BLAZBLUE ~天・下・御・免~   作:レティス

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長らく待たせて申し訳ありません。

前回のあらすじ BLAZBLUEの世界に降り立ったフォルド。カグツチを見学していると暴徒達との喧嘩になり、返り討ちにした。以上


斬月降臨

「ふぅー、食った食った。」

 

先ほどの戦闘の後、フォルドは飲食店で食事を済ませてストリートを歩いていた。

 

(何もないな、路地裏歩くか、)

 

フォルドは路地裏を歩くことにした。

その途中、フォルドは口笛を吹きながら歩いていたため、前を見ていなかった。そして、

 

「ニャウッ!!」

「うぉっ!?」

 

正面にいた人とぶつかってしまった。

 

「すみません、大丈夫ですか?」

 

フォルドは倒れている人に駆け寄って謝罪する。すると、倒れている人はこんなことを言った。

 

「お腹が空いたです…」

「え?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

2分後、フォルドは倒れていた人を連れて、近くにあった中華料理店に訪れた。倒れていた人は大量の料理を注文する。そして運ばれてきた料理を食べ始める。

ちなみに、先程食事を済ませたフォルドはメロンソーダだけを注文した。

 

「にしても、よく食べるな、お前。」

「お前じゃないニャス、タオニャス。」

 

フォルドが話しかけると、タオは食べながら自分の名前を言った。

タオの格好は、肌色のコートを纏っており、茶色のタイツとクリーム色のブーツを履いていて、常時フードを被っている。そして、猫の尻尾があり、フードに猫耳を覆う部分があることから、フォルドは彼女がネコ科の亜人族ということを知った。

「君は何しにここへ来たんだ?」

「タオは史上最高賞金首のらぐにゃを探す旅をしているニャス。」

 

らぐにゃ…もといラグナ=ザ=ブラッドエッジ それはこの世界の主人公である重犯罪者の人物である。その身にかれられた最高賞金と彼の持つ蒼の魔導書を求めて、幾人もの術者が彼に戦いを挑んでいるらしい。

すると、タオは

 

「らぐにゃは、こんな顔をしているニャス」

 

と言いながら、ラグナの顔が描かれた賞金首ポスターを取り出して、フォルドに見せる。

そのポスターを見たフォルドは口に含んだメロンソーダを噴き出しそうになった。

 

(こいつ、誰だよww)

 

その理由は、ポスターに描かれたラグナの顔と、その本人の顔が全く似てないからである。ポスターに描かれたラグナの顔は、もはや狂ったおっさんそのものだった。

 

「ところで、白フードの人はどうしてここにやってきたニャスか?」

「え?、…ああ、…何もやることがないから、成り行きでここにやってきたんだ。」

 

タオの質問に、フォルドはそう答える。さすがにフォルドは「転生してここにやってきた。」なんて言えなかった

 

その後、フォルドは会計を終えて、タオと共に店を出る。

 

「それじゃ、機会があったら、また会おう。」

「はいニャス。」

 

タオと別れた後、フォルドは再び広場にやってきた。

 

(どうしようかな、…生活費はだいたいあるし、どこかでバイトでもしようかな?)

 

フォルドはこの先、どう生活していこうか考えていた。 その時だった

突然、広場の中央にチャックが開くように謎の裂け目が現れた。裂け目の奥には、森のような背景があった。その裂け目を見て、近くにいた人々がざわめき始めた。その声に反応して、統制機構の兵士達も駆けつけた。

 

(まさか!、…)

 

フォルドの考えは的中した。

 

「グギャー!!、」

 

裂け目から、人間サイズで、ダンゴムシのような体格をして、それぞれ赤、青、緑のラインがある初級インベスが3体出てきた。

そして初級インベスの一体が近くにいた男性を攻撃した。男性は近くにあった木にぶつかり、気絶した。

その様子を見た人々は、恐怖し、逃げ出す。そして統制機構の兵士達は、剣や銃を構えて、初級インベス3体を攻撃する。

互角に張り合う兵士とインベス。しかし、裂け目から新たにインベスが現れる。

 

「グォーー!!」

 

それは、初級インベスのような人間大のダンゴムシではなく、全体が緑色で、両腕に巨大な爪を持ち、背中に3対の棘、そして、虎のような頭部をしたビャッコインベスが現れた。その後、裂け目は閉じた。

兵士の一人がビャッコインベスに向かって突撃する。しかし、ビャッコインベスは火球を吐いて、兵士をふきとばす。

 

