イナズマイレブン 雪原のパートナー   作:黄熊

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どうも黄熊です。
遅くなってしまい申し訳ありません!
時間が掛かってしまいました(汗)

アンケートにご協力ありがとうございました!


第40話 VSダイヤモンドダスト2

「正義の鉄拳が破られた...俺に一体何が足りないっていうんだ…俺はどうすれば…?」

 

「おい、円堂そろそろ後半が始まるぞ」

 

「あ、あぁ…」

 

考える円堂に、風丸が声を掛ける。それに返事をして、ノートをベンチに戻しにいこうとする円堂だったが、その前に風丸が尋ねた

 

「円堂、気になったことがあるんだがいいか?」

 

「…あぁ、何だ?」

 

円堂の了承を貰い、風丸は自身が感じていた違和感について話し出す

 

「正義の鉄拳は凄い技だな。流石は円堂のおじいさんが考えたことだけはある。だが違和感があったんだ」

 

「違和感?」

 

「初めてゴッドハンドやマジン・ザ・ハンドを見た時、あまりの凄さに雷みたいな衝撃が身体を走ったんだ。でも、正義の鉄拳にはそんな衝撃みたいな物を感じなかったんだ。まだ成長してない子どもみたいな感じに....」

 

「子ども…?」

 

「あっ...いや悪いな。感覚的な事しか言えなくて」

 

「いや、ありがとう風丸。後半、頑張ろうぜ!絶対勝とうな!!」

 

「ああ!」

 

風丸に感謝を述べ、気合を入れなおす円堂。

その頃、染岡、一ノ瀬は鬼道の元へと行き作戦を考えていた。

 

「鬼道、後半はどうする?やつらのスピードはジェミニストームよりも上だぞ」

 

「ああ、わかっている。それにキーパーのベルガも相当なキーパー力だ。

だが、後半はこちらから攻めるぞ」

 

「何か策があるって顔だな鬼道」

 

「フッ...ああ、任せておけ」

 

 

「さて、半田。そろそろ僕たちも特訓の成果を見せないとね」

 

「あぁ。ここに来れなかった少林たちの分も俺達が頑張らないとな!」

 

「あぁ!」

 

その後ハーフタイムが終了し、両チーム共にポジションに着いた。

 

「見せてやろう。絶対零度の…闇を!」

 

後半戦が開始し、ガゼルの指示と共にダイヤモンドダストが一斉に雷門に襲い掛かる。これに前半戦を経てダイヤモンドダストの動きに慣れ出した雷門がくらいつく

 

「やらせるか!スピニングフェンス!」

 

「何っ!?」

 

ブロウのドリブルを止めた風丸はすぐに鬼道へとパスをした

 

「みんな行くぞ!反撃だ!」

 

鬼道はドリブルで上がる。前半戦でダイヤモンドダストのスピードに慣れた雷門は少しずつパスが繋がるようになってきていた。

ボールは鬼道から一ノ瀬、そして風丸へ

 

「行かせない....フローズンスティール!」

 

「その技は何度も見た!ハァッ!行け鬼道!」

 

ドリブルを阻止しようとクララが必殺技をしてくるが風丸はジャンプで交わし再びボールは鬼道へ

 

「行くぞ、一ノ瀬!フンッ!」

 

「ハァ!」

 

「「ツインブースト!!」」

 

「こんな技....ッ!?」

 

ベルガは必殺技を使わず両手で止めようとすると直前でボールはカーブし軌道が逸れた。そしてその先にいたのは...

 

「貰った!ドラゴーーンクラッシュ!!」

 

染岡がいた。染岡はあえてワイバーンクラッシュではなく発動時間の早いドラゴンクラッシュを使うことによりベルガに反応されないようゴールを決めたのだ

 

雷門1ー1ダイヤモンドダスト

 

『ゴーーール!雷門追い付いたー!ゴールを決めたのは染岡だぁぁぁ!』

 

「よぉぉぉし!」

 

「やったな!染岡!」

 

「あぁ、これも鬼道のおかげだぜ!」

 

「我々が得点を許すなど.....こんなことあってはならない!」

 

ダイヤモンドダストのキックオフで試合が再スタートする。

すぐさまガゼルがドリブルで上がったいく

 

「行かせねーよ!ボルケイノカット!」

 

「ふっ...この程度の技!」 

 

何とガゼルはボルケイノカットの上をジャンプで交わしたのだそのままゴール前まで到達したガゼルが、円堂目掛けてシュートを放つ

 

「ノーザンインパクト!!」

 

「今度こそっ!正義の鉄拳!!」

 

前半同様、正義の鉄拳がガゼルの必殺シュートと激突。激しくぶつかり合うが、正義の鉄拳が次第に押されていく。今度こそ弾き返そうと円堂が右拳に力を込める

 

「っ、ぐううっ!!」

 

だがそれでも力の差があるのか、正義の鉄拳はノーザンインパクトに打ち負けてしまう

 

「うわあっ!?」

 

シュートの威力で吹っ飛ばされた円堂の横を、ガゼルのシュートが通過。そのままゴールネットにボールが直撃した

 

雷門1ー2ダイヤモンドダスト

 

『ガゼルの必殺シュートが、またも円堂の正義の鉄拳を粉砕したー!!後半開始早々、ダイヤモンドダストが勝ち越しました!!』

 

「勝つのは、我々ダイヤモンドダストだ!」

 

「っ…!」

 

円堂の正義の鉄拳が、2度も続いて破られた。その事実に雷門ベンチは苦い表情を浮かべる

 

「正義の鉄拳が、2度も破られた…」

 

「大丈夫よ」

 

一方その頃....

