2人目のIS人生   作:ゴリラの天使

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第7話

グレイ「湊」

 

誰かが呼んでる…。目を開けると人間態のグレイが目の前にいた。

どうやら対話空間にいるらしい。

 

グレイ「湊…大丈夫ですか?」

湊「ああ…大丈夫…かな。4機目が破壊された後わからないけど」

グレイ「簪様と千冬様が治療室まで運んでそのまま治療され今はベットで眠っています。両腕の火傷が1番ひどいですがそのほかはすぐに治るでしょう、腕は全治1週間というところです」

 

ISの登場は医療技術にも影響を与えている。ISの保護機能などを解析し医療技術はこの10年ほどで飛躍的な発展を遂げている、100年以上の技術力の差があるそうだ。

 

グレイ「…すみません。サポートが出来ずに」

湊「やっぱりリンケージできてなかったか…」

グレイ「更なる調整が必要です、その前に修理ですが…」

 

あの戦闘中グレイの声が全く聞こえなかった。それに個別瞬間加速の際の負荷もいつも以上だった。グレイゴーストの調整不足でリンケージができない状況だったのだろう、そんな中でグレイには無理をさせてしまった。

 

湊「簪達は?」

グレイ「簪様は今もベットの側にいます」

 

看病してくれてるのかな。ならさっさと起きよう。

 

湊「起きても大丈夫?」

グレイ「大丈夫です、何かあれば私が保護機能で緩和しますので」

湊「ありがとうグレイ」

 

そして俺は意識を覚醒させた。

 

 

 

 

意識が戻った時最初に感じたのは左手を握られてる感触、握るというよりそっと添えられてると言った方がいいか。握り返そうと指を動かすが痛みであまり動かせなかったがそれに反応したのか添えられた手がビクッと反応した。

ゆっくり目を開けると水色の髪の女の子が見えた。

 

簪「起こしちゃった?」

湊「ああ起こされた」

簪「えへへごめんね、でも心配したんだよ?」

湊「それはごめん、かっこよく出てきたのにこのザマだよ」

簪「そんなことない。ヒーローみたいでかっこよかった、湊はみんなを救ったヒーローなんだよ?胸を張らなきゃ」

 

ヒーローと言われて胸がチクリと痛んだ。

 

湊「俺はそんなんじゃない…、俺はあれから何人も殺してる、正義の味方にはなれない」

簪「それでも湊は私にとってヒーローと同じだよ、私を助けてくれた。弐式の事、お姉ちゃんの事、そして今回の事」

湊「…」

簪「例え皆んなが湊を非難しても私だけは絶対に湊の味方だよ」

湊「ありがとう…簪」

簪「うん…。だって私は…」

 

簪はそのあと口籠ってしまい顔を赤くして顔を背ける。しばらくそのまま時間が経ちやがて決心したかのように頷きこちらを見つめてきた。

 

簪「私は湊が好き。私をしっかり見てくれた認めてくれた、そして命を掛けて私を守ってくれたそんな湊が好き。これから私を守ってください、そして私にも守らせてください」

 

簪の精一杯の告白、顔を赤くしているが目には決意が宿っている。

 

湊「ありがとう簪…俺も好きだよ。愛してる」

簪「愛…///うん、私も愛してる//」

 

そのまま甘々な空間を作りながら消灯時間まで過ごした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

訳もなく

 

グレイ「湊、簪様皆さんお待ちです」

湊、簪「「ひゃい!!!」」

 

仕切りのカーテンをジャラっと開けながらグレイが顔を出した。その後ろには織斑先生、山田先生、織斑一夏、凰鈴音、セシリア・オルコット、そしてポニーテールの女性がいた、束博士の妹自慢で写真を見せられた事があるので覚えている篠ノ之箒だ。

 

鈴「あっちょっといいところだったのに!」

セシリア「そうですなんで行ってしまいますの!!」

グレイ「湊と簪様を見世物にしたくありませんでしたので」

鈴、セシリア「「主人想いのいい子だ!!」」

 

鈴とセシリアはグレイに詰め寄っている、ところでグレイに関してはもう知っているのだろうか?

 

一夏「?なに盛り上がってるんだ?」

箒「一夏、流石に気付いてくれ…」

一夏「?」

 

一夏と箒はうんまぁ頑張れとしか…。

 

千冬「更識妹、交際は別に咎めないが学業に支障は出すなよ?それなら好きにして構わん。高見沢も分かったな?」

真耶「えーとその//更識さん不純異性交遊は駄目ですからね?………いいなぁ」

千冬「…山田先生」

真耶「すみません…」

 

教師2人に注意をされたが咎められる事はないみたいだ。

ところで簪から反応がないみたいだが…。

 

簪「はうぅぅ///////」

 

顔から煙が出るくらい恥ずかしがっていた。

それまでは良かったのだがその反動で簪は強く手を握ってしまった。痛みでまともに動かせない俺の手を。

 

湊「ああああああああ!!!!」

 

俺の絶叫が響き渡った。

 

 

 

 

あれから事情聴取をされ今回の事件の事を話し合った。

まず、俺の正体はここにいる人達しか知らないということ、俺が突入時点で避難がほぼ完了しており目撃者がいなかった。箒は織斑先生のところにいたので目撃してしまったとのこと。

次に無人機について、これは俺から説明した。女権団が作ったものである事、束博士が作ったコアではなく新造のコアを使っている事、専用機並かそれ以上の性能がある事を伝えた。

最後にグレイの事を言おうとしたら、既にグレイ自身から説明を受けていたらしく皆認知してくれてるとのこと。専用機組から自分たちのISもこうなる事は出来るか?と聞かれたので信じてやれと言っといた。

 

千冬「さてこんなものか、それと高見沢すまないが寝る場所を移したい生徒共がくる可能性もあるからな」

湊「いいですけど何処に移動ですか?」

千冬「学園に在学した時用に寮に部屋を用意してあるのでな、そこに移動だ」

湊「そうですか、なら宜しくな織斑」

一夏「え?俺の同居人箒だぞ?」

湊「え?男同士じゃないのか?」

千冬「それはだな、入学前から強い希望と生徒会長からの推薦でその人と相部屋ということになっているんだ」

湊「まさか…」

 

するとおずおずと簪が手を挙げる。

 

簪「私です…」

千冬「…という事だ」

湊「…はい」

 

周りからの視線が痛いです。

その後、皆んなからの提案もあり名前で呼び合うようになった。優しい人に会えて良かったと思った。生暖かい視線がむず痒いけど。

 

 

 

 

???「作戦は失敗か」

???「ええ、まさか灰色の亡霊が来るのは…」

???「だが同時に弱点も分かった」

???「弱点?」

???「あいつらをほっとけないという事だよ」

 

そう言うとディスプレイに専用機組を庇うグレイゴーストが映される。

 

???「IS学園を攻めればあいつは必ず来る、不利な状況でも必ずな」

???「なら…」

???「量産体制を整えよ」

???「かしこまりました」

???「さて、あのシステムもテストしなくてはな」

 

ディスプレイに映されるのは黒いIS、そして共に映る禁忌とされるシステム名。

 

 

 

 

 

VTシステム

 

 

 

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