すみませんまた遅くなりました。
前回のあらすじ フォルドはパルクールの練習をしていると、突然謎の青年に襲われる。その正体はフォルドの中学時代の喧嘩相手であるコウキ=ブラックバーンこと風城刀麻であった。コウキはアーマードライダー鎧武に変身してフォルドと戦闘。そして途中で撤退した。以上
コウキこと風城刀麻との戦いの翌日、フォルドはいつものように街をぶらぶら歩いていた。
「(刀麻…いつかあいつとは本当のケリをつけないとな…!)」
あの戦闘で苛立ったのか、フォルドはそう心の中で呟きながら拳を握りしめる。その時、右の方角から衝撃音が響いた。
「!?…行ってみるか!」
フォルドはその現場までパルクールで建物の上を移動した。
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フォルドが現場に辿り着くと、そこには20体の初級インベスに囲まれた女性がいた。
みた
女性の容姿は露出度の高いオレンジ色のコスチュームに十字型のトンファー、そしてリスの耳と尻尾が生えているリス科の亜人である。
亜人は普通の人間と比較して高い能力を持つため、インベスとも互角の戦闘ができる。
しかし亜人とはいえ、インベスに傷口をつけられるとそれと同時にヘルヘイムの種子が入り込み、傷口からヘルヘイムの植物が芽生えて最終的にはヘルヘイムの植物で身体を覆い尽くされてしまうのだ。
フォルドはこの状況を見てすぐに戦極ドライバーとメロンLSを取り出した。
「変身!」
フォルドは斬月に変身すると、無双セイバーを抜いて建物から飛び降りた。
「はあああああああ!!」
フォルドは着地と同時に初級インベス1体を斬りつける。
『グギャッ!?』
斬りつけられた初級インベスは爆散した。フォルドが立ち上がると、先程戦っていた女性が話しかける。
「あんた、誰?」
「話は後だ。こいつらを片付けるぞ!」
フォルドはそう答えると、初級インベスの群れに突撃し、2体目、3体目を次々と倒していく。
「何だか分からないけど…やるぞ!!」
女性も二回跳ねると、初級インベスに向かって急接近する。
「うおりゃああああ!!」
『グギャッ!?』
女性はトンファーを付けた手で初級インベスを思いきりぶん殴った。
殴られた初級インベスは吹き飛ばされ、背後にあったドラム缶に衝突して爆発した。
「はっ、てやぁ!」
一方フォルドも初級インベスを次々と倒していく。
「一気に仕留める!」
フォルドはメロンディフェンダーを投げ捨てると、一回カッティングを行う。
『ソイヤッ! メロン・スカッシュ!』
「せいはぁあああ!!」
フォルドは緑色のエネルギーを纏った無双セイバーで初級インベス達を斬りつけた。
『『グギャアアア!?』』
初級インベス達は斬撃を食らって爆散した。
フォルドは女性の方を見ると、残り一体のインベスと戦っていた。すると女性の背後にクラックが現れ、その奥からシカインベスが迫ってきている。
「まずい!!」
フォルドは咄嗟に無双セイバーの弾丸をリロードして、女性の背後から不意打ちを仕掛けようとするシカインベスに向けて発砲した。
『グオッ!?』
フォルドは無双セイバーをホルスターに戻すとメロンLSを取り外し、ココナッツLSをドライバーに装着してカッティングした。
『ソイヤッ! ココナッツアームズ!雲・煙・飛・動!』
フォルドはココナッツアームズに換装すると、二本のココナッツビームソードでシカインベスに斬撃を入れていく。
「食らえ!!」
『グオオッ!?』
そしてフォルドはカッティングを二回行う。
『ソイヤッ! ココナッツ・オーレ!』
音声と共にビームソードの刀身に白いエネルギーが纏われた。
「せいはぁあああ!!」
フォルドはそのまま×字を描くように振り下ろし、衝撃波を飛ばした。
『グオオオオッ!?』
シカインベスは衝撃波によって体を斬り裂かれて爆散した。
一方、女性も初級インベスにジャブ、ストレートを叩き込んでいる。そして初級インベスが攻撃で怯むと、女性は何かの構えをとる。すると女性の右手にエネルギーが収束された。
「コメットキャノン!!」
女性はそのエネルギー弾を初級インベスに投げつけた。
『グギャ!?』
初級インベスはエネルギー弾を食らうと、爆散した。
「終わった。」
フォルドは変身を解除すると、女性に近づく。女性もフォルドの方に視線を向ける。
「怪我はないか?」
「ん?大丈夫大丈夫。」
「そうか。俺はフォルド=ケンウェイだ。」
「あたしはマコト=ナナヤ。」
お互いが自分の名前を名乗る。マコトはドラム缶に置いてある黒いベレー帽を被り、黒いポンチョを纏う。フォルドはベレー帽とポンチョを見て言った。
「その格好…もしかして君は統制機構の?」
「うん、そうだよ。」
「…ってことはノエルと同じか。」
「!? ノエルのこと知ってるの!?」
