『立花響』VS『天羽奏』
『風鳴翼』VS『雪音クリス』
『風鳴弦十郎』VS『立花洸』
『檀黎斗』VS『檀綺乃』
そう書かれていたホワイトボードを薙ぎ倒しながら黎斗は檀綺乃へと歩み寄り、自身よりも小さな母親の襟を掴んで持ち上げるように顔を近付ける。
「母さん、私の話を聞いていなかったのか!?貴女は戦うべきではないと言っただろ!!」
「…黎斗……いや、マイティアクション・エックス。君には失望した。お前は、私の最高傑作だと思っていたが…ただの失敗作だったとはな」
最早、ゴミを見るような目を黎斗へ向けていた檀綺乃の目がオレンジとグリーンに発光した瞬間、女性の膂力では考えられないほど凄まじい力で黎斗を天羽奏達の立っていた方へと蹴り飛ばした。
『ガッチャーン!!』
倒れながら睨み付けてくる黎斗に見せ付けるように蛍光グリーン塗装のバグルドライバーをバグスターバックルに装着すると原型の『KAMENRIDER-CHRONICLE』を取り出してガシャットのスイッチを押し込む。
『
重々しい電子音が聞こえた瞬間、檀綺乃の身体にバグのようなモノが起こり、ガシャットを手放してしまう。
「……変…身……」
黎斗は慌てて駆け寄ろうとしたが、ガシャットは独りでにバグルドライバーに装填され、檀綺乃はニヤリと笑ってドライバー上部のスイッチを押し込んだ。
『バグル・アップ!!!』
「1」から「12」のローマ数字が檀綺乃の正面に円を描くように出現していき、檀綺乃の頭上にはエネルギーパネルが展開される。
『天を掴めライダー!!』
『刻めクロニクル!!』
『今こそ時は極まれりイィ!!』
そこにはコンサートホールで立花響を助けた緑色の仮面ライダー。史上最強の仮面ライダークロノスが立っていた。
「君にはもはや商品価値はない。マイティアクション・エックスは絶版だ」
「…私は……僕が…貴女を倒す、変身!!」
『
『
『ガシャット!!』
黎斗は二つのライダーガシャットのスイッチを押し込んでゲーマドライバーのスロットに装填すると、ゲーマドライバーのレバーを開いて構える。
『マイティジャンプ!!』
『マイティキック!!』
『マイティ!!マイティ!!』
『マイティアクション!!』
『エェェェックス!!』
黎斗が仮面ライダーゲンムに変身する。
『冒険出発!!』
『相手は魔王!?それとも勇者!?』
『ドキドキ世界のファンタジア!!』
『魔剣サバイバーズ!!』
第1段階の変身を終えた黎斗の元へと空間を切り裂いて真っ黒な剣身が特徴的なガシャコンウェポンが現れ、黒と白の混ざり合った西洋甲冑が黎斗とドッキングするように落下してきた。
「仮面ライダーゲンム。レベル…2-Lだ!!」
黎斗は「2」と「50」を混ぜ合わせたゲンムの姿に変わった事を檀綺乃へと宣言する。