2人目のIS人生   作:ゴリラの天使

9 / 11
第9話

休み2日目朝から俺と簪は寝不足でフラフラしていた。

 

簪「あの後部屋でも調整をしたのがいけなかった…」

湊「眠い…」

 

2人揃って部屋でボケーっとしている、因みに腕は昨日束がナノマシンだよーって言って身体に注射器刺したら身体の傷が次の日には少し痛む程度までは回復した。簪は少し惜しいという顔をしていた。

 

その近くでグレイとジャベリンは2人で話し合っていた。

 

ジャベリン「湊様って前からあんな性格でした?もっと暗かったような」

グレイ「簪様のおかげかもしれませんね」

ジャベリン「簪の?」

グレイ「近くに安心できる方がいて本来の優しい湊様に戻ったのでしょう。ずっと気を張っていたからその反動もあるのでしょうね」

ジャベリン「じゃあ私達も頑張らないとねグレイ!」

グレイ「はい」

 

IS2人は主を守るために決意を新たにしていた。

 

簪「そういえば湊、連絡先交換してなかったよね?しない?」

湊「連絡先…?」

簪「うん」

湊「持ってない」

簪「え?」

湊「だから…持ってないんだ…ごめん」

 

簪は一瞬呆気にとられたあとスッと立ち上がった。

 

簪「買う」

湊「何を?」

簪「湊の携帯買う!!」

 

 

 

 

IS学園から少し遠出したところにある大型ショッピングモール「レゾナンス」に簪と2人で来ている。

 

簪「今思うと…デートだよね」

湊「だな…」

簪、湊((緊張する…))

 

初めてのデート(俺にとっては友達と一緒に出かけること自体初めて)なので2人揃ってガッチガチに緊張してしまっている。

因みに俺は一応サングラスをかけている、一夏程ではないが報道されて顔が出てしまっているのでその対策だ。

簪のコーディネートは白のドットブラウスに茶色のトレンチスカートという可愛らしい服装である。可愛い。褒めたら小さくガッツポーズしてた。可愛い。

グレイ達は申し訳ないがバックの中で待機して貰っている、たまにひょっこり顔を出しているから楽しんでいると思う。

 

簪「とりあえず携帯ショップに行こうか?」

湊「何もわからないから任せるよ」

簪「わかった」

 

簪について行きながら辺りを見渡す、昔住んでいた場所にはこんな大きなショッピングモールは無かったので大勢の人にはあまり慣れない、下手したら迷いそうだ。

 

湊「簪」

簪「?」

湊「手…繋がないか?」

簪「………………えっ?!」///////

湊「えっと…逸れるかもしれないから…」

簪「うっうん…」/////

 

ぎゅっと手を繋ぐ、まだ少し腕が痛いけど我慢我慢。

 

簪「行こっか…」////

湊「ああ…」

グレイ「良いものですね」

ジャベリン「簪頑張れー!」

 

優しく見守るグレイ達であった。

それから少し歩いて携帯ショップに到着、簪に任せて携帯を購入。因みに金は束から報酬として中々な額を貰っているので心配ない。銀行口座がないから現金で貰ったのだが量が多いためエンタープライズの倉庫に置いてある。

携帯を見せて貰ったら簪とお揃いの最新機種だ。渡してくる時お揃いだねって言ってくれたのが最高に可愛かった。

 

簪「あ…」

 

その後も折角だからとレゾナンス内を散策していると不意に簪が足を止めた。

視線の先にはプラモデルショップ、ああなるほど。

 

湊「寄ってく?」

簪「いいの?」

湊「おすすめ教えて」

簪「うん!!!」

 

プラモデルショップに入り主にガ○プラを中心に見て回る、プラモデル初心者にはガ○プラがお勧めらしい。

女尊男卑の影響でガ○ダムシリーズも終わる危機が来ていたらしいのだが、俺が衰退させたおかげで終わらずに済んだという。

 

簪「初心者にはこれお勧め、「A○E-1ノーマル」組み立てやすい上に可動域が神」

湊「シンプルな機体だな」

簪「初代ガ○ダムを意識してるからね、どういうのがいいの?」

湊「大剣や大型の銃持ってるやつある?」

簪「ダブルオーガ○ダムセブンソード/Gとかパーフェクトストライクガ○ダムとかどう?」

湊「いいかも、どっちか買おうかな」

簪「どっちも買っちゃえば?なんなら手伝うし」

湊「簪はどれ買うんだ?」

簪「私はこれ」

 

そう言って簪は棚からヘビーアームズEW版とフルアーマーユニコーンガ○ダムのガ○プラを取り出した。

 

