イナズマイレブン 雪原のパートナー   作:黄熊

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どうも黄熊です。
もうちょいしたらギャラクシーとの試合となります。
使ってほしい技とかがありましたらどんどん活動報告欄又は感想欄でもいいので教えてください!


第33話 ノリノリサッカー!?

「よし、皆!気合を入れていくぞ!相手はちょっと変わってるが、戦う時はいつも真剣勝負だ!!」

 

『おおっ!!』

 

「皆ー!頑張ってねー!!」

 

円陣を組んで円堂が皆に檄を飛ばし、各自ポジションに着いていく

 

FW

  浦部 風丸 染岡 士郎

       

 

MF

    鬼道  財前

   一之瀬    土門

 

DF

  壁山     栗松

 

GK     円堂

 

ベンチ:木暮、目金、立向居、高梨

 

今回は練習試合ということもあり俺はベンチで浦部さんがスタメンで出場している。

そして新しい必殺技のバタフライドリームを試すため財前さんは一之瀬と交代している。

 

『両チームがポジションに着きました!まもなく試合開始です!』

 

「さて、FFに出場出来るほどの実力があるかお手並み拝見だな」

 

「皆、ガンガンノッてけよー!!大海原、あいや!大海原、あいや!!」

 

全員がポジションに着くと向こうのベンチから監督さんの大声が響いて来た。

 

「…やっぱり帰るわ」

 

『夏未さん!』

 

向こうのノリに付いていけず帰ろうとする雷門さんを木野さんと音無さんが引き止めている間に、審判の古株さんがホイッスルを鳴らして試合が始まった。

 

まぁあのノリは苦手だろうなー

 

 

 

「皆!ノッてくぜ!!」

 

『おうっ!!』

 

「ヘイッ!」

 

「ヨッ、ハイッ!」

 

大海原中のキックオフで試合開始。綱海の言葉に全員で返事をし、雷門ゴールを目指して上がっていく…かと思いきや、池宮城からボールを受け取った古謝は頭でリフティングを行う。何度かリフティングをしてから東江へとヘディングでパスを出した。浮かせたボールを足で止めると、染岡の方に体を前にしたまま右足を大きく伸ばして後ろへとパスを出す

 

「ヨッ!イェー!!」

 

「何なんですか、あれ…?」

 

そして東江からのパスを受け取った渡具知が後ろ足でボールを蹴り上げると、頭の上にボールを置きながら体を左右に揺らす。通常のサッカーではやらないプレーに音無が困惑した表情で声を漏らす。それは他の雷門のメンバーも同じで、大海原中のプレーに虚を付かれていた

 

「トゥントゥクトゥントゥクトゥントゥク…」

 

そんな中、1人フィールドでリズムを取っている者がいた。綱海曰く大海原中サッカー部で1番ノリが良い男だという、MFの音村だ。彼は何故か腕を組んだまま動かないでいた。

 

「うぉーーーっ!皆ノッてんなー!こいつは俺も負けられねぇぜ!!渡具知!」

 

「セイッ!」

 

ここで綱海がDFラインから前に飛び出し、渡具知に声を飛ばす。それを受けて渡具知から送られた高いボールを、綱海は跳び上がって両足でキャッチした。凄いプレーではあるが、今の状況では意味があるとは思えない行動である

 

「ナーイスキャッチー!!」

 

『イェーッ!!!』

 

しかし大海原的にはこのプレーが良かったのか、監督含め大海原のメンバー全員が大声で盛り上がっていた。無言で立ち去ろうとする夏未を木野と音無が必死に引き止めてる間に、漸く大海原が雷門陣地へと攻め込んで来た。

これはある意味厄介なチームだな.....

 

「ノッてけよー!それっ!!」

 

「何がノッてけや!そんなノリでウチ等に勝てると思ったら大間違いや!!」

 

「トゥントゥクトゥントゥクトゥントゥク…プログラアップテンポ!8ビート!!」

 

綱海からボールを受け取った古謝を止めようと、浦部が迫る。その時、ずっと黙ってリズムを取っていた音村が突然何かの指示のようなのを告げた。すると、古謝は接近して来た浦部をあっさりとかわす

 

「えっ!?」

 

「だったら私が!ザ・タワー!!」

 

かわされた事に浦部が驚き、今度は塔子がドリブルで上がって来る古謝を止めようと必殺技を発動させる

 

「アンダンテ!2ビートダウン!!」

 

「ヨゥッ!!」

 

『!?』

 

だが、再び音村が指示のようなのを告げた直後に古謝が突然ドリブルで上がるのを止め、ザ・タワーからの落雷が落ちる手前で後ろへとパスを繰り出し、雷門のディフェンスをまたもかわす

 

「どうなってるんですか、これ…?」

 

「まるでこっちの動きが読まれてるみたいです…」

 

試合を眺める立向居と目金が大海原の動きに驚いている。成る程....リズムを図りそのリズムをずらすことにより交わしているのか...

