今回もオリジナルの話になります。
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そして次の日、12時前。空が雲で覆われて暗い雰囲気の中、俺達は円堂が試合の約束をしたと言うチームが来るのを待っていた。急遽今日の朝に円堂に試合の件について話され俺達は瞳子監督の指示のもと試合に向けて準備を始めた。俺はその時の瞳子監督の表情に疑問を抱きながらも準備を済ませる事にした。
陽花戸中の面々は雷門中の試合が見れると知りベンチに座り楽しみにしながら座って待っていたのだ。
「円堂君。その男の子、本当にヒロトと名乗ったの?」
「はい、そうですけど…」
「そう………」
円堂の答えに不安そうな表情で黙る瞳子監督。やはり不安なんだろうな
「12時になりました!」
そんな事を考えていると、音無さんが時計を片手に時間になった事を告げた。その時、突如グラウンドに不穏な雰囲気と共に霧が漂い出した
「これって…エイリア学園!?」
「…来た!」
突然の黒い霧に皆が困惑している中、鬼道がグラウンドの中央を見て告げ、俺達も視線をグラウンドに向ける。するとグラウンドから光が放たれ、光が収まるとそこにはエイリア学園の新たなるチームが現れた。そして、その先頭に立っている赤い髪の男は円堂が言っていたエイリア学園のヒロト....
「やぁ、円堂君」
「まさか…ヒロト!?」
「何やこいつ等、この前の奴等とちゃうやんか…」
「エイリア学園には、まだ他のチームがあったって事か…!」
驚愕する俺達に向かって、ヒロトが言う
「これが俺のチーム…エイリア学園、ザ・ジェネシスって言うんだ。よろしく」
「ジェネシス…?お前、宇宙人だったのか…?」
「どういう事だ円堂?」
「ヒロト…」
エイリア学園の者だと知って動揺している円堂に、ヒロトは笑みを浮かべて告げた
「さぁ、円堂君。サッカー…やろうよ」
ヒロトがエイリア学園の者だった。それを知って動揺している円堂の後ろで、土門が呟いた
「どういう事なんだ?どうして円堂の友達が、エイリア学園に?」
「円堂さん…」
「…まんまと騙されたみたいですね」
土門の言葉に返事をせず、円堂は黙ってヒロトを見つめていた。すると、目金が皆に向かって話し掛けた
「騙された?」
「奴等の目的は、友達になった振りをして円堂君を動揺させる事」
「そういう事だったんですね!」
「宇宙人の考えそうな事ですよ」
「それは違うよ」
立向居と会話をする目金の推測を、ヒロトは軽い口調で否定した。
「俺は、ただ君達とサッカーをしたいだけ。君達のサッカーを見せてよ」
そう告げたヒロトの後ろで、ヒロトのチーム…ジェネシスのメンバーが喋り出した
「いいのかよ?許可も無しにこんな奴等と試合して」
「グランがやるって言うんだ。仕方ないだろ」
「グラン?それが本当の名前なのか?」
円堂の問いに、ヒロト…もとい、グランは笑みを浮かべたまま何も言わない。それを見て、円堂が拳を握って告げる
「お前とは、もっと楽しい試合が出来ると思っていた。けど、エイリア学園と分かった以上、容赦はしないぜ!!」
「勿論だよ」
指を差して試合に挑む意思を告げた円堂に、グランは楽しそうに口元を上げた
『雷門ファンの皆様、お待たせしました!此処、福岡の陽花戸中から雷門中対エイリア学園第3のチーム、ジェネシスとの1戦をお送りします!』
「イプシロンを倒したら、終わりかと思っていたでヤンス…」
「こうなったらしょうがねーだろ。イプシロンの時と同じで勝つだけだ」
「うん、そうだね」
染岡....。やはりこの状況で染岡が残っているのは心強いな。流石は雷門の初期メンバーなだけはある
「鬼道。フォーメーションはどうする?」
「まずは、イプシロンと戦ったフォーメーションを試す。いいですよね?監督」
「えぇ、任せるわ」
「行くぞ!みんな!」
『おおっ!!』
円堂を先頭にグラウンドへと走る。
FW
高梨 風丸 染岡 士郎
MF
鬼道 一之瀬
財前 土門
DF
壁山 栗松
GK 円堂
ベンチ:目金、木暮、浦部
最初にイプシロンと戦った時と同様、超攻撃的フォーメーションを組んだ雷門。
「(さて、今の俺たちはどこまでやれるか。試せる。いい機会だな。ここで新しいタクティクスを試すか...)」
俺がそう考えている間に審判の古株がホイッスルを鳴らし、雷門のキックオフで試合開始となった。士郎からボールを受け取った染岡が攻め上がろうとする。そして、目の前に接近して来たウィーズに一瞬でボールを奪われた
「なにっ!?」
染岡は油断を一切してなかった。イプシロンとの試合を経験し、ジェネシスも同等かそれ以上のチームと考えてしっかりボールをゴール前まで持っていく事を第1にプレーしていた。ただ染岡が想像していた以上に、ウィーズが速かったのだ。
俺達は慌ててボールを取り返すべく鬼道が指示を出した。
「一之瀬!」
鬼道の指示を受けた一之瀬がウィーズを止めようとするも、追い付けずあっさり抜かれてしまう。しかも他のジェネシスのメンバー達がウィーズと同等のスピードで、ディフェンスに戻ろうとする鬼道達を引き離しながら一斉に上がって来た
「な、何ですかあのスピード!?」
「アーク!」
「コーマ!」
「ウルビダ!」
「グラン!」
ベンチから試合を見ている音無が思わず呟いてしまう程のスピードを維持したまま、ジェネシスは高速パスで雷門DFを翻弄。ボールの動きを追うだけで精一杯な雷門はパスカット出来ずグランにボールが渡り、土門をあっさり抜いたグランがゴール前まで到達する
「いくよ!円堂君!!」
「来い!ゴールは割らせない!!」
「ふっ!」
グランがゴール前からシュートを放ち、それに対抗するべく円堂が全力で迎え撃とうとする
「マジン・ザ・ハンド改!!ぐっ!」
マジン・ザ・ハンドでシュートを受け止めようとするが止められずマジン・ザ・でハンドが打ち破られたがボールは軌道がずれポストに当たり跳ね返りジェネシスのスローイングから試合が始まる
「嘘だろ…?」
「何だよ、今のシュート!?」
「信じられない…マジン・ザ・ハンドが、あんなに簡単に破られるなんて…」
「マジン・ザ・ハンドが…」
唖然とした表情を仲間達が浮かべていた。スピードも確かに速い、そして正確パス、そしてノーマルシュートであの威力のシュート。こいつらはイプシロンとは比べ物にならないくらい強いぞ!
