架空戦記「日ノ出国VS極東社会主義共和国」   作:冬吉

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第四話

乗員「衛生を呼んでくれ!、こっちも負傷者がいる。」

 

あかぎ艦内では、敵ミサイルの攻撃により多数の重軽症者が出ていた。それだけではなく。

 

乗員「こちら応急長!、我が艦の甲板後方部に直撃!艦載機用エレベーター及び電気系統に被害

あり、二基とも動作しません!

 

秋沢「修理にどれぐらい必要だ。」

 

応急長「修理に22時間、早くとも18時間です!」

 

秋沢「11時間で修理を完了してくれ、頼む」

 

応急長「了解!」

 

磯口「先程のミサイル攻撃で電気系統が損傷した事により戦闘機の離着艦は、不可能か」

 

乗員「水上レーダーに艦影あり!」

 

磯口「何隻だ」

 

乗員「2隻です。形状から蘇澳(スーアオ)級ミサイル駆逐艦です。」

 

磯口「蘇澳級か、1998年までは、北米所属のミサイル駆逐艦だったのを譲渡されて量産した

艦艇の一つだからな。電子装備は、旧型のやつだが、侮る事は、危険だな。」

 

秋沢「磯口副長は、この状況をどう打開する」

 

乗員「内心(副長!我々の艦隊は、極東軍からミサイル攻撃を受けたんですよ!正当防衛として、

反撃した方がいいはずです!例え、それが撃沈に至る事なったとしても!)」

 

磯口「はい、私としては、随伴している駆逐艦が装備するSSM(艦対艦ミサイル)で撃沈すべき

です!」

 

司令「対艦ミサイル攻撃で2隻、合わせ600名以上の乗員が海底に葬るという事か」

 

磯口「それしか、方法がありません。我が艦隊は、速やかに西南諸島に向うためには、それしか

ありません!」

 

司令「うむ、対艦ミサイルによる攻撃は、妥当だが」

 

秋沢「私は、反対です。」

 

磯口「艦長、何故ですか!」

 

秋沢「対艦ミサイル攻撃を行うためには、随伴している駆逐艦を向わせる事になる。そうなると防空体制が弱まる可能性がある。現時点で航空機による警戒できない。現在、我が空母は、先の攻撃で電気系統が損傷し、修理中だ。そこに再び、攻撃される事になれば、修理が長引く上に、

もし、飛行甲板上に直撃すれば、空母能力を完全に失う事態になる。

 

磯口「では、どうすれば」

 

秋沢「これは、私の案だが潜水艦による雷撃が確実性があると考えている。」

 

磯口「しかし、対艦ミサイルとほぼ変わらないのでは?」

 

秋沢「確かに魚雷は、使用するが無弾頭とする」

 

磯口「え、弾頭なしの魚雷ですか」

 

秋沢「通常弾頭の魚雷を打ち込めば、爆発が起こり、弾薬庫に誘爆し、爆沈する可能性がある

そこで無弾頭魚雷を使えば、爆発させる事もなく、浸水させるだけで済む。」

 

磯口「しかし、蘇澳級も駆逐艦です。対潜ミサイルも装備しているのでは」

 

秋沢「いや、あの駆逐艦は、短魚雷が装備されているだけだ。昔は、VLA能力を保持していたが譲渡が決まった際、削除された。そのため、潜水艦を攻撃するには、対潜ヘリからの爆雷か、短魚雷に限られる。」

 

磯口「その案は、賛成します。」

 

司令「うむ、それなら敵艦を沈める事もなく済む」

 

秋沢「まず、この事を首相官邸に連絡しなければなりません。」

 

                                          完

 

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