ヤバイ、まったく話が思いつかない…
シェーラと結婚してからあと少しで1ヶ月が経つ。まぁ、結婚したと言っても、公的な何かをしたってわけじゃないから、気持ち的に結婚したってだけなんだけどね?そりゃあ、シェーラは皇帝兼最高司祭だからね。そんな人と結婚とか無理無理。それに、ユリウスだった時の俺とシェーラを題材にした恋物語の本が売れまくってるからね。国民達の中では、シェーラはユリウスのことを愛してるものだってことになってるからね。それなのに、(中身は同じだとしても)違うやつと結婚したとか発表したら暴動が起きますよ。
ま、まぁ、大事なのは精神的なことだから!他の人に認識されてなくても俺は良いから!悲しくなんてないから!それに、シェーラが指輪をつけててくれるだけで俺は満足だから!
っと、違う違う。結婚してもうすぐ1ヶ月だからさ、何か渡したいんだよね。装身具は既に貴族どもが渡したやつが大量にあるから、花束とかが良いのかな?…花束…花束ねぇ?花束と言ったら、やっぱりバラかな?…そういや、バラって数とかにも意味があるんだっけ?というかこの世界にも花言葉とかってあるのかな?…うん、とりあえず大きめの商会にでも行ってみるか!
あったよ!とりあえず買うか。
えーと、バラのページはっと。おっあったあった。えーとなになに…ふむふむ。なるほどね。この中なら「あなたの思いやり、励ましに感謝します」っていう意味の8本かな?もっと数増やせば良いのもあるけど、流石にプロポーズでもないのに、最初から99本とかはね…
っと、決まったんなら早速予約してくるか。当日でもいいけど、なかったりしたら嫌だしね。
−当日−
よし、準備OKだな。シェーラも仕事が終わったみたいだし、行くか!
「シェーラ、少しいいか?」
「えぇ、大丈夫よ。どうかしたの?」
「あぁ、今日で結婚して1ヶ月になるからな。今までの感謝も込めて、これを渡そうと思ってな。いつもありがとう」
「これは…バラが8本?たしか花言葉は『あなたの思いやり、励ましに感謝します』だったかしら?」
「あ、知ってたか…」
「これでも、200年以上生きているからね。そういうことを覚えたりもするわよ」
「え…俺も同じくらい生きてるはずなのに、今回用意しようとするまで知らなかったんだけど…」
「それはそうよ。あなたは男で、私は女でしょう?同性同士で話す内容は違うわ」
「…そういうもんなのかな?」
「そういうものよ」
「そうなのかな?…それでその、喜んでもらえたら嬉しいよ」
「ふふ、嬉しいに決まってるじゃない。あなたが私のためを思ってやってくれることならなんだって嬉しいわ。…それに、私だっていつも感謝しているのよ?そうね…ムー、少しかがんでもらえる?」
「え?わかったけど…」
言われた通りかがむとキスをされた。
え???????
え?
「ふふ、正真正銘のファーストキスよ。
…いつもありがとうね」
その時の彼女の笑顔は、ただひたすらに美しかった。
低評価の理由とか教えてもらえると助かります。できる限り直しますので。