前回のあらすじ フォルドはカグツチに戻ると、道中で真央のケータッチを拾う。そして人々の話を聞き、広場でやっているダンスイベントに行く。そのイベント中にインベスが乱入。フォルドが戦う中、ダンスチームのリーダーのタケルがアーマードライダーバロンに変身。彼と協力してインベスを一掃した。
以上
「よし、やるぞ。」
その夜、フォルドはパルクールの練習をするために公園にやってきた。
「はぁ!とぉ、ほっ!」
フォルドは滑り台やブランコ、鉄棒などを用いてひたすら走り、跳び、登る。だが、途中のところでつまづいてしまう。
「いててて…うーん、もうちょっと工夫してやろう。」
それから30分後もの時間を費やして練習し、フォルドに眠気が出てきた。
「ふぁあああ……そろそろやめるか。」
フォルドは気のそばに立ててある愛刀・焔薙を背負ってホテルに向かおうとしたその時
「おらあああああああ!!!」
突然フォルドの上から謎の青年が黒い剣を片手に奇襲してきた。
「!?」
フォルドはすぐさま回避して、追い討ちを仕掛けようとする青年の剣を焔薙で受け止める。
「もう一発!!」
「うおっ!?」
しかし、青年は背中に背負っていた白い剣を引き抜いて振り下ろした。フォルドは受け止めきれずそのままのけぞった。
「ちっ…!」
フォルドは焔薙に木る伝を宿らせると、青年に向かって衝撃波を三発放つ…
が、青年は左手に持った白い剣を回転させて衝撃波を全て弾いた。すると青年はこう言った。
「ったく…こんな程度かよ、直人。」
「刀麻…やっぱりお前か!」
フォルドは青年の正体もとい風城刀麻の名を呼んだ。容姿は黒いコート【コート・オブ・ミッドナイト】に黒い剣【エリュシデータ】と白い剣【ダークリパルサー】を装備していることから、刀麻はSAOのキリトの格好であることが分かった。
「今の俺の名前はコウキ=ブラックバーンだよ。」
「それなら俺にもフォルド=ケンウェイって名前がある。」
二人は続いて自分の今の名前を名乗った。
「関係ねぇな。それより中学時代の決着はまだついてねぇんだよ。ちょいと面貸せや。」
コウキはヤンキー口調でフォルドに喧嘩を申す。これを聞いたフォルドはこう言った。
「…断る。」
「は?」
「喧嘩したのはあくまで昔の話だ。今の俺は平穏な道を歩みたいんだよ。こんな血ヘド吐くような行為よりはよっぽどマシな方だ。」
フォルドはそう言って焔薙を納刀しながらここから立ち去ろうとする…が、コウキはこう言った。
「はっ、平穏な道だと?てめぇがか!?隕石で家族も友人も何もかも失って、人類から敵視されて生き恥生まれ恥をさらしてきたてめぇがか!?…いい加減学べよ外道がぁ、てめぇは全てにおいて力ねぇ肉片だとな!!!」
「っ、刀麻ぁあああああ!!」
コウキの嘲笑うかのような挑発に乗ったフォルドは激昂し、すぐさま戦極ドライバーとメロンロックシードを取り出し、ドライバーを腰に装着してメロンLSを開錠し、カッティングブレードを倒す。
『ソイヤッ!メロンアームズ!天・下・御・免!』
フォルドが斬月に変身すると
「はは、そうこなくちゃな。」
コウキもポケットから戦極ドライバーを取り出して腰に装着した。フェイスプレートは黄色、つまり鎧武のベルトである。
続いてオレンジロックシードを取り出して開錠する。
『オレンジ』
するとコウキの頭上に巨大オレンジが現れた。コウキはオレンジロックシードを装着した。
『ロックオン!』
コウキのドライバーからほら貝テイストの音声が流れる。そしてコウキはカッティングブレードを倒した。
『ソイヤッ!オレンジアームズ!花道オンステージ!』
音声と共に巨大オレンジがコウキの頭部を覆い、コウキの身体に紺色の和風ライドウェアが纏われた。コウキの頭にはフェイスプレートに描かれている鎧武の頭部が装着され、その上からオレンジの断面を模したパルプアイが装着された。そして巨大オレンジは鎧の形に展開して、水飛沫のエフェクトと共にアームズウェポン・大橙丸が装備され、コウキはアーマードライダー鎧武に変身した。
「始めようぜ、喧嘩をよぉ。」
コウキはそういうと、大橙丸を構えて走り出す。
「うおおおおお!!」
フォルドもメロンディフェンダーをブレードモードに変形させて突撃する。
「おらっ!」
「でぇええい!」
フォルドは姿勢を低くして斬りかかり、コウキはジャンプしながら大橙丸を横に振るう。お互いが初撃を避けると、コウキがフォルドに再び大橙丸を振り下ろす。
「くっ!」
「甘ぇよ!!」
フォルドはメロンディフェンダーでガードするが、コウキはさらに右手で無双セイバーを握って抜刀と同時にフォルドを斬ろうとする。
「二度も食らうか!」
「ちっ…!」
フォルドも無双セイバーを抜刀してコウキの攻撃を防いだ。
「せあああああ!」
「ぐわっ!?」
フォルドはメロンディフェンダーでコウキを斬りつけると、すぐさまバックステップをして後退する。
コウキはフォルドの一撃を食らって怯むが、すぐ立ち上がった。
「この野郎!!」
コウキは無双セイバーの撃鉄を引いて弾丸を装填する。フォルドもメロンディフェンダーをシールドモードにしてからリロードを行った。
「食らえ!!」
コウキは弾丸を撃つが、フォルドはメロンディフェンダーでガードして弾を防ぐ。
「お返しだ!」
フォルドも弾丸を発射するが、コウキも大橙丸を回転させて弾丸を防いだ。
「そこだ!!」
コウキは残り一発の弾丸を発射する。
「(おいおい、こんな状態で俺に食らう訳ないだろ。)」
フォルドはメロンディフェンダーを構えてそう呟いた。しかし弾丸は湾曲してフォルドの背中に命中した。
「うおっ!?」
予想外のダメージにフォルドは怯んだ。
「終わらせてやるぜ!」
コウキは無双セイバーと大橙丸を合体させてドライバーに装着してあるオレンジLSを取り外して無双セイバーに装着した。
「そうはさせるかよ!」
フォルドも無双セイバーとブレードモードにしたメロンディフェンダーを合体させてメロンLSを装着させる。
『『ロックオン! イチ ジュウ ヒャク セン マン!』』
『オレンジチャージ!』
『メロンチャージ!』
「「せいやぁあああああ!!」」
お互い4発の衝撃波を放った。衝撃波が衝突して爆風が生じ、その辺りが見えなくなる。
「(やったか?)」
煙が晴れると、そこにコウキの姿はなかった。
「…逃げたか。」
フォルドは変身を解除すると、渋々とホテルに向かった。
その頃コウキは誰もいない広場へ行って変身を解除した。
「(はぁ…はぁ…すげぇ力だなこれ。)」
コウキはオレンジロックシードを見つめてそう呟く。
「(おっと、そういえばまだこれらを試してなかったな。)」
コウキはさらにポケットからパイン、イチゴ、アケビのロックシードを取り出した。
次回 フォルドはインベスの群れと戦っている女性・マコトを見つけ、彼女と共にインベスを一掃する。その後、二人と一緒にデートをすることに…
次回[リス科の亜人]