レーム帝国で生きていく   作:ルクセウス

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今回でプロローグ終了(の予定)



ユリウスくん91歳(寿命後僅か) シェヘラザード様94歳(分身体に移動済み)


第7話

「なあシェーラ、1つ言いたいことがあるんだ」

「なに?ユリウス」

「みんな俺を働かせてすぎじゃない⁉︎なんでこんなヨボヨボになるまで働かされたの⁉︎おかしくない⁉︎」

「いやだって、それはあなたがなかなか次の皇帝を決めなかったからじゃない」

「だってさぁ!何故か皇帝なのに婚約とかそういうのもなかったから、子どもを作るなんてこともなかったし!どっかから養子を作っても絶対不満が出るし!どうしろって言うんだよ⁉︎」

「で私を皇帝代理兼最高司祭にした、と」

「そりゃあ、次を任せられるのはシェーラくらいしかいなかったからね。シェーラのこと、信用してるし」

「ならもっと早く決めればよかったじゃない」

「いやー、シェーラのためにも出来るだけ仕事を減らしとこうと思って…」

「そういうところよ。もう少し人を頼りなさい」

「ハハ、次があったら気をつけるよ。そういえば昔、ダンジョン攻略の時に皇帝を辞めたら話すって言ったことがあったよな」

「そんなこともあったわね。何?話してくれるの?」

「あぁ、皇帝を辞めてから少し経っちゃったけど、丁度いい機会だからな。…信じてもらえないかもしれけど、俺にはさ、実は前世の記憶があるんだ。まぁ、もう(マギの原作のこと以外)ほとんど覚えてないけどな」

「ふーん、そうだったの」

「あれ?反応薄くない?結構言うの緊張したんだよ?」

「だって、ユリウスはユリウスじゃない。たとえ前世の記憶があったとしても、私にとっては、それを含めてユリウスなのよ?」

「…ありがとな。そう言ってくれることも、今まで支えてくれたことも」

「ふふ、当たり前じゃない。あなたは私にとって特別な初めて選んだ人なのよ」

「本当にありがとな。…まぁ、なんでこんな話をしたのかって言うとさ、もしかしたら次も今世の記憶があるかもしれないからさ。もしよければ、待っていてくれないかな?」

「良いわよ、待っていてあげる。あなたが帰ってくるまで、この国を守ってあげる」

「ありがとな。…さっきから俺、ありがとうしか言ってないな」

「ふふ、そうね合言葉を決めましょう。もし姿が変わっていてもそれならわかるでしょ。そうね…『開けゴマ』なんてどうかしら?」

「ハハッ!いいな、それ!あぁ、もし来世も会うことができたら、その言葉を言うよ。まぁ、来世は皇帝とか貴族とかはもう勘弁だけどな。…そろそろみたいだ」

「そう…もう行ってしまうのね」

「そんな顔をするなよ。また会えるさ。またな、シェーラ…」

「またね、ユリウス…」

「あぁ…………愛して……いる…よ………シェーラ…」

あぁ、これが死ぬってことか…

 

 

 

 

…ハ⁉︎赤ちゃんプレイ⁉︎いやもうちょっと余韻に浸らせて⁉︎こちとら感動的な別れをしたばっかだよ⁉︎

 

 

 

───────────────────────

 

 

あぁ、これで4度目の転生か…

いやー、いろいろとあったね!皇帝になったり、商人になったり、職人になったり。まぁ、皇帝以外はそこまで凄かったわけじゃないからシェーラには会えなかったけど…

え?結婚したのか、だって?してないよ?いや、シェーラのことを愛してるのに、他の人と結婚とかするわけないじゃん。それに後継だって、商人のときは(経費削減のために)孤児とかを拾って育てて社員にしてたから、当主としての能力が1番高いやつに継がせたし、職人の時は普通に弟子に継がせたし。なんの問題もなかったからね!

まぁ、そんな感じでいろいろとあってけど、今世はどんな家に産まれたのかな?見た感じかなり高価なものが置いてあるし、まぁ間違いなく貴族だとは思うけど。

 

 

 

 

 

……え?ムー?

 

 

 

 




金属器は王が死ぬとダンジョンに帰るらしいけど、死んだとかの判断はどうやってしてるのかな?作者くん的には、おそらく王のルフで判断してるんじゃないかなと。で、そのルフっていうのは、その人の記憶とかそういうので区別されてて、一般人は大いなる流れ(ルフ?)に帰った時に記憶とかが他の人と混ざるとか消えるとかして別物判定されるようになるから、ジンたちはダンジョンに帰るのかな?でも、ユリウスくんは特典でルフが直接他の人に宿るという設定なので、ジンたちは未だに剣とイヤリングに宿ってます。
つまり、シェーラさんはユリウスくんが記憶を持ってることをなんとなく察してる。

(言えない、金属器使いたいから無理矢理設定をひねり出したとか絶対に言えない!)
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