(…使うしかないか…あれを…)

 

フォルドは戦極ドライバーを取りだし、腰に装着する。

次に、メロンのロックシードを取りだした。

 

「変身!」

 

フォルドはそう叫ぶと、ロックシードを解錠した。

 

『メロン』

 

すると、フォルドの頭上に、円型の裂け目が開き、そこから巨大なメロンが現れた。

フォルドは戦極ドライバーにメロンロックシードを装着すると、ロックシードを再びロックする。

 

『ROOK,ON!』

 

すると、戦極ドライバーから、ほら貝テイストの変身待機音が流れる。

その音に、人々や兵士達、インベスらがフォルドに視線を向ける。

そしてフォルドは戦極ドライバーに取り付けられたカッティングブレードを倒し、メロンロックシードのカバーを展開する。

 

『ソイヤッ!、メロンアームズ!、天・下・御・免!』

 

電子音が流れると同時に、フォルドの頭上にあった巨大メロンが落下、フォルドの頭部を覆う。それと同時にフォルドの体に白いライドウェアを纏う。一方、フォルドの頭部には、フェイスプレートに描かれていた斬月と同じ頭部を装着し、メロンの断面を模したパルプアイが装着される。

そして巨大メロンが展開し、鎧の形状になり、水飛沫のエフェクトの後、左手に、刃の付いた盾、メロンディフェンダーが装備され、フォルドはアーマードライダー斬月に変身した。

 

「グギャー!」

 

初級インベス3体が斬月に向かって、突撃してきた。

 

「さて、いっちょやるか!、」

 

斬月は戦極ドライバーの左腰に装備された無双セイバーを抜くと、突撃してきた初級インベス一体を斬りつける。

 

「グギャ!?、」

 

初級インベス一体は攻撃を食らって怯み、転倒する。続いて二体の初級インベスが斬月を囲み、それぞれ攻撃を仕掛ける。

 

「そこだ!」

 

しかし斬月は初級インベス二体が攻撃する前に、それぞれ無双セイバーとメロンディフェンダーを叩き込み、斬月の左にいた初級インベスにメロンディフェンダー先端部の刃を突き刺し、そのまま蹴り飛ばす。蹴り飛ばされた初級インベスは、ある程度の距離を転がると、爆散した。

二体の初級インベスは、再び斬月に突撃するが、斬月は二体の初級インベスの腹部に無双セイバーを叩き込む。

 

「グギャ!?、」

「グギャア!!」

 

二体の初級インベスは倒れ、爆散した。

 

「グオオオオ!!」

 

続いて、ビャッコインベスが斬月に駆けつけ、爪を降り下ろす。

 

「くっ!…」

 

斬月はメロンディフェンダーで防御するも、パワーが強かったために二歩後退した。ビャッコインベスは続いて左手の爪を降り下ろすが、斬月は攻撃を避ける。

 

「ここだ!」

 

そしてビャッコインベスに無双セイバーを叩き込む。

「グオオッ!?」

 

ビャッコインベスは攻撃を食らって転がるも、すぐに体制を建て直す。斬月はその間に無双セイバーの撃鉄を引き、数発分の弾丸を装填する。

ビャッコインベスは斬月に向かって火球を発射するも、斬月はメロンディフェンダーで火球を防御し、無双セイバーに装填された弾丸を全て発射する。

 

「グオオオ!!、」

 

ビャッコインベスは弾丸をまともに食らい、後退した。

 

(これで終わらせよう、)

 

斬月は無双セイバーを納めて、ビャッコインベスに背中を向けると、カッティングブレードを一回倒す。

 

『ソイヤッ!、メロン・スカッシュ!』

 

電子音と共に、右足にメロンの果汁を模したエネルギーを纏う。ビャッコインベスはチャンスと見て、斬月に向かって突撃する。

斬月はビャッコインベスが攻撃するタイミングを見て、エネルギーを溜めた右足で回し蹴りを繰り出す。

 

「おりゃああああ!!」

「グオオッ?」

 

回し蹴りを食らったビャッコインベスは五歩後退し、爆散した。

 

「はぁ…はぁ…」

 

フォルドは変身を解除する。

 




次回 インベスとの戦いの後、情報統制機構に指名手配となってしまったフォルド。逃げ切った後、最高賞金首の重犯罪者ラグナと偶然出会う。そんなフォルドを快く思わないラグナは、フォルドに戦いを申す。
次回「ラグナとの出会い、そして対決」
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