 

「っ…」

 

「はいっ…はいっ、いつでも大丈夫です」

 

観客席ではフードの男が震える程に強く拳を握って試合を眺めていた。その様子を大海原中のキャンが見ていると、持っている携帯電話が震え出した。電話に出たキャンは、軽い確認を済ませるとフードの男に電話を渡す。電話で会話しながら、反対側の観客席に黒いコートを着た、サングラスを着けたスキンヘッドが特徴的な3人組の男達がいるのを目で確認し、話を終えて電話を切る

 

「よ、よし。行こう」

 

キャンとフードの男は観客席を離れて、何処かへと歩いていった

 

 

 

円堂に向けてガゼルがシュートを撃とうとしたのと、同じ頃。大海原中を離れた土方とフードの男は近くの森の中を歩いていた。その2人の後を、黒いコートを着てサングラスを着けたスキンヘッドが特徴的な3人組の男達が追っていた

 

「いいな、女は無視しろ。用があるのはフードの方だ」

 

3人組の男達が歩く速度を上げて接触しようとしたその時、突然キャンとフードの男が走り出して男達との距離を引き離す。男達は慌てて2人を追い掛け、曲がり道で1度姿を見失うもすぐにフードの男の後ろ姿を発見する。男達は軽く嗤ってフードの男に近付き、声を掛けた

 

「久しぶりだね。と言っても、君も私達が見張っていたのを知っていたのだろうから、そんな挨拶も必要ないかな?事情が変わってねぇ。君の意思には関わらず、我々に協力してもらう事にしたよ。一緒に来てもらおう」

 

「…」

 

「っ!?」

 

3人組の男達の1人が、無言のまま動かないフードの男の肩を掴んだ。その瞬間何か違和感を感じてフードの男から離れる。先程追っていた目的の男と目の前の男で明らかに背丈が違う事に、今になって気付いたのだ

 

「誰だお前!?」

 

「現行犯だ。ふっ」

 

男の言葉に、フードの男だと思われた者が素顔を晒す。フードの男だと思われた者の正体は、鬼瓦刑事だった。更に、気付けば3人組の男達を包囲するように刑事達が姿を現し、男達が追っていたキャンとフードの男は刑事達から少し離れた所で、スミス達SPフィクサーズによって守られていた

 

「諦めろ、逃げられやせん」

 

「くそっ…!妹がどうなってもいいのか!?」

 

「彼女は我々が安全な所に移した」

 

3人組の男達の1人がフードの男を脅すも、既に手を打っている事を鬼瓦が告げる。奇襲で無理矢理フードの男を誘拐しようにも、スミス達SPフィクサーズが邪魔で不可能だと判断した男達は、撤退を選択した

 

「作戦失敗という訳か…一先ず手を引く事にしよう」

 

「何!?」

 

その直後、3人組の男達の足元から紫色の光が放たれて、光の中に消えていく

 

「忘れるな!お前達は常に監視されているという事を!!」

 

捨て台詞をフードの男に向かって告げ、3人組の男達の姿が完全に消えてしまう。鬼瓦は取り逃がした事に悔しげに顔を歪めながら、刑事達に指示を出す

 

「くそっ…探せ!まだ近くにいるはずだ!!」

 

刑事達が一斉に森の中を捜索しに散っていく。それを見届け、鬼瓦さんとフードの男の所に近付き、話し掛けた

 

「ここまで、よく頑張ったな。これで公に奴らを追う事が出来る。後は任せろ!」

 

「行ってきて!みんな貴方を待ってるよ!」

 

「あぁ!」

 

鬼瓦さんの言葉に頷き、フードの男は走り出した。友の待つ、フィールドへ向かって…

 

 

 

今度は雷門がダイヤモンドダスト陣営へと攻める。 

 

「攻めるんだ!奴等にシュートチャンスを与えるな!」

 

『おおっ!!』

  

一ノ瀬がドリブルで攻め上がる。そこにゴッカが一ノ瀬に近付こうとするのを見た鬼道は道を塞いだ。そしてボールは染岡へと繋がりシュートチャンスが訪れた。

 

「俺たちは負けるわけには行かないんだ!ハァァァ!ワイバーーンクラッシュV2!!」

 

「アイスブロック!!」

 