 

さて、どうする?天才ゲームメーカ

 

大海原の動きに慣れず次々と交わされていた?池宮城がチャージを仕掛けた栗松をかわして、雷門のDFラインに迫る

 

「わしもいくぞ!うおおおっ!!」

 

ここでDFの宜保が前に出て来て、池宮城と古謝のいる所まで一気に爆走。池宮城がボールを空へと蹴り上げ、宜保が池宮城と古謝の手を掴むとその場で体を横に勢い良く回転させる。そして宜保が2人を空に向かってぶん投げた。投げられた2人は上昇しながら体勢を整えると、落下してくるボールに向かって同時に踵落としを叩き込む

 

『イーグルバスター!!』

 

「よしっ!決まったぜ!!」

 

「円堂君!」

 

2人の後ろに鷲が現れ、空中からボールと共に雷門のDF陣の上を通過してゴールを強襲する。点を取ったと確信した綱海が拳を握って叫んだ

 

「マジン・ザ・ハンド改!はあっ!!」

 

迫るシュートに、円堂がマジン・ザ・ハンドで対抗。真正面から魔神の右手をシュートにぶつけ、ボールを完全に受け止めた。その直後、大海原のメンバー全員が先程同様大声で盛り上がり出した

 

『イェーッ!!!』

 

「イェーッ、て…止められたんですけど」

 

「ナイスセーブだ!円堂君もよく止めたぞー!!」

 

「すげーな円堂、あんなシュートが止められるなんてよ…。うおおおっ!!なんだかこっちもノッてきたぜ!!」

 

「いくぞ!それっ!!」

 

円堂がボールを蹴って、雷門の反撃が始まる…かと思われたのだが、大海原を相手に雷門は攻めあぐねていた。どうした事か、ボールが上手く繋がらなくなっていた

 

「16ビート!」

 

攻めようとすれば、音村の指示を受けた大海原のメンバーによってボールを奪われ、攻撃が途絶えてしまう。守ろうとしても、プレスやチャージを仕掛けても全てかわされてしまう。ボールを大海原にキープされたまま、追い込まれていく

 

「よしっ!」

 

古謝から喜屋武へのパスをカットした一之瀬が攻め上がろうとする。そこに、綱海が駆け上がって来た

 

「任せろ!!くそっ…なんで取れねぇんだよ!?」

 

止めようとした綱海だったが一之瀬はこれをかわし、ゴールを狙って前線へと走る。そこに、音村の声が響く

 

「8ビート!」

 

「うわっ!?」

 

音村の声が響いた直後、東江が一之瀬からボールが奪ってしまう。取り返そうと鬼道が動こうとした、その時だった

 

「トゥントゥクトゥントゥクトゥントゥク…」

 

「…!(まさかあいつ…!だが、そんな事が本当に出来るのか…?)」

 

鬼道の隣を通過した音村が小さく呟いている事に鬼道が気付き、ある考えが頭を過ぎる。普通ならありえないその考えの答えを知るべく、鬼道は音村を凝視する

 

「ボルケイノカット!」

 

「アダージョ!4ビートダウン!!」

 

土門のディフェンス技を簡単に東江がかわす。それを見て音村が軽く口元を上げたのを、鬼道は見逃さなかった。

 

「(なるほど。そういうことだったのか!)」

 

『イーグルバスター!!』

 

「マジン…え?」

 

雷門のディフェンスを突破して宜保、池宮城、古謝の3人が再び空からのシュートがゴールを襲うも、狙いが荒かったのかボールはゴールの上を通過していった。雷門のボールとなったタイミングで、鬼道が皆を集めてボールが繋がらない理由について話し出した

 

 

「リズムを図ってる?」

 

「そうだ。俺達が抜こうとしたりチャージを掛けようとしたその瞬間に、奴はプレーのリズムを割り出し、そこから逆算して仲間に指示を出している」

 

「それで、幾らやってもボールが取れなかったのか」

 

「でも瞬間にって、そんなの何秒も無いぞ?一瞬でリズムなんて、本当に図れるのか?」

 

「あいつにはな。恐ろしいリズム感だ」

 

