戦姫絶唱、君達は絶版だ。   作:SUN'S

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第11話『始まってしまったゲーム』

『レッツゲーム!!』

 

『メッチャゲーム!!』

 

『ムッチャゲーム!!』

 

『ワッチャネーム!?』

 

三人は展開されたエネルギーパネルを通り抜けていき、ゲームキャラクターを模したような二頭身のゆるキャラボディへと変わっていた。

 

『アイム・ア・カメンライダー!!』

 

最後に軽快な音と共に「仮面ライダー」という名前を名乗る。それは十数年前、突如としてノイズを打ち倒した戦士に対する総称であり語り継ぐべき名前だった。

 

今年、全世界へと放送されているコンサートホールで新たな三人の仮面ライダーが生誕したのだ。

 

「ぜぇーんっぶ、倒してやるよ」

 

「最速で走り抜けるのみ…」

 

「くぅみいぃのぉぉちぃかぁらぁぁをおぉ!!うぅうけてえぇみろおぉおおぉぉっ!!!」

 

ゆるキャラはライドプレイヤー軍団を軽々と飛び越えていき、押し寄せて来ていたノイズを踏み付けて観客席の地面へと着地する。

 

天羽奏の変身した「仮面ライダーキャロム・ビリヤーズゲーマーレベル1」である。

 

ONE(ワン)!!THREE(スリー)!!FLVE(ファイブ)!!」

 

その手に持つガシャコンウェポン「ガシャコンキューブレイカー」は横持ち用グリップを搭載しており、エネルギー光弾を先端から弾き出すことが出来る。

 

その中でも天羽奏は「オルタネクトショット」を得意としている。エネルギー光弾はノイズを撃ち抜き、散々だがノイズの中に数字を刻まれたモノが現れた。

 

TWO(ツー)FOUR(フォー)SIX(シックス)をブッ潰せるぜェ!」

 

「「「奏たんの頼みとあらば!!」」」

 

ライドプレイヤーの半数は数字を刻まれたノイズを叩き潰すように消滅させようとした瞬間、風鳴翼は青い線を残してノイズを番号順に叩き潰していき、天羽奏へとサムズアップを送った。

 

風鳴翼の変身した「仮面ライダートルク・バイクゲーマーレベル1」は高速で動き回りながらノイズを殴り飛ばし、その場に止まると無く目の前に立ち塞がったノイズを突進して突き破っていた。

 

「ブゥエァーハッハッハッハッハッハッ!!!雑音如きが神の行っている式典を邪魔するからだァァァ!!貴様等は、うぅぅわぁたしをおぉ更なる高みへと登らせるための踏み台に過ぎないイイィ!!」

 

「社長、落ち着いてください!?」「俺達も戦いますから~!?」「流石、我らの神!略してサスカミ!」「ちょ、ノイズ駆逐するスピード速すぎね!?」「あーん、翼たんの通ったエネルギーロード気持ちいいよー!」「私も混ぜなさい!」

 

……名状し難き者達と最前線を突き進む漆黒の神は混沌(カオス)な世界を作り上げていた。数年前まで人類を脅かしていた驚異とは思えないほど、ずさんな扱いを受けていた。

 

「きゃああぁああぁあぁぁ!!?」

 

次の瞬間、出口付近でガシャットを持っていなかった少女へと襲い掛かろうとするノイズを発見する。しかし、それを妨害するようにノイズは壁となり、仮面ライダーとライドプレイヤーを押し止めていた。

 

PAUSE(ポーズ)

 

そんな電子音と共に緑色の見知らぬ「仮面ライダー」の攻撃を受けたのか、身体を崩壊させている真っ黒なノイズとお姫様抱っこで救い出された少女が其処には立っていた。

 

「…しぃ……姫は眠っている。なにより審判の時は厳粛でなければならない」

 

……コツン…コツン…コツン…。

 

すべてのノイズが消滅したコンサートホールには驚愕と新たな仮面ライダーの出現への喜びを隠せていなかった。

 

…しかし、それは檀黎斗を除いて…だがね…。

 

 

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