第26話『キョウリョクプレイ』
「GF部活」は全世界初配信を飾ることになった。日本屈指のゲーマー達とアメリカ最強のゲーマー姉妹「マリア・カデンツァヴナ・イヴ」と「セレナ・カデンツァヴナ・イヴ」と行われるゲームバトルの火蓋が切って落とされた。
「姉さん、そろそろ準備を…」
「いきなり過ぎるのよ…。私だってゲーム以外にも出来ることはあるのよ…」
お揃いのパーカーを着ているが、マリア・カデンツァヴナ・イヴはブツブツと呪詛のような言葉を呟いていた。しかし、セレナ・カデンツァヴナ・イヴは気にすることなく彼女の手を引っ張りながら風鳴翼達の待っている舞台へと登っていき、向かい合うように立っていた。
「ギャンブルゲーマー」
「レース―ゲーマー」
「アクションゲーマー」
「ファイターゲーマー」
スクリーンには投射された顔写真と共に得意としているゲームジャンルが映し出された。次の瞬間、半月以上も出現していなかった筈のノイズが観客席と舞台前の最前席に突如として現れた。
「はぁ…。セレナ、行くわよ?」
「うん、タイミングは姉さんに任せるね!」
セレナはホログラムのような粒子体へと変わり、マリアの身体へと吸い込まれた。その光景を見ていた風鳴翼や天羽奏、観客席や全世界の視聴者達は唖然としていた。
『
ピンクとオレンジのライダーガシャットのスイッチを押し込んで腰に装着していたゲーマドライバーのスロットに差し込んだ。
『ガシャット!!』
レバーを引っ張るように開ける。
『ガッチャーン!!』
「変身!」
風鳴翼達の使う掛け声と同じだった。奏は「真似された!?」等と騒いでいるが、変身を邪魔しようとはしていなかった。
『
『
マリアは身体の中心線から二つに分裂していき、ピンクとオレンジのホログラム体から仮面ライダーへと変身していた。
『姉と妹の拳!!家族の証!!』
『超キョウリョクプレイ!!』
『ノックアウトファイターツウゥゥゥ!!!』
ボクシンググローブのようなナックルを装着した檀黎斗や立花響とは色違いのピンク色のマイティアクションXと格闘家のような赤髪とシルバーボディの仮面ライダーが並ぶように立っていた。
「仮面ライダーエグゼイド・ノックアウトアクションゲーマーレベル39」
「仮面ライダーパラドクス・ノックアウトアクションゲーマーレベル39」
二人は左手と右手のナックルを叩き合わせ、会場中に散らばっていたノイズへと「挑発」を行いながら仮面越しにニヤリと笑っていた。
「超キョウリョクプレイで!」
「クリアしてあげるわ!」
『
マリアとセレナの体内で結合したダブルガシャットの一種。ノックアウトファイターとマイティアクションXの二つの特性を継承している。