日ノ出国の領土である西南諸島が極東国の武装船団に占領されてしまった他、巡視船「やえじま」
の乗員が拘束されてしまった事により、政府は、日ノ出海軍に海上警備行動を発令した。
それに応じた第509即応機動艦隊及び第171潜水隊は、西南諸島へ急ぐ。
空母あかぎ 航空機格納庫
格納庫には、F-25C及びF-26戦闘機が整備されていた。そのうちの一機に一人の軍人が
乗っていた。その軍人の元に乗員がやってくる。
乗員「艦長、艦隊司令がお呼びです。戦闘指揮所にお戻りください」
そう言われ、艦長は、戦闘機のヘルメットを外す。
艦長「わかった。すぐに戻る」
日ノ出海軍 航空母艦「あかぎ」 艦長。秋沢 吾妻
副長「政府からの要請は、(海上)警備行動ですか」
司令「相手が把握しているが国内の混乱を避けるために出来る限り国防出動を出したくないのだろう」
副長「しかし、直ちに国防出動を発令した方が妥当かと思いますが」
司令「私も同じ考えであるが占領された地域の島民及び警備隊員の身の安全や国民の不安を少しでも和らげるには、仕方ない」
秋沢「磯口副長、現時点での状況は、どうなっている。」
磯口「現在、我が艦隊は、西南諸島向けて、全速力で航行しております。到達するまで時間は、
1~2日は、要するかと」
秋沢「そうか、我が艦隊の周辺を警戒するよう、随伴している駆逐艦及び潜水艦に伝えてくれ」
磯口「了解しました。」
空母あかぎ 艦内
山笠「しかし、一週間ぐらいで終わる取材が長引くとは・・・」
奈川「でも、いいじゃないですか、その分、記事を書く事が出来るんですから」
山笠「まぁ、そうだけどよぉ・・・」
山笠塚岸と奈川麻実は、日ノ出新聞の記者である。当空母艦隊の演習を記事にするため、
3日前に海軍基地から乗艦し、取材をしている最中に海上警備行動が発令されたため、
すぐに本土に戻る事が出来るはずもなく、艦隊の取材を続いている。
哨戒ヘリ SH-60
「マリンブルー1からあかぎへ、針路上に漁船を視認しました。」
磯口「マリンブルー1、こちらCIC、漁船?その船の国籍は、確認出来るか?」
マリンブルー1「いえ、国旗らしきものは、なく確認が出来ません。」
秋沢「磯口副長!随伴している駆逐艦に通達!対潜警戒!」
磯口「ま、まさか!」
マリンブルー1「あかぎCICへ、ミサイルの発射を確認!敵潜水艦です。艦隊から10時の
方向からです。
磯口「く、待ち伏せされていたのか!」
あかぎ乗員「ミサイルが来ます!13発!」
敵潜水艦から発射された対艦ミサイルが海中か飛び出してきた。
磯口「全艦に継ぐ、対空戦闘!攻撃始め!」
そして、あかぎ艦隊から多数のSAM(艦対空ミサイル)が発射された。
乗員「ミサイル12発、撃墜、本艦に接近中!」
秋沢「対空機関砲(CIWS)攻撃始め、総員、衝撃に備え!」
空母あかぎのCIWSが攻撃を開始したが、既に遅く、生き残ったミサイルが甲板後方部に着弾した。
全員「うわぁー!!!」
続く