2044年 5月
さてアレから1ヶ月、いろんな廃墟や河川敷などを転々としていた私ですが全てはこのために!
今日雪音クリスが現れ翼さんが血涙する瞬間が観れるという神イベント、なんとしても逃すわけには行かない!
手順を振り返ろう、まず響は未来との約束を守れない怒りでノイズをやりまくる。すると翼さんがフィニッシュを決めてクリスちゃんが思わせぶりに登場。あとはダラダラと観戦させていただこうか。
「にしても生でやり合うシーン見れるとか最高でしょ。」
そうボヤきつつも住所不定でその辺のコンビニバイトでなんとかやっていってるが正直言って辛い。
腹が減っちまうんだよ!腹が減るとかまじ辛い…
しかし楽しみがあるから私はくじけない!
「坂間野さん、悪いんだけど商品の前陳お願い。」
「はーい。」
それまではバイトだ。
その夜、案の定現れた2人…
「いい光景ね、こっからの逆転劇もなかなか爽快でオモロイし。さってと、離れるか」
私は離れる。何故かって?
爆発するからだよこのやろおおおおおお!!
「うおおおおおおおおおおお!!!!」
爆発から逃れるべくめっちゃ離れたとこに避難する。そして絶唱、戻る!
「うまくいきゃ翼さんの血涙フェイスを生でいただきィッ!」
我ながら人でなしくさいけど安心してください、ただのキモオタです!
と思ったら鉄人弦十郎に無印ラスボス(ネタバレ)がいるな。ここはおとなしく引き下がるか。
「あーあーいいネタ撮りそびれか。」
ため息は付いたものの私はある人影を発見する。
「未来さんか…声はかけてみるか。」
どことなく上機嫌そうな顔した未来さんに接近。
「随分とご機嫌だね。いいことでもあったかい?」
「え?あなたは!」
未来さんが目を丸くする。
「喜んでください、あなたの行いは必ず友人の支えとなるでしょう!ただし頑固にはならないことだ。それでは失礼させていただくよ」
スカしたような物言いを立ち去るも…
「待ってください!あなた一体なんですか?この間響に話しかけてから響が変なんです!!」
あーそう来るか〜
「フッ、私は言ったはずだよ。新たな可能性が発見されるとね。君も時期に出会うはずだよ。素晴らしい経験にね。その時まで待ってるといい。」
そして逃げ出す!全速力でかけっこじゃい!!
「はぁ…はぁ…クッソ辛え…マジ体力使うんですけど〜」
陸上も不意打ちの駆け出しではどうしようもあるまい!
「しかしこれで4話か。原作ではこの後立花さんはトレーニングに励むが…少し放っておくか。時期にデュランダルが動くだろうしな。」
2044年5月 数日後
やってしまった。
「最ッ悪だ…寝坊した!貴重なぶっ壊しシーンを見逃すなんてえええええええ!!」
「お母さん、あのお姉ちゃん変だよ〜」
「シッ、見ちゃいけません!!」
まあいい、いずれにせよ今後小日向さんをストーキングしてれば自ずとごちゃ混ぜイベントが来る。その機会を狙うまでだ。
それからの私の行動はというと、基本的に小日向さんのストーキングに励んでいた。
学校には入らずこっそり写真撮影をし、彼女が立花さんと一緒に出かける時間や1人で外出する時間も記録済みとなれば、あとはふらわーに向かうのを待つのみ!
「完璧だ…あとは…」
腹の根を鎮めるのみ。
ふらわーマジ美味し!ああ、あんな味2度と出会えない神味…パネエよ!
「おっ?アレは?」
俯いたままの小日向さんであった。幸い気づいちゃいないみたいだ。
「さてと、スタンバるかね。」
数時間後案の定ネフシュタンを捨てたクリスちゃんをシャッターに収めた。収めたんだが…
「やーめーてー!」
巻き込まれてる。クリスチャンのことだから私とか普通に関係ないんだなってのがマジでわかる、やべえやべえ!
「ひょおおおおおええええええ!!」
ミサイルやばいやばい!死ぬううううううううん!!!
「ぐっぴゃぽおおおおおおお!!!」
その時、あいつがやって来た。みんなの防人 風鳴翼!
「盾!?」
「剣だッ!」
あっ…ックッッソ!エモ!エモいよ!マジエモ!マージイイ!!ヒャホオオオオオ!!
「っていかんいかん、誰かーたすけてくださーい!」
「大丈夫ですか…!?あなたは!」
「やっほ〜」
とりま挨拶、そしてクリスちゃん捨てられ!可哀想だけどニヤニヤしたくなるのを我慢…
で、お待たせ。聖地ktkr!
「なんすかここ?」
「あなたにはこれから大事な話を聞いてもらいます。」
緒川さん、別名イケメソホスト忍者から小日向さん共々お話された私だったが…
(計画通り…)
お話なんざある程度は聞き流すんだよ、これでひびみくが見られるぞやったああああ!!
お待ちかねのファンの皆様!ひびみくはイイぞ!
歓喜する私はクリスちゃんを拾う日を楽しみにしながらバイト生活である。
「るんるん♪」
「ご機嫌っすね、なんかあったんすか?」
バイトの後輩くんが尋ねてくる。
「あたぼうよ!名シーンが待ってるんだからさ!!」
「そ、そうなんすか…」
それから数日、ついに来た!しかし!
「だあああああああああ!!」
バイト先の店長に連れられてひびみくを見逃したのであった!残念!!