イナズマイレブン 雪原のパートナー   作:黄熊

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どうも黄熊です。
たくさんの方に読んでいただきとても嬉しいです!
これからも頑張りますのでよろしくお願いします


第22話 大阪ナニワランド

次の日、俺達は次なる目的地…これまでの行動パターンからエイリア学園のアジトがあると推測される大阪に、調査に向かおうとしていた。

木暮は音無さんとの練習のおかげで見事旋風陣を取得したのである。

 

「気を付けてくれたまえ!吉報を待っているぞ!」

 

『はいっ!いってきます!!』

 

理事長の言葉に全員で返事をして、キャラバンは大阪に向かって動き出す。俺は稲妻町を見るのは暫く先になるためしっかりと目に焼き付けておいた。

 

 

 

エイリア学園のアジトを探すべく、大阪にやって来た俺達。そして、そのアジトがあるという場所に来たのだが…

 

「着いたは、いいけど…此処が奴等のアジト!?」

 

「遊園地、だな…」

 

「ジェットコースター!空飛ぶ絨毯!フリードロップも!すっごいな~!!」

 

着いた場所は、ナニワランドと呼ばれる遊園地であった。円堂と風丸が困惑した声を漏らす中、木暮だけがはしゃいでいた。きっと始めてなんだろうなこういうところに来るのが...

 

「こんな所にアジトなんてあるのかしら?」

 

「間違いないわね。再度確認してもらったけど、奴等のアジトがあるのは、このナニワランドの何処かよ」

 

「ってもなぁ…」

 

「どう見ても、ただの遊園地にしか見えないでヤンス」

 

「とにかく手分けして探すわよ。ここでじっとしてても仕方ないわ」

 

確かにここにはエイリア学園の特訓場がある。そこを使えば今よりももっとパワーアップすることが出来るだろう。それにそろそろ必殺技を完成させたいしね

 

「ああっ!…あれ、吹雪は?」

 

「円堂」

 

雷門さんの言葉に返事をした円堂は、士郎の姿が見えない事に気付き周囲を見渡す。そこで俺は円堂に呼び掛け、指である方向を指し示す。示した先には、女の人にナンパされている士郎の姿があった

 

「怪しいアジトですよね~?」

 

「だったら、あっちだと思います」

 

「うん」

 

「…は、ははは…」

 

女の人に挟まれながら歩いていく士郎に、俺達は呆れた表情を浮かべるしかないのであった。

ここの世界の女性はめちゃめちゃ積極的だよな~

 

それから、俺達は各自でナニワランドの捜査を行う事にした。

 

「蓮先輩!私と一緒に探しませんか?」

 

「あぁ、いいよ。音無さん」

 

「それでは行きましょう!」

 

そう言うと音無さんは俺の手を引っ張りどんどん中へと進んでいった。メリーゴーランドやジェットコースターなどただただ遊園地を満喫した。

そして俺たちは今

 

「…此処からでも、分からないか」

 

観覧車に乗っていた。遊園地全体の建物の上を確認したいからだった。

 

結局何も分からず観覧車を降りて出ていく途中

 

「さて。高い所には何も無いとすると、後は建物の中かな?…あ、風丸、土門!」

 

「高梨」

 

「お、そっちはどうだった?」

 

遊園地で一番大きな建物であるお城に入ろうとすると、中から風丸と土門が出て来たので合流。3人で情報を共有するも、いずれも有力な手掛かりはなかった。それから一旦他の皆の報告を聞こうと入り口付近に戻り、暫くして一之瀬と士郎以外のメンバーが揃った

 

「そっちもなかったか」

 

「あぁ」

 

「もうっ!だから遊びに来たんじゃないって言ってるでしょ!!」

 

「ちぇっ…」

 

円堂と鬼道が情報を共有している横で、音無さんが木暮の首根っこを掴んで説教をしていた。どうやらずっと遊んでいたようだ

俺達?俺達はちゃんと上から探したさ

 

「あれ、一之瀬君は?」

 

「そう言えば、まだだな」

 

「一之瀬なら外みたいだよ」

 

一之瀬の行方について話していると、士郎の声が聞こえたので俺達は揃って声の方を見やると、士郎がいた。…さっきとはまた別の女の人を両隣に連れて

 

「この子達が、出ていくのを見たんだって」

 

『こんにちは~!』

 

『……………はぁ』

 

女の人を連れて微笑む士郎に、俺達は呆れ果てるしかなかった…

 

―――

 

一之瀬を探すべく士郎が連れていた女性から場所を聞いた俺達は、その場所に…商店街にあるお好み焼き屋に来ていた

 

「此処だな、あの子達が言っていたのは。よしっ」

 

「エイリア学園って、またけったいな名前やなぁ…あ、いらっしゃい!」

 

「あっ、円堂!」

 

円堂がお店の扉を開けると、エプロンを付けた水色の髪と肌黒が特徴的な女の子の対面に座っている一之瀬を発見する。声が若干嬉しそうだが…何かやったのだろうか?

