アズールレーン ―あの素晴らしい海をもう一度、です― 作:ブロックONE
(戦争は何時の世も変わらない……そうさ………)
「「叩いて被ってジャンケンポン!!」」
「せいっ!」
「おっと!アッハッハッ!」
前回、ピュリファイアーとの戦闘が始まり一時間ほど経過。流石にバテてしまいかけていた矢先、埒が明かないためこれで決着を付けようと提案し、ピュリファイアーも何故か二つ返事でオーケーした。
そんなんで良いのかは疑問ではあるものの、ここでおちおち引き下がる訳にもいかない。
エンタープライズはジャンケンで勝利しピコハンをピュリファイアーの脳天に降り下ろすが、その前に素早くヘルメットを装着して防がれてしまった。防ぎきったピュリファイアーは反応が遅かった彼女を嘲笑う。
(かくなる上はっ)
エンタープライズは覚悟を決めた。
「よーし!次いくぞ!せーのっ」
ピュリファイアーが音頭を取る。
「叩いて被ってジャンケンポ…がはあっ!?」
手を出す前に弓矢を取りピュリファイアーに射った。
「え?何!?何今の段取りにあった…?」
「戦いとは無情だな…」
帽子を深くかぶり一言。
「無情どころか反則だろ今のぉ!?ジャンケンする前に手ェ出しやがったよこの人!!?」
ピュリファイアーの発言の後、笑いを堪えるエンタープライズ。
が、砲火の音が響き、エンタープライズはピュリファイアーそっちのけで向かっていった。
………一方。
「天城さん、もう止めましょう!貴女はもう包囲されている!これじゃあもう愉快犯です!!」
オロチの船上では、加賀が天城相手にネゴシエートをし始めた。それもそのはず、アズールレーンとレッドアクシズの両陣営の艦船たち揃い出していた。
「えーこちらレッドアクシズ署ー…現在~」
「柳沢○吾かしら…それ…」
虚ろな目ながらも赤城は加賀の突然なる警察無線ネタに反応している。
「今このネタ知ってる指揮官様ってどれ程居るのでしょうねぇ…まぁいいですわ…オギノメヨウコ作戦は最終段階に…さあご覧あれ!」
すると、甲板が展開され、飛翔体らしき大きなものが飛び出した
「え、なにこれ…」
「これは…Missileよ…と言ってもその先駆け。戦争の概念…」
「ん?み、味噌…?」
「Missile.Ok?」
「お、おk…www」
(めちゃめちゃネイティブね、天城姉様…)
天城の発音が凄い。
「その…オロチにVLS着いてるなら我々にもつけてくださいよ!航空優勢取りにくいったらないんですから!」
メタな事言う加賀。
「ん?…VL…S?なんですのそれ…?」
天城はVLSまでは知らなかったそうである。
サイズ的にはICBMにも思える。
それはあまりのデカさのために、海上にいる他の艦船たちにも見えていた。
「フリッツXかしら?」
オイゲンは自国で見た無線誘導兵器に近いと感じてその名を呟く。
「いやいや、フリッツXにしたってあんなでかいわけないでしょ!?」
ヒッパーが突っ込んだ。
「やっぱり重桜って面妖で変態ね…」
「おい!聞こえてるぞ!少なくとも重桜は皆が皆変態じゃない!変態じゃないからな!」
夕立が反応する。
その場に突っ込める位置にいたのは夕立だけであった。
これで誰も突っ込まなかった場合、沈黙は肯定として変態を認めてしまうことになる。
「まぁとりあえずぶっぱなしますわね?狙って~………」
天城がミサイルに向けて声を掛けると点火される
「え、なにこれ盛大だなオイ!?」
BGMも盛大になり。
「……ポン☆」
の可愛らしい掛け声で赤いミサイルはオロチから飛び立った。
(うわきっつ…)
背筋がゾクリとする加賀。
なによりも…
(あっ…天城姉様…ご勘弁を…)
天城からもっとも手前赤城も苦笑いしつつも、恥ずかしさで火を吹きそうである。
なによりもレパルスが一番の被害者である。
「堂々パクられちゃったよ…」
「そう言う問題…?」
となりにいたレナウンはそう訊ねた。
それはピュリファイアーとのバトル中のエンタープライズの方でも確認できた
ピュリファイアーはエンタープライズを追い、先ほどの不正はノーカウントとして再戦を挑まれる。
「叩いて被って…あれ?」
「アハハッ!たーまやー!かーにやー!」
「それを言うなら…」
「え?」
「鍵屋だぁっ!!」
とツッコミ様にピュリファイアーの上半身に弓を引き、爆発が起こった。
ピュリファイアーは天高く吹っ飛んだ。
むしろ放たれたものから火の海を走馬灯の様に想像したエンタープライズは…
「えーっとー…取り合えず艦載機召喚!あれにおいつけー!」
追い掛ける。しかし…
「あっつぅ!!?」
ジェットノズルの凄まじい高温がエンタープライズに襲い掛かる。
「ダメだこりゃっ…あ、これだめだ、火傷しちゃう…わりと洒落にならないぞ?…よし!」
ここで決めなければカッコが付かない。何故か覚醒して目覚めたパワーから、飛行機を八艘飛びが如く飛び越え先回りし…
「フルパワッ!!!」
そして弓を引いて放った。距離故に命中ミサイルは分離後の再加速前に破壊された。
そして、それを天城は見越していたのか、もう一発撃とうとするが両陣営の砲撃でそれどころではなくなっていた。エンタープライズはこんなのを何度も撃たれたら大変なのでオロチへと向かった。
「いっつ…変なところねじっちゃった…」
一方、綾波たちが向かうも、加賀が立ち塞がっていた。
「加賀さん、赤城さんたちも同様に既に包囲されてるです!!観念するのです!」
加賀は構えるも…
「よし、行くが良いっ」
ひとつ返事で道を開ける。その場にいる皆をずっこけさせる。何故かボケた側の加賀も一緒に。
「ちょっとお姉ちゃん意味がわからないわ…」
「しかも、加賀先輩までコケちゃったよ…?」
「企画違うけど……ぬうううん!!」
「きゃっちょっと!」
「おい愚妹っ」
バシッと加賀の後頭部を弓でひっぱたくエンタープライズ。
「
!?」
「馴染みある方が良いと思った。反省はしている___」
「エンタープライズ…」
「エンタープライズさん!」
ラフィーとジャベリンがその名を呼ぶ。
そして…
「台詞のせいか地味に締まらないのです…!!」
「そ、それは言いっ子無しにてくれ…」
役者は揃った。
そして、一斉に攻撃してオロチの防御フィールドは薄まり、ダメージを蓄積していった。エンタープライズは一人フィールドの穴から入り込んでいった…。
「後半へ続く…でsぬふっ…!?…え?」
オチも無いので綾波が口走るが、笑いを堪えるジャベリンの槍に脇腹を突っつかれた。
「そこまでにしようね~綾波ちゃ~ん?」
「ごめんなさいです……い、今、めっちゃ刺さったです…おわっ!?」
To be continued...
閲覧ありがとうございました。
グダる前に無理矢理一旦ストップさせるスタイル。
そんなこんなで、ジョークを言った後にジャベリンに槍で脇を突っつかれてみたい指揮官様がもしいらっしゃいましたら、是非ともお気に入り登録やご感想、ご投票をお願い致します(何
では次のお話で。
by筆者
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