アズールレーン ―あの素晴らしい海をもう一度、です―   作:ブロックONE

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ぬるぬる剣道の後。


綾波たちは次の授業へ。



見所:教室が犯行現場に…?


笑ってはいけないアズールレーン24時 part3.5

連帯責任で全員ケツシバきの後………

 

 

通路の植木には…

 

 

「あれ、エンタープライズ…」

 

ラフィーは植木を指す。

 

 

「イーグルちゃんも一緒、です…」

 

 

茶色い全身タイツ+顔を塗ってるエンタープライズ

 

 

「イーグルちゃんの首になにか掛かってるよ…カードがくっついてる…」

 

「『剥製 えんたーぷらいず』って書いてあるです…」

 

「バリバリ生きてますよ…!?」

 

「エンタープライズ、達筆…」

 

 

すると、イーグルちゃんは首を動かし、エンタープライズの頭をクチバシでつつく

 

「いっ!!?やめっ…イーグルちゃんやめてっ」

 

 

「「「ブフォッ」」」

 

 

 

 

 

 

『綾瀬、ラフィー、ニーミ。アウトー!』

 

 

 

ジャベリンは難を逃れた。

 

 

 

ケツシバきの後……取り合えず通り過ぎる。

 

 

 

「エンタープライズさん地味にシュールなことしてきますです…」

「普段のキャラからしてもう草生える」

 

 

 

かくして次の授業のために教室へ。

 

 

 

 

「遅かったな?」

 

 

アークロイヤルが教壇に立っていた。この時点で不穏な空気が立ち込めていたのは最早言うまでもない。

 

 

 

(どうしよう…)

(このままばっくれちゃうです?)

(不良行為は流石にラフィーも草)

(そこは憲兵呼んでおきましょうよ!?)

 

 

「んふふ……遠慮はいらないぞぉ?」

 

 

声が上擦る。

 

 

「アークロイヤルさん、時間巻いてる、です…」

 

すると時計を見るアークロイヤル。

 

 

「え?あ!本当だ…私としたことがついフライングを…!?…ぬふふ…」

 

 

「「フフッ―――」」

 

 

『綾波、ジャベリン、アウトー!』

 

 

「笑い声がヤバイ、です…」

「テンション上がってますね…いつもより声が上擦ってるもん…」

 

 

 

 

かくして、『アークロイヤルの艦種が違えどもこれだけ知っておきたい!よく分かる空母講座』が始まった。よく見ると、高雄たちはおらず、代わりに駆逐艦たちが揃っていた。

 

 

(授業監修(一部):アマゾン)

 

 

(タイトルは割と真面目、です…?)

 

(この頃、空母の皆さんも頑張ってますものね…足並みを揃えるためにもというのは頷けますが…)

 

 

「さあ、それではテキストの32ページを開いてくれ」

 

 

その内容はやはり難解であった。

 

 

「分からないことがあれば、ぐふふ…遠慮はァ…要らないぞォ…?ぬふっ」

 

 

(アークロイヤルさんの目付きが色々とヤバイ、です…!)

 

 

 

 

 

(ア)テンション↑↑

 

 

 

 

 

 

(どうしよう…退路を確保しようとして教科書ぜんっぜん読めてないんですけど私…!?)

(ジャベリン、それ私もです…!)

(警戒解けなくて草生えそう…)

 

 

「さあ…!どこだ?お姉さんが…じっくりぃ…」

 

 

本能の赴くままアークロイヤルが接近してきた。ボディタッチをしようとするアークロイヤル。何故か手袋を外しており、その感触は汗でぬめっとしている。他の駆逐艦たちはどこか嫌そうである。

 

 

すると、今度は綾波たちの方へやって来た。

 

 

そう、これは笑いの刺客としてのアークロイヤルの罠であった。

 

 

「嘘っ…こっちに来た…!」

「なんか見境なくなってるのです…!?」

「白昼堂々の犯行は草」

「だめだこりゃ…もう食われますよこれ…!」

 

 

 

 

 

諦めかけたその時…

 

 

 

 

 

 

 

『アークロイヤル、逮捕ー』

 

 

 

 

「え!?なに?なにこれ…あっ」

 

 

狼狽えるアークロイヤル。

すると、饅頭たちが押し寄せ手錠を掛けられ、連行されていった。

 

 

「ま、待てー!私はっYES駆逐艦NOタッチだぁ~!」

 

綾波たち四名は最早展開に着いていけていないが、笑ってしまっていた。

 

 

 

 

すると…

 

 

 

 

「はいっ…えー授業を始めます…」

 

金○先生の装いを真似たエンタープライズが入れ替わる登場した。髪を耳に掛ける仕草。

 

「はい、私、坂本エン八と申します――アークロイヤル先生は…諸事情につき早退しまして~」

 

 

綾波たちは思わず再度笑ってしまったとさ。

 

 

 

 

『全員、アウトー!』

 

 

 

ケツシバき。

 

 

「さて、空母という字は…」

 

 

 

エンタープライズはチョークを持ち、黒板に何かを書き込んだ。

 

 

 

 

 

「"そらママ(空 母)"と書いて…」

 

 

「フフッ…」

「っ…!」

 

 

 

『綾波、ジャベリン、アウトー!』

 

 

「いったた…そらママって…『ときのそら』さんのことですよね…?」

「うう…ミオママ(大神ミオ)も忘れないであげね、です…」

 

 

 

「っ…」

「ンフッ…」

 

『ニーミ、ラフィー、アウトー!』

 

 

 

「つられた」

「確かに、そちらもママですね、ええ…」

 

 

 

 

………

 

授業は終わり…部屋に戻る。

 

 

「あれ?教科書の真ん中…なんか挟まって…ふふっ…!」

 

『ジャベリン、アウトー!』

 

 

 

「えー!やだもー!wwいだっ…」

 

 

 

 

「ジャベリン、どうしたです?」

 

 

ジャベリンは笑ってしまった原因を見せた。

 

 

「教科書に…あ!」

 

「アークロイヤルのブロマイド…」

 

よく見ると、他の皆の教科書にもあった。

 

「裏にもなにか…ん?連絡先みたいなの書いてますよ?」

 

ニーミはブロマイドを裏返す。そこにはアークロイヤルの連絡先が記されていた。

 

「え、これガチな奴、です?」

 

 

 

"分からないことがあれば、個別レッスンを承るぞ! byアークロイヤル TEL ○○○―△△△△―□□□□"

 

 

 

「そこは普通に名刺にしておけば良いと思うのですが…」

 

「むしろスパムみたいになってて、ラフィー草生えそうになった…」

 

 

 

 

 

To be continued…




閲覧有難うございます。


安定のアークロイヤル(˘ω˘)

エン八先生ネタは今回限定です。


では、次のお話で。

by筆者

『あの海』においてのKAN-SENたちの印象は?

  • 女芸人
  • 可愛いKAN-SENたち

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