超大型豪華客船「マキナビジョン」。その名前はアメリカ最大規模の、檀綺乃や檀黎斗の経営しているゲンムコーポレーションと双璧を成す世界屈指のゲーム会社の名前である。
操舵室では檀綺乃とアリーヤ・マキシマが肩を並べて「日本」と「アメリカ」より輩出された五名のライダー達を見下ろしていた。
「アリーヤ・マキシマ、君の考えている事は理解することは出来ない」
「私としては君のような人物こそ右腕となって欲しいんだがね…」
そんなことを話していると老年の女性が両開きの扉を押し開けて入室してきた。
席を譲るために椅子から立ち上がろうとした瞬間、目の前にソルティ・バグスターが現れた。まさか、ゲーマドライバーから摘出した情報とバグスターウィルスのみで構築させたのか。
「初めまして、私はソルティ・バグスター。マイティアクションXのラスボスです」
「ああ、知っている…。ソルティ・バグスター、君は檀黎斗の作ったゲームのキャラクターだからな」
「アリーヤ、貴女の考えでは…これも想定の内なのですね?」
「はい、その通りです。これは、このライダーバトルはノイズを根絶するために必要な行動なのです」
黎斗、私は動けそうにない。
すまない、手助けすることは出来なさそうだ。
◆◆◆◆
『第1回戦』
『両国の選手は』
『ステージへ上がって下さい』
黎斗はスポットライトに照らされたヘリポートへと上がり、反対方向から上がってくる白衣白髪眼鏡の男を睨み付けていた。理由は、その手に持っているライダーガシャットが自身の製作した物だからである。
「檀黎斗社長、僕の名前は『ジョン・ウェイン・ウェルキンゲトリクス』……気軽にウェル博士と呼んでくれて構いませんよ」
「そうか。一つ、訂正して貰おう。今の私は新ッ!!檀黎斗だあァァァ!!!」
二人は自分なりの挨拶を交わしながらライダーガシャットを取り出し、ライダーガシャットのスイッチを押し込んだ。
『
『
「グレード0」
「術式レベル2」
「「変身!」」
『ガシャット!!』
ライダーガシャットをゲーマドライバーのスロットへと差し込みながらレバーを引っ張るように開けた。
『ガッチャーン!!』
軽快な音声と共に自身の変身するライダーパネルを弾き、二人は目の前に現れたエネルギーパネルを通り抜けた。
『レベルアップ!!』
『マイティジャンプ!!!』
『マイティキック!!!』
『マイティアクション!!!』
『エェェェックス!!!』
檀黎斗は仮面ライダーゲンム・アクションゲーマーレベル0へと変身を遂げた。
『タドルメグル!!』
『タドルメグル!!』
『タドルクエスト!!』
ウェル博士は仮面ライダーブレイブ・クエストゲーマーレベル2へと変身を遂げた。
『
檀黎斗の作成した剣と魔法のステージとしたロールプレイングゲーム。あらゆる魔物を炎と氷の聖剣で斬り伏せるファンタジーゲーム。エンディングは魔王を討伐してお姫様と世界平和の旅に出ること。