「何てパワーだ…!これがジェネシスのパワー…けど、負けない!!絶対にゴールはや許さない!!」
「ふっ…それでこそ円堂君だ!!」
ジェネシスのスローインで試合再開。今度はこちらからボールを奪い攻めようとし、俺はアークからボールを奪い鬼道へとパスをする。
「行くぞ、鬼道!」
「あぁ!必殺タクティクス柔と剛!」
鬼道から土門、一之瀬、そして俺へとパスを出そうとするが
「もらった!」
俺へのパスをウルビダがカットしボールを奪われてしまった。
やはり対策はしていているか....
「遅い」
栗松と壁山がボールを奪おうとするがウルビダのスピードについて行けずそのままゴール前まで一気に進まれ、グランに再度パスを出した
「いくよ、円堂君!」
「今度は止める!」
「ふっ!」
先程と同じシュートを放つグラン。今度こそ止めようと、円堂は先程以上に力を込めて迎え撃とうとする
「マジン・ザ・ハンドォ改!!ぐぅぅぅ」
さっきよりもなんとか耐えられているがボールの勢いを止めることは出来ず円堂ごとゴールに押されてしまった
雷門0ー1ジェネシス
『ゴーーール!先制点はジェネシスだ!』
それからも、雷門は防戦一方だった。なんとか一点で抑えられているが円堂もいつまでもつかわからない。なのでシュートブロック出来る壁山、栗松、財前、土門にはゴール前についてもらい少しでもシュートの威力を抑えてもらうことにした。
俺と鬼道はなんとかボールを取ろうと相手を探りチャンスを伺う。
きっとやつらは油断しているはずだ。だからきっとチャンスはあるはずだ。探せ、探せ、探すんだ.....
ボールはアークからコーマへと渡りドリブルで上がってくる。くッ...何処だ?穴はどこにある?
俺は更に神経を集中させやつらの動きを観察する.....
これは!?
ジェネシスのパスルートのパターンを見つけ俺はその隙を狙うことにした。
次にパスをするとしたら....あいつだな!
俺はそいつの所まで全力で走った
「(よし、そろそろ)ウルビダ!」
「よっし!もらったぜ!」
「「なに!?」」
俺はコーマからウルビダへとパスをカットし一気に反撃をしかける
「みんな上がれ!点を取りに行くぞ!」
『『『おう!』』』
鬼道の指示でみんなが一斉にゴールへと目指し走り出した。
「通させないっぽ!」
クィールがボールを奪いにくるが俺はそれを
「スプリントワープ!」
必殺技で交わした。
「スピードなら負けるわけには行かない!そうだろ風丸!」
俺は風丸へとパスをした。すると、風丸も
「あぁ!速さなら俺達のが上だ!」
「.....」
ハウザーが風丸を止めに行くが
「疾風ダッシュ改!」
あの時よりも更に速くなった風丸をハウザーは止めることが出来なかったのだ
「行け、吹雪!」
ボールは風丸から士郎へと渡る。士郎もトップスピードでキープ、ゾーハンを交わしゴール前に出た
「行くよ、染岡くん!」
「あぁ!ワイバーーン」
「ブリザーーード!!」
「ふっ....」
士郎、染岡の渾身のシュートはネロが両手で簡単に受け止められてしまった。
だが、これでいい。俺たちがボールを奪いシュートを出来るとみんなに思い込ませることが大事なんだ。
これによりみんなの精神的ダメージを失くすんだ
そしてここで前半が終了した
今回はここまでとなります。
次回は後半戦です
エイリア編後の話
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FFIをみたい
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オリオン編をみたい
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FFIの後にオリオン編をみたい
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エイリア編でおしまい