ベルガが冷気を込めたパンチで迎撃し、右拳とボールがぶつかる。

だが進化したワイバーンクラッシュを止めることが出来ずベルガの右拳は弾かれた。だがボールはポストにあたりゴールを外してしまったのだ

 

「くっっっそぉぉぉ!!」

 

瞳子監督待っていた。何かが起きるのをずっと待っていたのだ。

 

 

コーナーキックをしたがベルガのパンチングで弾かれダイヤモンドダストのカウンター攻撃。

すぐさまボールはゴッカ、クララ、ブロウそしてガゼルへ

 

 

「これで終わりだ!ノーザンインパクト!!」

 

ガゼルが止めをさすべく必殺シュートを円堂目掛け放つ。

 

「いやあっ!!」

 

『まだ成長していない子どもを見ているようとでも言うか…』

 

『腰を入れろ!腰をー!!』

 

「(まだ成長していない子ども…究極奥義は、未完成…)成長…子供…っ!!」

 

円堂の頭の中で、究極奥義を知ってから行った行動の記憶が蘇る。そして、1つの答えを見出す円堂は、迫るノーザンインパクトに対して拳を構えた

 

「(そういう事だったのか、じいちゃん!究極奥義が未完成っていうのは、完成しない事じゃない!子供が大人になるように、常に進化し続けるって事だ!!)くうううあああっ!!!」

 

左足を大きく上へ上げ、地面を力強く踏み付ける。唸り声と共に腰の動きを使って握り締めた右手を前へと突き出し、右手から気で形成された右拳が光を放って回転しながら出現し、グングニルと激突した

 

「正義の、鉄拳っ!!!!」

 

激しくぶつかり合う、正義の鉄拳とノーザンインパクト。先程までノーザンインパクトに打ち負けていたはずの正義の鉄拳が次第にノーザンインパクトを押し返していき、シュートを弾き返した 

 

「何っ!?パワーアップしただと!?」 

 

「そうだ!これが常に進化し続ける究極奥義、正義の鉄拳だ!!」

 

「円堂君!」

 

「あれは、正義の鉄拳G2!」

 

驚愕するガゼルに、円堂が吼える。その姿を見て木野や目金が笑みを浮かべ、シュートを決められなかったにも関わらずガゼルも心底楽しそうに口元を上げていた

 

「楽しませてくれるな…!だが、技が進化しようと我々は負けない」

 

ガゼルがそう告げた直後、正義の鉄拳で弾かれたボールがサイドラインを割ってフィールドの外に飛んでいく。そのボールを、突如現れたフードの男が足で止めた

 

「え…?」

 

突然現れたフードの男に困惑する円堂。倒れていた鬼道達も謎の男に視線を向けていると、フードの男はフィールドに入ってくる

 

「っ、あれは…!」

 

フードで隠していて顔ははっきりと見えない。だが、円堂は近付いてくる男を見て目を見開いていた。そのままゴール前までやって来たフードの男が、フードを上げて隠していた顔を見せた。忘れるはずもない、逆立たせた白い髪が特徴的なその男の名は…

 

「豪炎寺!」

 

豪炎寺修也。雷門のエースストライカーがついに、フィールドに…雷門に帰って来たのだった。豪炎寺は円堂をまっすぐ見つめ、軽く口元を上げて告げる

 

「待たせたな、円堂!」

 

「いつもお前は遅いんだよ!」

 

「豪炎寺!」

 

「豪炎寺!」

 

「豪炎寺さんが…!豪炎寺さんが…っ、帰って来たっスー!!」

 

笑って円堂が豪炎寺の言葉に返事をし、鬼道達が立ち上がって豪炎寺が帰って来た事を喜ぶ。そして円堂が、瞳子監督に呼び掛けた

 

「監督!」

 

「選手交代!10番、豪炎寺修也が入ります!」

 

円堂の言葉に頷き、瞳子が選手交代を告げる。その瞬間、観客席から今日1番の大歓声が

上がった

 

パーカーを脱ぎ、背番号10番のユニフォームを着る豪炎寺。何もしていないのに、現れただけで周りの雰囲気を変えた。

 

「豪炎寺修也…!」

 

豪炎寺を見つめるガゼル発ち。その視線に全く動じず、豪炎寺はダイヤモンドダストを軽く見てから、ベンチにいる浦部の前に向かう

 

「その足でよくここまで戦ってくれた。後は俺に任せろ」

 

「…!あぁ、任せたで!」

 

 

FW 染岡 豪炎寺

 

MF 鬼道 一之瀬 風丸 半田 マックス

 

DF 土門 壁山 栗松

 

GK   円堂

 

試合はいよいよ終盤へと向かう




次回はあのメンバーに活躍してもらいたいと思っています!

アンケートの結果FFIは必ず書こうと思います。
そしてアレスも見たいとのことだったのでFFI後に書こうと思います!

エイリア編後の話

  • FFIをみたい
  • オリオン編をみたい
  • FFIの後にオリオン編をみたい
  • エイリア編でおしまい
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