レーム帝国で生きていく   作:ルクセウス

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おっかしいなぁ?一個しか入れてなかったのになんで当てるかなぁ?


第2話

俺ユリウス、15歳!

この5年でだいぶ強くなったと思います!剣の先生にだいぶ安定して勝てるようになったし!

ということで、脱走じゃあ!

まずは監視役の人を気絶させて、次に窓から外に出て、あとは塀をこえる、これで完了!あとは、シェヘラザード様がいた場所に…場所に…

どこだよ⁉︎前は適当に走って行ってついたからわかんねぇよ⁉︎しゃあない、とりあえず走るか!

 

 

 

 

な、なんとかついた…

まさかあんなに走ることになるとは…

と、とりあえず話しかけるか

「久しぶりだね!えーと、あれ?そういえば君なんて名前だっけ?」

「ふふ、本当に来てくれたのね。良いわ、教えてあげる。私はシェヘラザード、マギと呼ばれる存在よ」

「マギって?」

「王にふさわしいと思った人に力を与える者達のこと。世界で3人しかいないわ」

「えーと、力って?」

「見せた方が早いわね。えい!」

彼女がそんな掛け声とともに杖を振ると、城のようなものが出てきた。それは全て金ピカに光っていた。趣味悪いな

「これはダンジョン。これを攻略することで、力が手に入るわ。よかったわね、

この第35迷宮『マルコシアス』(ダンジョン)にはかなり強い力が眠っているわ」

「これを攻略すれば力が…どうすれば中に入れる?」

「あの光の幕みたいなのに触れれば良いのよ。じゃあ行くわよ!」

「え?シェヘラザードも来るの?てか、テンション高くない?」

「その、私も入るのは初めてなのよ。悪い?」

「いや、そんなことないさ!じゃあ、行くぞー!」

「おー‼︎」

そういや、なんか誤魔化された気がする…

 

 

あぁ、これがダンジョンに入るたび描写されていた黒い地面と赤い雲(アルマトラン)か…キレイだ

 

 

 

 

ハッ⁉︎

「やっと起きたわね。気分はどう?大丈夫?」

「あぁ、大丈夫だ。それよりも、ここがダンジョン…?」

「そうみたいね。とりあえず進んでみましょう」

「あぁ、そうだな」

 

 

進んだ先には、自然の美しさの極致表したかのような景色が待っていた。木々が生い茂り、太陽が照りつけ、川がそれの光を反射している。

 

そして、その中心には、人狼という言葉が似合うものが立っていた。

「やあ、私は誠実と裁定の『ジン』マルコシアス。貴様はなぜ、私のダンジョンに?」

誠実?つまり、嘘をつくなということか…

「革命に必要な力を手に入れるためだ」

「革命?貴様はなぜ革命をしようとする?」

「そうだな…誰も本当に笑うことがない、そんな世の中が嫌だからだ」

「ふむ…では、力を手に入れたとして、どうやって革命をする?国の上層部を全て殺すか?」

〈下のは読まなくても大丈夫です〉

「それをするのは最終手段だ。大きな力というものはそれだけで旗印となる。それが特別な力なら、なおさらな。そんな(本当に国を変えてくれるかもしれない)力を持ったものが呼びかければ、本当に国を変えたいと思っている者達は、立ち上がってくれるはずだ。そんな風になれば、周りに流されるやつも立ち上がる。そうして、人数が増えれば協調圧力に負けたやつらも立ち上がる。そうやって、人が増えていけば、影響力が出てくる。…まぁ、こんなものただの理想だがな。実際、こうも上手く行くとは思えない。ほぼ確実にどこかで失敗するな。だが、力があればなんとかできる。人を守るのも、傷つけないように倒すのも、殺すのも。

だから力をくれ!マルコシアス!」

〈ここまで〉

「ほう…まさか正直にすべて話すとはな…」

「まぁ、誠実と裁定のジンって言ってたからな。正直に話した方がいいかなって」

「ふふ、まさかそんな理由で本当にすべて正直に話すものがあるか!気に入った!貴様を我が主と認めよう!」

「ありがとう!嬉しいよ!」

「よかったわね、ユリウス」

「ああ、シェヘラザード」

「では、この先へ進め。そうすれば扉がある。その扉の先に私の本体がいる。そこで力が貰えるだろう。ではな」

「あぁ、じゃあな」

 

 

 

 

 

そんな感じで力を貰った。なんていうか、もっとこう冒険的なのを求めてたんだけどなぁ。ベリアル形式かぁ。まぁ、力も貰えたしいっか。

 




高校生に政治とか革命とかそういう感じのものの詳しい話を求めないでください。無理です。まったくわかりません。


はい、マルコシアス以外は冒険形式です。なぜか1番初めに来ちゃっただけで、他のはちゃんと冒険します。
嘘です。もう1つ特殊な奴があります。

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