戦姫絶唱、君達は絶版だ。   作:SUN'S

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第30話『不死身の遺物』

ゲンムの振るうガシャコンブレイカーとブレイブの振るうガシャコンソードは刃を交える毎に火花を散らしており、その衝撃によって二人のライダーゲージは僅かながら削れていた。

 

「ヌウゥオオォアアァアァアァ!!!!」

 

「ハアァァァァァァァァァッ!!!!!」

 

ゲンムとブレイブは鏡合わせのように左肩と右肩に刃を叩き付け、強引に刃を通すために身体を押し付け合いながら睨み合っていた。

 

「ブゥエァハァァ!!」

 

「づぁか!!?」

 

ゲンムは身体を仰け反らせ、そのまま体勢を戻す反動を利用してブレイブの顔面へと頭突きを叩き込んだ。

 

ブレイブは顔を押さえつつも後ずさることはせず、負けるものかとゲンムにショルダータックルを打ち込んで倒れた所を狙うようにガシャコンソードをヘリポートの地面へと突き刺した瞬間、ガシャコンソードから放たれた炎は地面を走ったが、ゲンムはガシャコンブレイカーの刃で僅かにガシャコンソードを脇の間に反らしていた。

 

ゲンムはブレイブの股内を潜り抜けていき、左足をガシャコンブレイカー・ハンマーモードで殴り付けて転ばせた。

 

「流石ですね…。やはり、レベル2では貴方に勝つことは出来そうにない」

 

「まさか、複数のガシャットを所持しているのか!?」

 

「まあ、そういうことになりますね」

 

ブレイブは左腰の見知らぬ白色のライダーガシャットをゲンムに見せ付けるように取り出した。

 

「術式レベル50」

 

TADDLE-LEGACY(タドルレガシー)!!!

 

ライダーガシャットをゲーマドライバーのスロットへと差し込み。レバーを戻して先程と同じようにレバーを引っ張るように開けた。

 

『アガッチャ!!』

 

『辿り着いた世界!!!』

 

『神々のレガシー!!!』

 

浮遊してきた純白の甲冑を装着するとフランベルジュのような長剣とガシャコンソードを交差するように構えていた。

 

「仮面ライダーブレイブ・クエストレガシーゲーマーレベル50!!」

 

「ブェアハァァ!!ブゥエァハァァ!!ブゥエァーハッハッハッハッハッハッハッ!!!それならばうぅぅわぁたしぃぃもぉぉ!!レベルアップしてやろおぉぉ!!」

 

DANGEROUS-ZOMBIE(デンジャラスゾンビ)!!!

 

ゲンムはブレイブの取り出したガシャットと同色のライダーガシャットを取り出した。しかし、そのガシャットのゲーム内容は真逆だった。

 

ライダーガシャットをゲーマドライバーのスロットへと差し込んでレバーを引っ張るように開けて構えた。

 

『アガッチャ!!』

 

『デンジャー!!デンジャー!!』

 

『デス・ザ・クライシス!!』

 

『デンジャラスゾンビ!!』 

 

エネルギーパネルを突き破り、現れたのは魑魅魍魎を体現したような悪しき魔物のような造形だった。正しく騎士と不死身の化け物の戦いである。

 

 

 





TADDLE-LEGACY(タドルレガシー)

ジョン・ウェイン・ウェルキンゲトリクスが独自で作成した純白の甲冑を纏った英雄の世界の遺物を辿って巡り、神々の世界へと到達して邪神を葬るロールプレイングゲーム。エンディングは未発売品のため不明である。
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