アズールレーン ―あの素晴らしい海をもう一度、です― 作:ブロックONE
アズールレーン二周年おめでとうございます。
そんなこんなで、アズレンSSを投稿させていただきます。
アズールレーン陣営に送り込まれた重桜の綾波…
あまりに楽しげなアズールレーン陣営に拍子抜けしつつ歩いていると…
(あの、このローブ取っても良い…です?)
いやちょっと勘弁してください…
(えー…これ暑すぎです…しかも今日猛暑日です…)
あとちょっとなので…
と…不満を漏らしつつ歩いていると、そこにジャベリンとラフィーとユニコーンが。彼女たちは、まさか綾波がレッドアクシズからやってきた艦船だとは知らずにフレンドリーに話し掛けてきた。
「私、ジャベリンですっ」
「ラフィー」
「ユニコーン」
「お名前 聞いても良い?」
「えっと…」
(困りました。これ絶対に名乗ったらゲームオーバー…です!タイムパラドックスです…!!)
そこで綾波はどうしようかと考えた。
\ジャン ジャン ジャン ジャンッ/
おっといけない…と、綾波はスマホを落とした。水に濁す作戦だ。気を反らすのはこう言うときの常套手段。ここでさっと拾ってごめんなさいしてトンズラすれば、上手く行ける。そう考えた。
しかもイヤホンが外れ、大音量のダンシングでヒーローな曲が流れ出した。
すると、その直後三人は踊り出す。
「!?」
綾波は突然踊り出した三人から目線が送られた。一緒に踊ろう!と。
(え………ま、まぁ良いです、鬼神のダンシングヒーローを見るのです!)
そして踊るが、そこで思わず綾波が前に出て魚雷をマイクに…
「ないしてるよなんて~♪…」
スパァン!!
突然三人から頭をスリッパで叩かれる綾波。
「歌詞がちがうよー!!」
「…『ないしてる』じゃなくて…『あいしてる』…」
「…っ…っ…」
ユニコーンは腹を抱えて笑ってしまっている。
「そう聞こえるのです。というか、一体どこからスリッパを取り出したです…?」
頭を押さえつつスマホを取る
「ブリっちゃん、音ッ!」
ジャベリンが画面外に隠れていた汎用型ブリに音楽を流すように指示を促すと、再び音楽を再生し、四名は踊る。
「あいしてるよなんて~」
「お?いいよいいよ!」
「さそっても、くれないぃ~」
「…そうそうそうそう…」
「真夜中の…メリィゴゥランッ!」
「えいっ」
ユニコーンの容赦ないスリッパ攻撃が綾波に炸裂。
「何よメリーゴーランドって~!!」
「…歌詞の順番が違う。よくない…」
「…っ…っ…!」
ジャベリンとラフィーが突っ込む。
その場にしゃがみこんで笑いを堪えるユニコーン。顔は真っ赤である。
「そ、そういう風に聞こえるのです~!!」
このやり取りはこの後30分近く続いたそうである。
………………………………………………
「唐突なるオギノメヨウコ作戦は成功ね…」
「何だその歌手の人みたいな作戦名は…」
綾波たちのいる島から離れた沖にて。重桜の一航戦の赤城と加賀が静かに見据えていた。
すると突然音楽が鳴った。
すると赤城の隣で座っていた加賀が突然立ち上がり…
「そいつ(指揮官)の前では女の子~ つーんとおすまし それはだぁれ? それは秘密 秘密 秘密 秘密のカッガちゃん♪」
その時、歴史は動いた。
それは後に『運命の五分間(の沈黙)』と後世に伝えられたという…
最後のところ、 中の人ボイスで脳内再生余裕だった方、これを見てレア艦ドロップした方は是非ご感想やご投票をお願い致します(マテ
by筆者
突然ですが、『中身がおばちゃん1号のベルファスト』と、『中身がベルファストのおばちゃん1号』、どっちが良い?(今後のお話に関わる予定)
-
どっちもやだよ、おう。
-
えぇ…(困惑)
-
中身がベルファストのおばちゃん1号。
-
中身がおばちゃん1号のベルファスト。
-
いやー(この中で選ぶのは)キツいっす(素)