なので、レイチェルとフォルドが会話する話までいったら書こうと思います。
それでは後編、どうぞ!
二人は、剣を構えながら睨みあう。そして先に動いたのは、…
「うおおおおおお!!」
ラグナだ。ラグナは斬月に急接近し、ブラッドサイズを縦に振り下ろした。
「くっ!…」
斬月はメロンディフェンダーでパリングすると、ラグナにめがけて突きを放つも、弾かれてしまう。
「食らえ!」
「うおっ!?」
ラグナは渾身のパンチを斬月に食らわせ、吹き飛ばす。
斬月はすぐに体勢を整えると、ラグナにメロンディフェンダーを振るう。
「甘い!」
ラグナはブラッドサイズで攻撃をガードする。
「甘いのはお前の方だ!」
斬月は無双セイバーに手をかけると、引き抜くと同時にラグナに斬りつける。
「ぐあっ!?」
「もう一発!」
斬月は回転蹴りをお見舞いするも、ラグナに受け止められ、払われる。
「なあ、俺はあんたとは戦いたくないんだ、だから「ふざけんじゃねぇ!!、そんな危なっかしいもん振り回しといて、…えらそうにほざくんじゃねぇ!!」……」
ラグナは、斬月に怒号を言い放つと、ブラッドサイズに紫色のエネルギーを溜め始める。
「…ちっ!!」
斬月は、無双セイバーとメロンディフェンダーを連結させ、戦極ドライバーからメロンロックシードを取り外し、無双セイバーに付け直して、ロックする。
『ROOK,ON!、イチ、ジュウ、ヒャク、セン、マン!』
ナギナタモードの無双セイバーに黄緑色のエネルギーが溜まる。
「うおおおおらぁああ!!」
ラグナは、黒い獣のような衝撃波を放つ。
『メロン・チャージ!』
「せいやぁーーー!!」
斬月は×字の黄緑色の衝撃波を飛ばす。そして、お互いが放った衝撃波が激突し、大爆発を起こす。
「「はぁ…はぁ…」」
二人は息を切らしながら、まだ立っていた。 そのとき、ラグナの後ろ側にクラックが開いた。そしてそこから、青いボディに二つの角が生えたシカインベスが現れ、その後にクラックはすぐに閉じた。
「!!、ラグナ、後ろ!!」
「あ?」
斬月はラグナに呼び掛ける。ラグナが後ろを振り向いた瞬間、
「グオオッ!!」
「うわっ!!」
シカインベスの突進を食らって吹き飛ばされた。
「てめぇ!」
斬月はシカインベスに怒濤の連続攻撃を食らわせる。
「グギャア!?」
シカインベスは、斬月の攻撃を受けて転倒し、そのまま数センチ転がった。斬月は急いでラグナのもとに行く。
「大丈夫か?、ラグナ。」
「いててて、…何だアイツ…」
「あいつはインベスっていう、異世界の怪物だ。ちなみに別個体だけどさっき俺が戦った相手だ。」
そう言いながら斬月はラグナを起こす。すると、シカインベスが何かを見つけたかのように2人とは反対側へ走った。そしてシカインベスは落ちていた物を拾った。それは、何故か落ちていたイチゴのロックシードだった。ラグナには何のことなのか分かっていなかったが、斬月はそれを見て無双セイバーとメロンディフェンダーを構える。
そしてシカインベスはイチゴロックシードを額に当てる。すると、シカインベスの額に口みたいなものが開き、ロックシードを取り込んだ後に口を閉じた。
次の瞬間、突如シカインベスが赤青い炎に包まれ、巨大化した。その姿は、もはや鹿の原形を留めておらず、筋肉質な体格に、背中には一対の巨大な枝角をもった異形の姿に変貌した。
「これならどうだ!」
斬月は無双セイバーの撃鉄を引いて弾丸を装填し、それを全て撃ち出す。
「グオオオオオ!!!」
しかし、シカインベス強化体の頑丈な体に、弾丸は全く効いていなかった。
「(効いていない……なら!)」
斬月は、今度はシカインベス強化体に駆け寄り、連続攻撃を仕掛ける。だが
、シカインベス強化体はアクロバティックな動きで斬月の攻撃を全て避け、そして斬月にキックを入れる。
「ぐっ!…」
斬月はあまりのパワーに腹を抱えて怯む。だが、シカインベス強化体の攻撃はこれで終わらない。
「グオオオアアアアア!!!」
今度は拳に炎を纏わせて、そのまま斬月を殴った。
「うわあああああ!!、………ごはっ!!」