「ああ…前に出会ったことがある。」
「……よく見たらあんた、前に指名手配されていたやつね。」
フォルドの言葉に何故か驚くマコト。するとマコトはこう言った。
「もし、ノエルを傷つけるようなことをしたら…」
「俺はそんなことはしない。ノエルは初対面にもかかわらず俺を助けてくれたんだ。それを仇で返すような真似は絶対にしないさ。」
「そっか。じゃあ何m」
ぐぅ~~…
マコトが何か喋ろうとした途端、マコトの腹から大きな音が鳴った。
「あ、そういえばまだ昼飯済ませてなかった…。」
どうやらマコトはインベスとの戦いからまだ食事をとっていなかったらしい。フォルドは微笑ましい顔で言った。
「俺がいい店に連れてってやるよ。」
「え?いいの!?ありがとう!」
「(話が早い奴だな…。)」
マコトの反応に多少苦笑いをするフォルド。
フォルドはポケットからサクラハリケーンを取り出してビークルモードにする。
「うわ~!すっごいバイクだね!」
「そ、そうか…?」
サクラハリケーンを見て興奮するマコト。フォルドはほんの少し照れる。
「後ろに乗って。」
「うん♪」
フォルドがそう言うと、マコトはフォルドの後ろからバイクに乗った。その瞬間、フォルドの背中に柔らかい感覚がのしかかる。
「(む、胸が…。)」
フォルドは背中にのしかかるマコトの胸に少し顔を赤くしながらサクラハリケーンを発進させて飲食店を目指した。
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3分後、フォルドがおすすめする飲食店に到着してマコトは唐揚げ定食とマロンパフェを注文し、フォルドはメロンソーダのみを注文する。そして注文したメニューが運ばれてくると、マコトは唐揚げ定食を食べ始めた。フォルドはその様子を見ながらメロンソーダを飲む。
「(飯おごったのタオ以来だな…。)」
フォルドは転生したばかりの出来事を思い出す。
「ふは~、満腹満腹。」
マコトは食事を終えると、手を膝に置いて深々と椅子にもたれる。フォルドはマコトに尋ねる。
「なぁマコト。」
「何?」
「どこか寄りたい所はあるか?」
「じゃあファッション店で。」
「分かった。」
フォルドはマコトの要望でファッション店をまわることにした。
カグツチのファッション店は5割が中華専門、2割が和風専門、3割が洋風専門であり、中華のイメージがあるカグツチでは多くの人が中華服を着用している。
二人はいろいろな店をまわった。途中の店ではフォルドがパンダ耳のカチューシャをつけて恥ずかしがり、マコトはそれを見てクスクスと笑った。
そして二人は最後にアクセサリーショップに入り、ネックレスやブレスレット等を見ていた。
「あ、これ可愛い!」
「ん?」
マコトが興味津々で見ていたものは、ピンク色のコスモスを型どったネックレスであった。型の縁は金で塗装されており、中央にはトパーズがはめられている。
「う~ん、高いな~…。」
マコトは値段の方を見るとガッカリした。それはコスモスのネックレスの値段がざっと2000万であったからである。いくら彼女が統制機構であろうと、この額はとても買えそうにない。するとフォルドは
「俺が買ってあげようか?」
とマコトに問いかける。
「え!?いや、別にいいよ!そんな高いものをわざわざ買わなくても…」
「お前がこれを気になってたからね。俺は親切にお前にプレゼントするだけさ。」
フォルドはそう言うとネックレスを持ってレジに行き、会計を済ませるとそのネックレスをマコトに渡した。
店を出ると、マコトはネックレスを首につけてからフォルドに言った。
「ありがとう!」
「…どういたしまして。」
マコトのお礼にフォルドも返事をした。
「それじゃ、あたしは帰るね。」
「ああ、分かった。」
「フォルド。」
「どうした?」
フォルドは頭に?を浮かべると、マコトはフォルドにこう言った。
「また今度一緒にショッピングしようね!」
「分かった、楽しみにしてるぜ。」
二人は約束を交わすと、マコトは統制機構市部へと帰っていった。
「(こんな体験は多分初めてだな。)」
フォルドはそう呟くと、その場から去った。
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その頃、アルカード城ではレイチェルがお茶をしていた。レイチェルは何やら誰かを待っているような雰囲気であった。
「やあレイチェル嬢。」
「……来たわね、サガラ。」
そこに現れたのは、本来BLAZBLUEの世界には存在しない別世界からやってきたサガラだった。
次回の話は短くなりそうです。
次回 アルカード城に現れたサガラ。彼はヘルヘイムがこの世界にも侵攻を開始したことを告げる。
レイチェルと会話する中、サガラは2つのロックシードを造り出す。
次回『侵される世界、反撃の準備』