 

「何やってるんだこんな所で?」

 

「あ!お好み焼き!!ズルいっスよ先輩だけぇっ!!!」

 

「ちょっと、色々あってさ…」

 

「こいつ等か?さっき言ってた仲間っちゅーんは?」

 

「うん。じゃあそういう訳だから。お好み焼きどうもありがとう。ほんとすっごい美味しかったよ」

 

「そうはいかへんで!!」

 

水色の髪の女の子にそう言って、一之瀬は椅子から立ち上がって俺達の所に戻ろうと足早に店を出ようとした。が、それを水色の髪の女の子は一之瀬の前に立って手で制した

 

「あんた、ウチの特製ラブラブ焼き食ったやろ?あれ食べたら結婚せなあかん決まりやねんで?」 

 

「けっ…」

 

『結婚-----!?』

 

水色の髪の女の子の発言に、一之瀬と俺達は驚愕して叫ぶ。…って、なんでお好み焼き食べたら結婚しないといけないんだ!?

 

「で、でもそんな話一言も…!」

 

「当たり前やん。そんなん言うたら食べへんかったやろ?ま、そういう事やからエイリア学園かなんか知らんけどぉ、そいつ等はあんたらだけで倒してなぁー。そんなわけでダーリンはウチとここで幸せな家庭築よってな」

 

「ダーリン!?」

 

一之瀬の抗議を切り捨て、木野さんがダーリン呼びに驚いている間に水色の髪の女の子によって俺達は店の前から追い出されてしまう 

 

「お好み焼き食わへんのやったら、出ていってな~。商売の邪魔やから」

 

「お、おい。ちょっと待てよ…」

 

「ほなさいなら!」

 

円堂が必死に呼び止めようとするが水色の髪の女の子は一切止まらず、扉を閉めて表札を閉店に変えてしまう。次いで、店の中から慌しい音が響き出した

 

「ダ~リンそんな逃げんでもええやん~」

 

「だからダーリンじゃないって!」

 

「またまたも~照れてもうてから~」

 

「うわぁっ!円堂ーー!!土門ーー!!」

 

店の中から一之瀬の必死の叫びが聞こえる。…一体どうしてこうなった

 

「一之瀬先輩、このままお好み焼き屋さんになっちゃうんスか?」

 

「そんな事ある訳ないだろ!何が結婚だ!!」

 

壁山の言葉を否定し、円堂が一之瀬を救うべく店の扉に手を掛けようとした。…あっ

 

「円堂!」

 

「うわっ!?」

 

「ちょ、どいてんか」 

 

慌てて円堂の肩を掴んで右に引き寄せると、ピンクと白を基調にしたユニフォームを着た女の子が円堂のいた場所に割り込んで来た。今の、俺が円堂を引き寄せなかったらぶつかってたな

 

「何するんだ!」

 

「何って、リカ呼びに来たに決まってるやろ~」

 

割って入って来た女の子に風丸が文句を言うと、横から同じユニフォームを着た、赤い眼鏡と頭に花柄のバンダナを巻いた小柄な女の子が現れ、更にその後ろには同じユニフォームを着た11人の女の子達が集まっていた

 

「キュート!」

 

「シック!」

 

「クール!」

 

「ウチ等浪速のサッカー娘!」

 

「キュートで、シックで、クールな大阪ギャルズ、CCC!!」

 

何故か自己紹介をする女の子達。見た感じは女子サッカーチームのようだが…なんかややこしい事態になってないかこれ?

 

「何やっとんのやリカ!練習時間とっくに過ぎてんで…って、えっ、嘘…?皆、リカが結婚相手見つけたでー!!」

 

『結婚相手~!?』

 

案の上、店の中を見て…正確にはラブラブ焼きとやらを食べた一之瀬を見て女の子達は店の前で無茶苦茶騒ぎ出した。もう収拾がつかないだろこれ。

 

俺はこの状況を楽しんでいるといつのまにか目金が提案していた。雷門と大阪ギャルズCCCで試合を行い、勝ったチームが一之瀬を連れて行けるという物であった。その条件を水色の髪の女の子…リカさんが承諾し、試合場所へと一之瀬を連れてチームの人達と一緒に向かってしまう。




次回、一之瀬の命運をかけた戦いが始まります(笑)
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