アメリカ政府は日本へとライダーガシャット作成方法と日本の所持しているライダーガシャットとゲーマドライバー全ての譲渡を言ってきたと弦十郎と了子から聞かされた。二人は久々の休日をデートで楽しんでいたそうだが、報告書と仕事量に嘆いているそうだ。
しかし、元・我が社のゲーム技術を欲するとはアメリカ政府もノイズ対策の怠りを実感したのか。
そんなことを考えていると黎斗の直属秘書の清澄秋穂から新作ゲームのプロットと内容の書き記された書類がファックスで送られてきた。内容は『魔皇バットと従者達のお菓子争奪戦』というモノだった。
内容的にはソルティ伯爵をマイティの位置へと置き換えたような作品だな。ふむ、ゲーム内容としては及第点だな。だが、黎斗は他者のゲームプランを受け入れるとは思えない。
ノックしてから黎斗の部屋の扉を開ける。ぐったりとした天羽奏と風鳴翼の二人がゲーム画面を開いたまま気を失っていた。2日間も出てこないなとは思っていたが、夜通しでゲームをプレイしていたのか?
「ブゥエァーハッハッハッハッハッハッハッ!!!貴様等では私の作り上げたゲームを十全にして万全の常態で扱うことは出来んぞおぉぉぉ!!」
「クロト…うるせぇ……」
「黎斗君、声の音量を下げてぇ……」
「……ふぅ……私に構わずゲームを続行したまえ!刻一刻とライダー対戦まで時間は迫ってきてるんだぞ!」
そう言えば今週の日曜日午後9時ジャスト。日本とアメリカの中間地点に位置する海上にて大型客船を舞台として開始だったな。
対戦相手の降参や続行不可能を確認すれば勝利、ライダーゲージを消失してしまえばゲームオーバとなり。この世界から本当の意味で消えてしまう。
黎斗の見詰めているパソコン画面には『ガンバライド』と表示されていた。まさか、過去に語って聞かせた
黎斗の行動に驚きながらフォルムやゲーム内容の誤差を修正させつつ、限り無く本物に近いレジェンドライダーガシャットの第1作品『冒険野郎クウガ』を完成させた。
「天羽奏、これは君が使え…神からの恵みだ」
「うぇっ!?アタシが使って良いのかよ!?」
「むぅ…っ、奏だけなの?」
「案ずることはないいぃぃ!!神は区別などしない!!風鳴翼あァァ!!君にも最高のゲームを提供しよおぉぉぉぉ!!ブゥエァハァァ!!」
ふむ、黎斗は気紛れな性格だと思っていたが…。案外、ツンデレなのかもしれないな。その後も色々と修正やアイデアを交わしながら第2作品『太陽のアギト』『ミラーラビリンス龍騎』等を作っていき、立花響や雪音クリスにも提供すると小声で言っていた。