一之瀬の問いに答えながら、鬼道は音村を見やる。瞬時にこちらのプレーのリズムを読み取り、逆算して行動するタイミングを指示出来る程、ずば抜けたリズム感を持っている事を評価していた

 

「いいな皆、少しずつタイミングをずらしていくぞ」

 

『あぁっ!』

 

説明を終え、試合再開。円堂からボールを受け取った鬼道が上がっていくと、前から渡具知が迫って来た。それを見て、鬼道が一之瀬へとパスを出そうとする

 

「一之瀬!」

 

「16ビート!」

 

「(来た!タイミングを…!)ふっ!」

 

『…!』

 

音村の指示を受けた渡具知がスライディングを仕掛けた瞬間、鬼道がドリブルの速度を少しずらした。すると先程までかわせなかったスライディングの回避に成功し、鬼道から一之瀬へとボールが繋がった

 

「8ビート!」

 

「(よし、タイミングを…!)」

 

今度は赤嶺が音村の指示を受けて一之瀬に迫る。これを一之瀬は鬼道同様タイミングをずらす事で突破。この試合で初めて、ゴール前までボールを持っていく事に成功する

 

「いかせん!」

 

「それっ!」

 

宜保がゴール前に立ち塞がったのを見て一之瀬はその場で反転し、後ろから上がって来ている浦部さんと財前さんの前方へボールを高く上げる

 

「バタフライドリームだ!」

 

「塔子!」

 

「うん!」

 

一之瀬の言葉に、浦部さんと財前さんがボールの所まで跳び上がって手を繋ぎ、浦部さんが左足で、財前さんが右足で体を外へと広げながら同時にボールを蹴る

 

『バタフライドリーム!!』

 

空中から放たれたシュートは、不規則な軌道をしてゴールへと迫る。それに対してGKの首里が必殺技で対抗する

 

「ちゃぶだい返し!」

 

首里が地面に両手を突っ込み上に向かって振り上げ、守るが地面に罅が入った瞬間一気にそれが広がり粉砕される。そしてボールはゴールネットへと叩き込まれた

 

雷門1ー0大海原

 

『ゴーール!雷門先制ーー!!ついに均衡が破られましたー!!』

 

「やったな!」

 

「あぁっ!」

 

「ナイスシュート!」

 

『イェーッ!!!』

 

バタフライドリームが決まった事に浦部さんと財前さんが喜び、円堂がゴール前から2人に労いの言葉を飛ばす。すると、大海原のメンバー達が大声で盛り上がっていた。相手が点を取っても変わらないようだ。そんな大海原のノリに雷門のマネージャー達が呆れていると、前半戦終了のホイッスルが鳴った

 

『ここでホイッスル!1対0、雷門リードで前半終了だ!!』

 

ハーフタイムに入り、ベンチで休憩を取る両チーム。円堂達は大海原中が自分達の想像以上の実力を持つ相手だった事に驚きながらも、後半に向けて準備していく

 

「FFに出場したってのは強ち間違いではないようだな。後半はこっちから攻め込むぞ。」

 

『おおっ!』

 

 

 

「そろそろFW陣も仕事を頼むぜ」

 

「あぁ任せとけ!こっからバンバン決めてやるからよ」

 

「うん、任せといて」

 

「任せろ!」

 

俺はFW陣の元に行き声を掛けた。どうやら後半は安心できるな。

 

「ウチ等やって後半でも活躍したるで、なぁ塔子!」

 

「うんっ!」

 

「俺も負けてられないな…!」

 

「皆燃えてるねぇ~…ま、俺もだけど!」

 

やっぱりいいよな。純粋にサッカーを楽しめるのは。最近はエイリア学園との戦いで中々楽しめるサッカーを出来なかったからな。

 

ハーフタイムが終わり、後半戦が開始した。

浦部からボールを受け取った染岡が駆け上がり、攻め込む。1番近い位置にいる古謝が行く手を阻もうとすると、染岡は口元を上げてボールを後ろへと送った。ボールを受け取ったのは、士郎だった

 

「さぁー行くよ!」

 

士郎にボールが渡るとトップスピードでぐんぐん上がって行った。音村がタイミングを図るが前半にはなかった士郎のスピードに上手くリズムを図れなかったのだ。

 

「行くよ、染岡くん!」

 

「あぁ!ワイバーーーン!」

 

「ブリザーーーード!」

 

「ちゃぶだい返し!なにっ!?」

 

近距離から放たれた強力なシュートに対して、首里が先程同様に円形状の地面をぶつけてワイバーンブリザードを跳ね返そうとする。しかし互いの必殺技がぶつかる。しかしすぐに打ち破りゴールへと突き刺さった

