『諸君、私はノイズへと対抗する手段を手に入れた。これより…その武器を世界各国で販売する。さあ、君こそ世界を救う勇者となるのだ』
私はオバサンの映るテレビを見ていた。…父さんや母さんの手には『KAMENRIDER-CHRONICLE』が握られており、私にも『
これはクロトからのプレゼントなのかな?等と考えているとツバサから「私のところにもガシャット届いたよ」という電話を受けた。
クロトがツバサにもガシャットをプレゼントしていた事を聞いて胸のところがチクッとしたけど。母さんは嬉しそうに笑っていた。父さんは「クロト君は優しい子だけど、まだ認めませんよ!?」なんて叫んでいた。
なにを認めるんだろ?
ツバサとクロトには、父さん達と一緒に遺跡発掘に行くと伝えると「気を付けてね!」と心配された。平気だよ、父さん達は色んな遺跡を調査してきたんだからさ。クロト達とは電車の駅で別れたけど。ツバサのお父さんはいっつも着物を着ていて暑くないのかな?
「奏…。最初は、どこの遺跡を探険しようか?」
「えっとね、えっとね!カミサマカガミってヤツを探したい!!」
「ハハハッ、カミサマカガミじゃなくて『神獣鏡』だぞ~?」
「んーっ、でも、カミサマカガミの方が呼びやすいからこっちの方が良いよー!」
◆◆◆◆
奏を見送っている時の黎斗君は寂しそうだった。少しだけ…奏にムッとしてしまった。先に黎斗君と友達になったのは私なのに。なんで黎斗君は奏を見ているんだ。そんなことを考えていた頭の中の変なモヤモヤを振り払うように頭を左右に振っていると黎斗君に撫でられるように止められた。
…フフンッ、奏は黎斗君にナデナデされた事は無いだろう。帰ってきたら自慢してやる。
「翼…母さんが待ってるよ」
「はい、父様…!ばいばい、黎斗君」
「ツバサ、ばいばい。次も遊ぼうね」
「うん!」
奏よりも沢山遊んで「いーなーっ!」って言わせてやるからな。……奏、早く帰ってこないかな。色んなお稽古も大事だけど。友達と遊んでる方が楽しいもん…。父様は分かってくれるけど。母様は「風鳴の娘たる者」ばっかりと怖いもん。
黎斗君のお母さんは怖そうだったけど。色々なゲームや人を守るようなものを作ってて凄いのに。母様は「お稽古」とか「仕来たりを」とか「なんですか!」って怒ってばっかり…。私も母様とゲームしたり遊んだりしたいよ。
黎斗君に貰った限定版『
『
檀綺乃の作成したカジノ体験型ビリヤードゲーム。ナンバーズをポストに叩き落とし、相手よりも多くの得点を獲得すれば勝利する対戦ゲーム。エンディングは語り継がれるほど有名なハスラーとなり、後世に名を残すこと。