イナズマイレブン 雪原のパートナー   作:黄熊

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どうも黄熊です。
今回はナニワランドでの特訓です


第24話 イプシロン戦に向けて

俺達は今、ナニワランドのお城の奥に来ていた。大阪ギャルズCCCとの試合後に、彼女達があそこまで強くなったのに何か秘密でもあるんじゃないかと目金が尋ねた所、浦部さんが一之瀬が知りたがっているという理由で訳を言いたがらないチームメンバーに頼み込み、俺達を此処まで連れて来たのだ。

 

ついに、エイリアの特訓場に行くことが出来るのか。次のイプシロン戦までまだ時間ある。必殺技の他にもそろそろ新しいタクティクスの練習をするか。

 

「下に何かあるの?」

 

「でも、さっき風丸と一緒に調べた時は行き止まりで何も無かったぞ?」

 

「と、思うやろ?」

 

そう言って、浦部さんは手摺りの一部を下げた。直後、俺達のいた場所が下へとゆっくり落ちていく。落ちた先には、巨大な地下施設が用意されていた

 

「これは…」

 

「此処がウチ等の練習場やで」

 

「此処が…!」

 

浦部さんに案内されて、施設を見て回る俺達。色々なトレーニングマシンがあり、その1つを目金が実際にやってみる事に。ベルトコンベア式のランニングマシンで、左右に傾いたり上下の坂を作ったり、時間経過でレベルが上がって障害物。障害物に足を取られて目金がランニングマシンの後ろに用意されたマットに倒れる

 

「なんなんですかこれは!凄すぎますよ!?」

 

「せやろせやろ!」

 

倒れた目金は驚きながらも浦部さんの説明を聞く。何でもこの施設は浦部さん達が偶然見つけたらしく、それから勝手に使わせてもらってるだけなのだとか。よくもまぁー何処の誰のかもわからんやつを使うよな....

 

「大丈夫やって!今まで誰も文句言うてきいへんし、怒られたら謝ればええやん」

 

「これだけの施設、もしかしたら…」

 

「まさか、エイリア学園の…?」

 

「エイリア?あぁ、あのサッカーで地球を支配するとか言うとる連中か。あははっ!そないな訳ないやん!ウチ等ずっと此処使つこうてるんやで?奴等のもんやったらすぐ取り返しに来るんちゃうか?」

 

「(きっとここでイプシロンとかが練習をしていたんだろうな。そしてもうここには現れないということは必要ないってことだよな)」

 

浦部さんの話からエイリア学園への考察をしている間に、円堂が此処で特訓したいと皆に告げる。鬼道達もイプシロンとの試合までの残り3日間、此処で今まで以上の特訓が出来ると確信しており円堂の考えには賛成を示し、此処で特訓する事に決定した。因みに、最初は此処で特訓する事を渋っていた浦部さんだったが一之瀬が一言頼むとあっさり承諾した。ちょろい。後、浦部さん本人が申し出てチームに加わった。危険な戦いだと一之瀬は止めさせようと説得したが浦部さんの意思は固く、一之瀬が折れるしかなかった

 

それから俺達はトレーニングマシンの特訓を開始した。目金が挑んだ物の他にも、ゴール前に設置されたマシンを突破してシュートを決めるマシン、前後にベルトコンベアが動いている中攻守のフォーメーションを維持するマシン、不安定な足場の上に立って発射されるボールをキャッチするマシン等があり、浦部さん達では攻略出来なかったという最高レベルのクリアを目指す

 

「くそっ、もう1度だ!」

 

「やってやろうじゃねぇか!」

 

「攻守の切り替えを意識するんだ!っ、戻れ!!フォーメーションを崩すな!!」

 

「くぅ~、手強いぜ!でもそれだけに、燃えてきた!」

 

途中で失敗したり上手くいかないながら、トレーニングマシンの特訓によって短期間ながらも少しずつ、しかし確実に強くなっていくのを実感する俺達であった

 

 

 

「鬼道、そろそろ新しいタクティクスを練習してみないか?」

 

「ここでか?」

 

「あぁ。柔と剛はきっとエイリア学園も対応してくるはずだ。それに手札は沢山あった方がゲームメイクはしやすいだろ?」

 

「ふっ....いいだろう。」

 

鬼道の許可を得たため新しいタクティクスの練習を始めた。

 

 

 

 

 

練習が終わりキャラバンに戻ると円堂以外の雷門イレブンのメンバーがキャラバンの影から何か眺めているのを見て、俺もこっそり見ることにした。

円堂と木野さんが会話していた。…皆で出歯亀してるのか?

 

「1つのボールを皆が力を合わせてゴールに運ぶ。たったそれだけの事なんだけど、難しくって、面白くって、楽しくって、ワクワクするんだ!」

 

「見てる私達にも分かるよ」

 

「試合だけじゃない、特訓も楽しい。やればやったぶんだけ上手くなるのが嬉しいんだ。昨日の自分を越えたって感じでさ」

 

「昨日の自分を越えるのが楽しい…ふふっ!円堂君らしい」

 

2人の会話に、で顔を合わせて頷き合うと、キャラバンの影から出て2人に話し掛けた

 

「楽しいのは円堂だけじゃないぜ!俺達も昨日の自分を越えるのが楽しい。だからどんな特訓にも耐えられるんだ」

 

「俺も、昨日の自分を越えるっス!まずは腹筋2回っス!」

 

「おいおい、今まで1回しか出来なかったのかよ~」

 

突然出て来た俺達に少し驚いた表情をしていた円堂が、俺達の言葉を受けて笑って告げる

 

「よ~し!じゃあ、今日も特訓開始だ!!」

 

『おお~っ!!』

 

円堂の言葉に返事をして、昨日の自分を越える為に特訓を開始する。

そして、あっという間に時が流れいよいよ明日はイプシロン戦となる。

それぞれ修行の成果も出ており新たに必殺技を習得したやつもいた。

 

「よし!明日は頑張るぞ!!」

 

『おおっ!!』

 

試合前の準備は万全。これで明日のイプシロンとの試合を全力で挑める。今度こそ、勝つんだ!

 

―――

 

デザームが告げた、10日後の日がやって来た。突如として黒いサッカーボールが空から落下し、淡い赤紫色の光を放つとデザーム達が姿を現した

 

「イプシロン!」

 

「時は来た。10日もやったのだ、どれだけ強くなったのか見せてもらおうか」

 

そう告げた直後に、俺達のいる場所の下から、サッカーグラウンドが姿を現す。やはり此処はエイリア学園と関係のある場所だったようだ

 

「地下にグラウンドもあったんやな」

 

「やっぱり此処は、エイリア学園の…」

 

グラウンドを確認していると、カメラでもあるのかデザームが俺達ではなく、何処か別の場所を見ながら声を響かせる

 

「我々エイリア学園の強さを、改めて地球の民達に知らしめる時が来た。この試合により、我々に歯向かう愚かさを噛み締めるがいい。愛するサッカーで、自らの弱さを否が応でも知るだろう。そして、我々にひれ伏すのだ!」

 

「勝手な事言いやがって…!」

 

デザームの発言に、染岡が拳を握って怒りを滾らせる。前回は全く仕事をさせてもらえなかったからな

 

 

染岡の言葉に円堂と俺が応えた後、俺達は瞳子監督の所に集まって作戦を聞く

 

「序盤からどんどん攻めて行きなさい。今の貴方たちなら勝てるわ。これを最後の戦いにするのよ。必ず勝ちなさい!」

 

『はいっ!』

 

「いくぞ!俺達のサッカーを見せるんだ!!」




次回イプシロン戦再びです!
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