簪「ヘビーアームズはジャベリンとコンセプトが似てるから、フルコーンは全部盛りはロマンだから」

湊「全部買うか!」

簪「オーライザーも買ってダブルオーライザーセブンソード/Gを作ろう!」

 

こうして2人で計6個のガ○プラを購入し学園への帰路についた。

 

今夜も2人で徹夜して寝不足になったのは言うまでもない。

 

 

 

簪「あ、連絡先交換してない」

 

その日のうちに交換しました。

 

 

 

 

休日最終日、織斑先生に呼ばれ寮長室にお邪魔していた。

 

湊「綺麗ですね流石です」

千冬「まぁな」(昨日一夏に掃除して貰ってよかった…)

湊「一夏に掃除してもらいました?」

千冬「ギクッ」

湊「コアネットワークの情報全部わかるんで織斑先生が私生活壊滅的なのも知ってます」

千冬「生徒には黙っていてくれ」

湊「わかってますよグレイもいいな?」

グレイ「了解です」

 

冷や汗をかきながら平静を装ってお茶を飲む織斑先生。

 

湊「で、用件はなんでしょうか?」

千冬「ふー…、2つある」

 

大きく息を吐き落ち着かせてから真面目な顔になり言ってきた。

 

千冬「まず束から連絡があった。女権団からの防衛の為IS学園に在学することになったのは知ってるか?」

湊「拠点をここに置くのは聞いていましたが在学するのは聞いてませんでした」

グレイ「湊には伝えてませんね」

千冬「はぁ…あのバカは…、お前は病気で療養中ということにしてクラスメイトには説明してあった。クラスは1組、織斑と同じにしろと上の連中が煩くてな…」

湊「わかりました」

千冬「時期については追って伝える、2つ目だが…私個人の用件だ」

 

織斑先生は哀しそうな顔に変わった。

 

千冬「お前は…恨んではいないか?私と束が引き起こしたこの世界の被害者になったこと、その尻拭いをしていることに」

湊「確かに貴方達のせいで親はクズになったし虐めにもあった」

千冬「……」

湊「まぁ…簪達に会えたから悪いことだらけではなかったし、それにあんたを恨んでも仕方ないだろ白騎士さん」

千冬「…私が束を止めてればこうはならなかった」

湊「たらればの話はやめましょう、これからどうするか考えた方が楽ですよ」

 

白騎士を纏って日本をミサイルから守った織斑先生は立派だ、ほぼ初乗りに近い状態であの戦果は織斑先生だから出来たことだろう。

 

千冬「これからか…」

湊「これからです、この世界を良くするために。その為には…」

千冬「女権団か…」

湊「無人機を作るくらいまだ勢力は衰えてない…正直言って脅威です」

グレイ「あれを複数機相手にできるのは私とジャベリンくらいです、単機相手なら専用機組でもなんとかなるかもしれませんが」

湊「教師陣で戦えるのは山田先生と織斑先生くらい…、他のは一般生徒よりはマシくらいだしな」

千冬「面目ない…」

湊「あとは人を殺せるやつがどれくらいいるか…だな」

千冬「……できて私くらいだろう…私もいざやれと言われたらできるかどうか…」

湊「簡単に人を殺せる方がおかしいんで織斑先生が普通なだけです。その辺は任せて貰って構いません」

 

織斑先生はその後黙ってしまった。

俺は在学手続きを済ませて部屋に戻った。

 

 

 

 

簪「学園に在学するの!?」

 

部屋に戻って学園に在学することを簪に報告した。

 

湊「束さんが俺に伝えずに織斑先生に言ったから俺もさっき知った、でその手続きしてきたってとこ」

簪「そっかぁ…湊と一緒にいられるんだぁ…」

 

簪はどこか上の空のようだ。

 

湊「そういや簪は何組だ?」

簪「…ごめんね湊、私4組なの…流石にそこまではお姉ちゃんでも無理だった…」

湊「あんまり生徒会長権限濫用するなよ?変な目で見られても知らないぞ?」

簪「だってぇ…」

 

しゅんと簪は落ち込んでしまった。

 

湊「飯の時と放課後、部屋でも一緒で充分だろ?それに周りの目があるしな…クラスまで一緒だと何言われるか…」

簪「あっ…そっか、それもそうだね」

湊「まぁ最悪エンタープライズの中に行けばいいし」

簪「うん」///

 

そんな感じで3日間の休日は終わった。

グレイとジャベリンはお茶を飲みながら話し合っていた。ISってお茶飲めるのか…。





次回はシャルとラウラ編入からになります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。