では、どうぞ
前回のあらすじ、フォルドはサクラハリケーンで古城へワープ。そこで吸血鬼の女性、レイチェルと出会い、フォルドがイレギュラーな存在ということを聞かされる。フォルドは今を生きることを決意した。たとえイレギュラーであっても、と…
サクラハリケーンで再びカグツチに戻どってきたフォルドは、変身を解除してサクラハリケーンを錠前モードに戻す。
「(そういえば俺指名手配されていたな……フード被るか)」
フォルドはローブについているフードを被り、商店街通りに出た。人は買い物客などで大勢いるが、統制機構の兵士たちも6人一組で怪しい者がいないかパトロールしている。
「(…なるべく群衆に紛れるか。もしばれたら大騒ぎになるしな。)」
フォルドは統制機構の兵士がフォルドとは反対の方向を向いた隙に群衆に紛れた。
そして4分後、なんとか兵士達にバレずに商店街通りを出ることができた。
「(はぁー…やっと出れた。…にしてもあちこちに俺を手配しているポスターがあるな。…地道に破っていくか。)」
フォルドは壁に貼ってある手配ポスターを見つけると、それを破る。しかし
「いたぞ、指定手配犯だ!!」
「やべっ!」
兵士達にバレてしまい、結局戦闘になってしまった。
「(さすがに闇雲にアレを使うのはまずい。格闘で…)」
フォルドは戦極ドライバーを使おうとしたが、一般人に向けて使用するのはさすがにまずいと思い、拳を握る。
兵士の一人がフォルドに剣を振るう。
「当たるかっ!」
フォルドは避けると、兵士の頭部を殴り、気絶させる。
続いて二人目の兵士が突撃してきた。しかしフォルドは押し返して回し蹴りを食らわせる。
「(きりがない……ん?)」
フォルドは近くにあった昇降機に目をつける。
「よし、逃げるか。」
フォルドは昇降機のロープを握ると、足元にあったスイッチを踏む。するとロープが巻き上がり、フォルドは建物の屋根の上へ一気に上昇した。
そしてフォルドは屋根の上をパルクールで駆け走る。
2分後、フォルドは兵士達から逃げ切って4階建ての建物の上にやってきた。
「(お、ちょうどわら束があるな。よし、飛び込むか。)」
そしてフォルドは、建物からイーグルダイブをした。凄い速さで下に落ちるフォルドはちょうど真下にあったわら束に落下した。その後、わらまみれになりながらわら束から出たが、
「…やばい、背中いった…」
フォルドはまだイーグルダイブに慣れてなかったのか、背中を打撲してしまった。そしてフォルドは壁にもたれた。すると、
「あの、大丈夫ですか?」
突然、青いポンチョを着た金髪の少女が話しかけて来た。
「背中を打撲した…」
フォルドは少女にそう答えた。
「大変!すぐにお医者さんに診てもらわないと、」
と言って少女はフォルドを立ち上がらせると、フォルドの肩を組んで病院まで運んだ。
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5分後、病院に到着してフォルドは打撲を医者に治療してもらった。その後に少女と病院を出た。
「そういえば君の名前は何だ?」
「私はノエル=ヴァーミリオンです。」
「そっか、俺はフォルド=ケンウェイだ。」
二人はお互いの名前を名乗った。するとフォルドは、ノエルに質問する。
「ところでその格好、一般人じゃないようだな。何か仕事してるのか?」
「あ、はい。情報統制機構のs「…なぬ?」…え?」
ノエルの言葉にフォルドは疑問の言葉を発す。
「俺、その組織に訳わからないことで指名手配されてるんだよ…。」
「え?そ…そうだったんですか!?」
「ポスターがあちこちに貼ってあるんだ。事実だ…。」
フォルドはノエルに、自身が統制機構に指名手配とされていることを話すと、それを聞いたノエルは驚きながら声を上げる。
「ちなみに…どういうことでそうなったん何ですか?」
「お前は裂け目から怪物が現れる話知ってるか?」
「あ、はい。」
「俺はそのときに怪物と戦った。だけどその後に統制機構の兵士たちが、怪物が現れたことを全て俺のせいにしやがったんだ。それで、今に至る。」
「なんてこと…」
フォルドは事情をノエルに説明した。すると、フォルドはノエルに頼み事を話す。
「ノエル、お前が統制機構に俺の指名手配を取り消しするように上司に交渉してきてくれないか?」
「えっ?」
「俺は裂け目から出現した怪物を倒しているし、裂け目や怪物を出現させたのは俺じゃない。それに俺はそんな極悪非道なことをする奴じゃないからな。」
「…分かりました。私が上司にそう伝えます。」
「悪いな。」
二人は会話をしている間に、宿屋のところに着いた。
「じゃあ俺はここの宿屋で泊まるから、また明日入り口で会おう。」
「はい。」
そう言ってフォルドは宿屋に入った。
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その夜、フォルドは戦極ドライバーを見つめていた。すると突然、戦極ドライバーが全く違う物に見えた。
それは全体が赤く、フェイスプレートとカッティングブレードがあった左右の部分には銀色のハンドルがあり、ロックシードをはめる下部にはグラスを模したポッドがあり、三ヶ所にストローみたいなパーツが取り付けられているバックルがあった。
「(な…何だ?…一体何が?)」
フォルドは一旦目を擦ってからもう一度それを見る。すると、謎のバックルを掴んでいた左手には見覚えのある戦極ドライバーがあった。どうやら錯覚のようだ。
「(錯覚かよ…にしても一体何なんだったんだ?あれは…)」
フォルドは疑問を抱きつつもベッドに横たわり、静かに眠った。
次回 ノエルの話から、指名手配を解くには決闘をしろという話を聞いたフォルド。
そして、柱しかない広場で待っていたのは、統制機構のジン=キサラギ。フォルドは彼と決闘することに…
次回「VSジン 氷結の刃」