「よし、あいつを狙うか!」

 

10体の初級インベスを倒した後、フォルドばカミキリインベスに狙いをつけて走り出す。

 

『ギシャアアアア!!』

 

カミキリインベスは触手を伸ばして鞭のようにフォルドに向けて振るった。

 

「うわっ!?」

 

フォルドはガードするが咄嗟の判断だったためにメロンディフェンダーが手元から弾き飛んでしまった。

 

『『グギャアアア!』』

「ああ、くそっ…!」

 

初級インベスの群れがフォルドを攻撃きてきた。フォルドは数の多さに対処し切れなかった。すると、どこからか声がした。

 

「仕方ないな…どうやら手助けが必要なようだな。」

 

フォルドは声のする方向へ視線を向けた。そこには赤いフェイスプレートが付いた戦極ドライバーを装着したタケルの姿があった。そしてタケルの右手にはバナナが描かれたバナナロックシードが手元にあった。

 

「変身。」

 

タケルはバナナLSを開錠した。

 

『バナナ』

 

するとタケルの頭上に巨大バナナが出現した。続いてバナナLSを戦極ドライバーに装着してロックする。

 

『ロックオン!』

 

するとドライバーからトランペットによるファンファーレの待機音が鳴る。そしてカッティングブレードを倒してカバーを展開した。

 

『カモン! バナナアームズ!』

 

その瞬間巨大バナナがタケルの頭を覆う。それと同時にタケルの身体に赤と銀の西洋風ライドウェアが纏われた。

 

「えー!?バナナ!?バナ…バナナ!!?」

「バナナ?もしかして完j…」

「バロンだ!!」

 

ダンスチームの一人とフォルドの言った言葉をタケルはそう訂正した。

タケルの頭にはフェイスプレートに描かれている西洋風の兜みたいな頭部が装着され、その上からバナナの角が付けられた後頭部と共に複眼であるバーンサイトが装着される。

 

『Knight of spear!』

 

そして音声と共に巨大バナナが鎧の形に展開して、水飛沫のエフェクトと共にアームズウェポン・バナスピアーが装備され、タケルはアーマードライダーバロンに変身した。

 

「え、新しいライダー!?」

 

フォルドはその姿を見て驚く。

 

「ハッ!」

 

タケルはステージから飛び降りると同時に二体の初級インベスを攻撃した。

 

『『グギャ!?』』

 

初級インベス二体はそのまま吹き飛びされた。

 

「雑魚は任せろ。お前はあいつを倒せ!」

「分かった。」

「こっちだ!」

 

タケルは叫んで10体の初級インベスを別方向に誘導させる。

一方フォルドは斬月・真に変身し直すと、キミキリインベスに向けて光矢を放つ。

 

『ギシャ!?』

 

その威力にカミキリインベスは怯んだ。しかしカミキリインベスはすぐ体勢を立て直して触手による攻撃を行う。

フォルドは1回ハンドルをプッシュする。

 

『ソーダァ…メロンエナジー・スカッシュ!』

 

フォルドはソニックアローから衝撃波を飛ばして触手を切断した。

一方タケルは初級インベスの群れを相手に善戦しており、難なくインベスを倒していく。そして残り3体となったところで1回カッティングした。

 

『カモン! バナナ・スカッシュ!』

 

タケルはバナスピアーにバナナのエフェクトを纏わせて3体を貫いた後に薙ぎ払った。

 

『『『グギャアア!?』』』

 

そして3体の初級インベスはそのまま爆散した。

 

「よし、こっちも決めるか。」

 

フォルドはメロンエナジーLSをソニックアローに装着してから弦を引いてエネルギーを溜める。そして狙いをつけて弦を離した。

 

「いけぇえええ!!」

『メロンエナジー』

『ギシャアアア!?』

 

カミキリインベスは光矢を食らった後、爆散した。

 

「終わったな。」

「ふぅ…。」

 

二人は変身を解除した。するとタケルはフォルドに近づく。

「おいお前、名前は何だ?」

「ん?俺はフォルド=ケンウェイだ。」

「そうか、俺はタケル=ニシザキだ。」

 

二人はお互いの名前を言った。

 

「お前はどうしてドライバーを持ってるんだ?」

「護身用だ。この世界は弱肉強食がルールになっているからな。その環境の中でダンスをやっていくのも一苦労なんだ。」

「そうか。」

 

タケルはフォルドにそう言った。

 

「おーい、リーダー!」

 

するとチームの一人がタケルを呼んだ。タケルは反応すると

 

「邪魔したな。」

 

と言ってチームの元へと戻った。

 

「(俺を含めて3人目だな…けどまだ増えそうだな。)」

 

フォルドはそう呟いてその場を立ち去った。

 




次回 パルクールの練習をしていたフォルド。そこへ謎の青年がフォルドを襲った。その正体はフォルドの中学時代の喧嘩相手であるコウキこと風城刀麻であった。刀麻はアーマードライダー鎧武に変身し、フォルドと対決する。
次回[闇夜の鎧武者]
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