架空戦記「日ノ出国VS極東社会主義共和国」   作:冬吉

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第一話

2020年9月25日 午前5時45分 日ノ出国 首相官邸

 

巡視船やまさわからの情報は、直ちに沿岸警備隊本部に送られ、非常事態と判断した

沿岸警備隊は、直ちに国防省(現実で言う防衛省)にも通達され、首相を始めとする

官僚が官邸へ招集された。

 

栗川官房長官「首相、沿岸警備隊の平美 梓長官です。」

 

長洲首相「平美長官、これまでに起こった事を報告してくれ。」

 

平美長官「はい、今から2時間前、西南諸島の接続水域を警戒中にやえじまが

     国籍不明の船団から攻撃を受け、消息が分からずにいましたが、

     応援要請として、派遣した巡視船やまさわの艦載ヘリから西南諸島

     の岸壁に巡視船やえじまの残骸及び当諸島の山頂、極東旗が掲げら

     れていたいう事を確認しました。」

 

他の官僚「おい、それは、つまり・・・」

 

國栖国防大臣「西南諸島が極東に制圧(占領)されたというか!?」

 

平美長官「はい、おそらくは・・・」

 

國栖国防大臣「首相、直ちに軍に対して、国防出動を発令すべきでは、ないでしょうか」

 

国防出動(現実でいう防衛出動)、日ノ出国が他国の軍事勢力から攻撃を受けた時に

     発せられる日ノ出軍の出動形態の一つである。国防出動の命令が下せれば、

     日ノ出国軍の全ての兵装が使用が可能となる。

 

長洲首相「だが、本当に西南諸島が占領されたという事あれば、極東国は、声明を出す

     はずだが」

 

國栖国防大臣「そんな事を言っている場合では、ありません!我が国の領土が占領

       されたという事は、明白な侵略行為に値します!」

 

他の官僚「しかし、躊躇なく国防出動を発令すれば、国内がパニック状態になります。

     ここは、最初、海上警備行動を発令すれば良いのでは、」

 

長洲首相「そうだな、国民に無用な混乱を避けるには、それしかないな、國栖大臣、

     日ノ出海軍に海上警備行動を発令する事を海軍幕僚長に伝えてくれ。」

 

國栖国防大臣「分かりました。直ちに伝えます。」

 

長洲首相「国防大臣、現段階で被占領地域に向わせる艦隊は、あるか?」

 

國栖国防大臣「現在、1000km離れた海域にて、第509即応機動艦隊及び 

       第171潜水隊と合同演習を起こっております。

 

長洲首相「うむ、では、直ちに当艦隊に西南諸島に急行するように伝えてくれ。」

 

國栖国防大臣「分かりました。」

 

国防大臣は、席を立ち、官邸の会議室にある電話で国防省に連絡をとった。

 

長洲首相(この日から我が国の長きにわたる平和が鳴り潜めた瞬間だな)

 

そう、長洲は、考えていた。

 

2020年9月25日 午前9時33分 太平洋

 

日ノ出海軍 第509艦隊及び第171潜水隊は、統合司令部(海軍)から西南諸島

に急行せよとの命令を受け、5日間の演習を中断し、被占領地域に向っていた。

 

第509即応機動艦隊

 

旗艦:航空母艦 あかぎ CV192

 

随伴:ミサイル駆逐艦 ともつかぜ DDG220

           たかお   DDG266

           はつかぜ  DDG261

 

     汎用駆逐艦 かわた  DD253

           ひいらぎ DD237

 

第171潜水隊

 

旗艦:潜水艦 じんりゅう SS514

       いしがき  SS504

       くろしお  SS518

 

                                 次回へ続く

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