 

雷門2ー0大海原

 

『ゴーーール!雷門、追加点だー!!』

 

「よっしゃあっ!!」

 

『イェーッ!!!』

 

シュートを決めて、嬉しそうに吼える染岡。そんな染岡のノリが良かったのか、やはり大海原は盛り上がっていた

 

士郎の速攻で調子を取り戻したのか、後半になって雷門がどんどん攻め始める。ドリブルしてくる相手を止める事にまだ慣れていない綱海を狙う事で、前半よりもボールを長くキープし続け、隙を突いてゴールを狙う

 

「キャン!4ビートだ!!」

 

対して大海原は、雷門の攻撃にドリブルには人海戦術を、パスには音村の指示による的確なタイミングでカットを仕掛けて雷門の攻撃のリズムを崩そうとしながら、前半とは違う選手を使った新しいリズムを駆使して攻撃に転じていく

 

「フレイムダンス!風丸!!」

 

「疾風ダッシュ改!!」

 

「っ…!」

 

必殺技で池宮城からボールを奪った一之瀬が風丸にパス。ボールを受け取った風丸が必殺技で更に加速。スピードで音村を抜き去る

そして再びシュートチャンスが訪れた

 

「ハァ!刹那ブーストーー!」

 

「ちゃぶだい.....なにっ!?」

 

『ゴーーール!雷門追加点!決めたのは風丸だぁ!』

 

大海原も反撃をしようと宜保がドリブルで上がるが木暮が阻止。木暮はボールを奪うと、相手陣地に攻め込んでいる財前さんへとボールを飛ばした。もう1度バタフライドリームを狙って飛んで来たボールを追う財前だったが、そこに1つの影が迫っていた

 

「旋風陣!!」

 

「うおっ!?」

 

「塔子!」

 

「どりゃあああっ!!」

 

「綱海!?」

 

試合の中にサーフィンとはまた違う一体感を感じていた綱海が、ここに来て飛び上がり、試合開始直後に見せた空中での両足キャッチで塔子へのパスをカットした

 

「渡具知!」

 

「いいぞ綱海!」

 

「おうっ!」

 

「これでまた、リズムが変わったね」

 

「…」

 

綱海のプレーでまたもリズムが変わった大海原。点数では雷門が押してこそいるが両チームほぼ互角の試合展開となり、後半も残り時間僅かまで迫っていた

 

「おおおおおっ!!!」

 

「っ!?」

 

大海原のディフェンスを抜け出した一之瀬から、1度抜かれた綱海が必死に後を追ってボールを奪う事に成功する。前線へとパスを出そうとして、雷門がパスを封じるように各選手へマークに付いていた

 

「くそっ、これじゃパスが出来ねぇ…!だったら、撃つしかねぇだろ!!」

 

誰にもパスをすることが出来ない綱海はドリブルもせずその場でシュートを撃とうとしていた。

綱海がフィールドに津波を巻き起こしてボールの上にサーフィンのように乗った状態から、オーバーヘッドキックでゴール目掛けてシュートを放った

 

「ツナミブーストッ!!」

 

「マジン・ザ…(っ、間に合わない!)」

 

DFの位置からの超ロングシュートが、凄まじい勢いでゴールに向かって迫る。円堂は即座にマジン・ザ・ハンドの発動体勢に入るも、既にシュートは目前まで来ており間に合わないと判断。その時円堂はシュートを止めようと、咄嗟に実行した方法で右拳を前に向かっギーューーンと突き出していた

 

「…っ!?のわっ!!」

 

次の瞬間、綱海のシュートと円堂の右拳がぶつかる。少し拮抗するが円堂の身体が後ろへと弾かれた。円堂は直ぐに上半身だけ起こしてボールの行方を追おうとして、ボールがゴールラインの手前で止まっている事に気付く。その直後、古株さんが鳴らしたホイッスルの音がグラウンドに響き渡る

 

『試合終了ー!雷門、2対0で逃げ切りましたー!!』

 

「今のはこの間の....」

 

試合終了を聞きながら、円堂は綱海のシュートを弾こうとした時に、右拳にこの前と同じ感覚があったのを思い出しながら、自身の右手を凝視するのであった




正義の鉄拳....ゴッドハンドVどちらが強いのでしょうか?
個人的にはゴッドハンドVだと思ってるのですがみなさんはどうですか?
円堂の必殺技の中で強いのは何でしょうか....オリオンと化身はなしでです

エイリア編後の話

  • FFIをみたい
  • オリオン編をみたい
  • FFIの後にオリオン編をみたい
  • エイリア編でおしまい
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