病院で薄れる意識の中、私は目を覚ます。
「先生!彼女が目を覚ましました!!」
あれ?ここ、病院?どうして私はこんなとこに?
「ありがとうございます!」
母さんが、泣きながら私を抱きしめる。何か…夢でも見ていたんだろうか?
目を覚まして数日も経ったけどあの夢をみなくなった。退院した今日は土曜日、大事なことがあったような?でも大事そうなものがあったのは確かで思い出すことができないままその日はあっという間に夕方になった。するとスマホに一つの通知が映って私は思い出した。
その日は病み上がりなので夜更かしせずに録画視聴した。
戦姫絶唱シンフォギアXVを…
「そっか…思い出した」
次の日に起きた私は画面越しを眺めていた。そして、不確かな事実を知った。
あの世界で私は触れ合ったのかもしれない。あの世界を生きている子たちに。
そっと、笑みが溢れた。
おまけ____
「かんぱーい!」
酒場で死神2人が酒を飲み交わしていた。
「にしても俺もお前もついてねえよな、まさか命尽きそうな奴を殺そうとしたら参っちまうほどの死にたくないコールをされて止むを得ず魂の半分だけをターゲットの思い入れのある世界に飛ばそうとしたんだしな〜」
「そうすりゃ成仏するんじゃねえかなって思ったんだよ。でもまさかあいつの暴走は予想外だったぜ。」
「全くだよ、お前から話は聞いていたがあそこまで暴走してる転生体は初めてだぞ?半分だけ転生ってのを初めてやってみたがいいものじゃあねえな、中途半端なのはどこまで行っても中途半端になっちまうらしい。」
「いや、これは俺の勘だが…おそらく魂を半分にしたときに送り込まれたのはきっとそいつの下心と言った負の一面なんだろう。そいつがあの世界で成長を遂げて実体を得たと考えれば妥当だ。」
「ほうそうかい、けどまあ何にせよこれ以上でしゃばられちゃ死ぬ予定のないやつまで死んじまうからな。早めに戻しておいて正解だった。」
「おそらく転生された魂は100%の状態で元の世界に戻り、すぐにでも正負の心のバランスが均等になるはずだ。で、もう一度あいつの日常がやってくるんだ。」
「うっし!今日は飲みまくるぜ!厄介な仕事あがりってことでな!」
「お!それはいいな、飲もう飲もう!!」
死神たちもこの始末、結局転生したあの子に関する報告書類にはご返品と記された印が押されていたが風に飛ばされて上司に怒られてしまったとさ。
死神たちも懺悔してる中転生したあの子はご機嫌に街を歩いていた。
「♪〜」