斬月は防御できずに食らってしまい、メロンディフェンダーを手離す。さらに壁にぶつかった衝撃で無双セイバーまで手離し、そのまま地面に落下した。
「おい、…大丈夫か!?、…くっ!」
ラグナは蒼の魔導書[ブレイブルー]を発動させようとする。しかし、斬月は立ち上がり、ラグナにこう言った。
「ここは俺にやらせてくれ。」
「無茶だ!、武器も失ったのにどうやって……「まだ手はあるさ。」……は?」
そう言うと斬月は、ホルダーから新たなロックシードを取りだし、開錠した。
『パパイア』
すると、斬月の頭上に巨大なパパイアが現れた。
斬月は、戦極ドライバーに装着していたメロンロックシードを取り外すと、今度はパパイアロックシードを戦極ドライバーに装着して、ロックした。
『ROOK,ON!』
ほら貝テイストの音声が鳴ると共に、メロンの鎧が弾け飛ぶように消滅した。そして斬月はカッティングブレードを倒し、ロックシードのカバーを展開する。
『ソイヤッ!、パパイアアームズ!、一・触・即・発!』
巨大パパイアが斬月の頭に落下すると、鎧の形に展開し、水飛沫のエフェクトと共に、パパイアを模した戦斧、パパイアハルバードが斬月の右手に現れた。
「よし、行くぞ!」
斬月は再びシカインベス強化体に急接近して、パパイアハルバードを振り下ろす。
「グギャアア!?」
すると、今度は大きく怯んで、二歩後退する。どうやら効いているようだ。
「ラグナ!」
「ああ!」
ラグナもシカインベス強化体に向かってジャンプして、左肩目掛けてブラッドサイズを振り下ろす。
「食らえ!!」
「グギャアア!!?」
ラグナの攻撃は致命傷となり、左肩の枝角が砕け散る。そしてシカインベス強化体は大きくバランスを崩し、転倒した。
「決めるぜ!!」
「これで終わりにしてやるぜ、このシカ野郎!!」
斬月はカッティングブレードを一回倒す。
『ソイヤッ!、パパイア・スカッシュ!』
そして、パパイアハルバードにエネルギーを溜めて巨大化させる。
一方、ラグナはブラッドサイズを鎌状に変形させる。
「「食らえ!!」」
ラグナと斬月の声は重なり、それと同じタイミングでシカインベス強化体にブラッドサイズとパパイアハルバードが振り下ろされた。
「グギャアアア!!」
シカインベス強化体は2つの攻撃を受けて苦しむ。さらに斬月はハルバードを手放した後、シカインベス強化体目掛けて無頼キックを放つ。
「これで、終わりだぁ!!」
「グギャアアアアア!!!」
無頼キックを受けたシカインベス強化体は、爆散した。
「……やったな」
「…ああ、」
二人は近寄り、ハイタッチする。そのとき、
「いたぞ!、指名手配中の犯罪者だ!」
統制機構の兵士達がやってきた。
「げっ!、…面倒だ。」
「さすがにもう走れねえよ…」
そう言って斬月はサクラハリケーンを取り出して、具体化させる。
「ちっ!、…なあ、お前の名前はなんだ?」
「俺はフォルドだ!、…ここは二手に別れるぞ、ラグナ、また後で会おう!」
「ああ!」
斬月はサクラハリケーンを加速させて統制機構の兵士達から逃げる。
フォルドは後ろを確認すると、統制機構の兵士達がバイクに乗って追いかけてきた。
「(くそ、…もっとスピードを…)」
フォルドはさらに加速する。すると、サクラハリケーンが突如桜吹雪と共に謎のエネルギーに包まれた。
「(な…なんだこれ!?)」
そして、バイクが浮き上がると共に、360°回転し始めた。
「(え!?、ちょっ、酔う!、酔うって!!)」
そしてフォルドの前に謎のゲートが開いた。
「う、うおおおおおおお!?」
フォルドは叫びながらそのゲートに突入していった。その後、フォルドが突入した後にゲートは閉じた。
「な、…消えただと!?」
「ちっ!、他の場所にまわれ!」
統制機構の兵士達は、フォルドを見失うと、別の場所でフォルドを探すことにした。
次回 サクラハリケーンのワープ機能でレイチェルのいる古城にやってきたフォルド。フォルドはレイチェルから自分がイレギュラーな存在であることを聞かされる。果たして、フォルドの決意は…
次回[自分自信を信じる力]