アズールレーン ―あの素晴らしい海をもう一度、です―   作:ブロックONE

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今日は演習やってて閃いたお話です。


AZLEN RECON…?です。

母港:大講堂。

 

 

 

「ええ、今回の演習についてなのだが…お前たち…」

 

 

 

この日は演習があり、今ではそれが終了し、反省会のためここ大講堂に参加していたKAN-SENたちが集められていた。

 

 

 

「この報告書にある戦い方について、説明を乞いたいのだが…」

 

 

 

教官兼監督官役の高雄は、参加者の演習中での行動に困惑していた。

 

そう、今回の演習は対セイレーンを兼ねているのだが、どうやらその時のKAN-SENたちの行動に問題があったためだ。

 

 

 

 

「む?演習が終わったのではなかったのか?」

 

 

たまたま講堂を訪れていた加賀が教室に訪ねてきた。

 

 

「ああ加賀さん…先程の演習の反省会で…」

 

 

「ほう?先程そちらを眺めてたら面白いものが見れたからな。良いだろう…私も反省会とやらに参加させてもらうとしよう」

 

 

 

ああ、やはりこっそりと見ていたのか…と高雄は呆れてしまった。

 

 

 

「何れにせよ、自陣の結果は何れ自陣に知れ渡ることだ。面白いものならば、我々もそこから共有された情報から実践させられることもあるだろうしな………すまないが、この椅子と席を借りるぞ?」

 

 

 

加賀は皆がよく見える位置の席に移動した。

 

 

「…続けてくれ」

 

 

「はぁ…では…君から」

 

 

 

………………………………

 

 

【証言者:駆逐艦A】

 

◼◼◼◼時になり、演習開始。

 

輪形陣で移動開始。

 

 

軽空母Sに偵察機を飛ばしてもらい、攻撃目標を索敵。

 

 

「事前に観測機を飛ばしたか、赤城もよくやってる」

 

 

攻撃目標役のKAN-SENに位置を気付かれぬ様に接近…です

 

「ん?気付かれぬ様に?」

 

 

「ちょっと待て!気付かれぬようにと言っても、艤装にはレーダーがあるんだぞ?それをどうやって潜り抜けた!?」

「詳細kwsk」

 

「加賀さん…」

 

 

相手の死角を突いたのです。今回の演習は襲撃でしたから。相手を観察しつつ移動。怠けたところをズドン!です

 

 

 

 

 

「怠けだと?具体的に相手はどうしていた?正直に話してくれるか?」

 

 

 

談笑してたです。きっと演技かなと思ったのです。

 

 

 

 

 

「ほほう……まぁセイレーンにもそんなのを見かけることあるぞ?この前量産型を発見した際に、その裏側でなんか薄い本を読んでた呑気な奴がいてな。姉さ…赤城に話すも、中々信じてもらえなかったが……」

 

「あまりにレアケース過ぎる…加賀さん…そのセイレーンは…」

 

「無論討ち倒したぞ。因みに読んでいた本がまた凄いんだ…何でも男とおと…イカンイカン、この時間帯でその話しをするとまずいことになるな…」

 

 

「にしてもだ、最後のシンクショットって…何だこれは…?」

 

 

ああ、それは倒す際に皆でタイミング合わせて狙って撃ったです。そうしてまとめて倒せば見つかることはないと判断したからです。倒せなくても、追い討ちを掛けられますので。

 

 

そこで倒して、状況終了……

 

……………………………

 

「そ、そうか…」

 

「この前、ユニオンのロング・アイランドから聞いたな…『シンクショットで同時に敵兵士を倒せば発見されるリスクが少ないのー』と…」

 

「加賀さん、それもしかしなくてもゲームネタの様な気が…」

 

「そうだが?ユニオンの方で作られたTPSでな。……もしや高雄、お前ゲームやらないのか!?」

 

 

「生憎…拙者は造詣が無く…あんまり…じゃなくてだ!ここは反省会だ!ゲームネタは終わってからにしろ!何より拙者がおいてけぼりだ!」

 

「まぁそう拗ねるな…」

 

「拗ねてるんじゃない!どう考えてもゲームの知識を持ってこられたら困惑してしまうだろう!?」

 

「まぁ、お茶の間パーフェクトフリーズばりに気まずくなるよな。一瞬」

 

「しかし…まぁ…判断した上でそういう対処したともあると判断し…こう助言しておく…一発で倒せるように命中制度を上げること!これにて反省会は終了だ。」

 

 

 

 

 

 

…After…

 

 

 

 

 

「いらっしゃいませにゃ!あれ?どうしたのにゃ?」

 

「これ…置いてるか?」

 

「あるにゃ。ハードはあるかにゃ?」

 

「ハード?」

 

「ゲーム機のことにゃ」

 

 

 

 

 

とある重巡洋艦のKAN-SENがゲーム機とシンクショットが出来る例のTPSゲームのソフトを購入したとかなんとか…。

 

 




閲覧ありがとうございました。

ただ加賀さんを狂言回しっぽくしたかった…

だいたい幽霊さんのせい…?



もしこれを読んだ後に幽霊さんとゲームしたくなってきたお方、そして高雄さんと加賀さんが好きになったお方は、お気に入り登録や感想、投票をよろしくお願いいたしますm(_ _)m


またネタが出来たら同じ時間に投稿すると思いますので、ごゆるりとお待ちくださいませ……


by筆者

突然ですが、『中身がおばちゃん1号のベルファスト』と、『中身がベルファストのおばちゃん1号』、どっちが良い?(今後のお話に関わる予定)

  • どっちもやだよ、おう。
  • えぇ…(困惑)
  • 中身がベルファストのおばちゃん1号。
  • 中身がおばちゃん1号のベルファスト。
  • いやー(この中で選ぶのは)キツいっす(素)

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